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それでも世界は美しい15巻78話のネタバレ感想

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花とゆめ2016年15号のそれでも世界は美しい78話のあらすじと感想です♪

78話はおそらくコミック15巻に収録されると思います。

それでも世界は美しい15巻78話のあらすじ【ネタバレ注意】

施設

迷宮の底に落ちてしまったバルドウィンとカラ。底には水が溜まっていて助かったものの、服が濡れ凍えそうになります。とりあえずカラの空気を読む力を頼りに、出口を目指すことに。

しばらく迷宮を登っていくと、大規模な施設が現れます。中には廃材や火打ち石もあり、ここで服を乾かすことにします。

火を囲み何でもない話をする二人。バルドウィンは、あの時以来カラに苦手意識を持っていたものの、こうしていると意外と普通に話せることに気づきます。

「バルドさんやっと正面から目を見て話してくれたね」
「この前はごめん」

カラが急に真剣な表情になり謝りだします。

「私 確かに独善的だったよ」
「きちんと謝りたかったんだけど」
「なかなか機会なくてさ」

カラも、ずっとあのことを気にしてくれていたのかと意外に感じるバルドウィン。

するとカラにつられるように、バルドウィンも普段は人に話さないような本音が溢れてきます。

「オレは迷宮って好きなんだ」
「暗くて出口もなくて」
「でも思い出に浸ってていいんだって許されてるみたいで」
「ほっとする」

寂しそうにつぶやくバルドウィンを、カラは真っ直ぐな瞳で見つめます。

「割り切れない事があるの?」

カラの言葉にハッと我に返るバルドウィン。服も乾き、あわてて再出発することにします。

遺跡

しばらく行くと今度は遺跡が見えてきます。すると遺跡好きなカラが、興味津々で駆け寄っていきます。

「カラちゃん上・・・っ」

遺跡に夢中になっているカラの頭上に、大きな石が落ちてきそうなことに気づくバルドウィン。サッと走りだし、ギリギリでカラを救います。

しかし、カラを助けた拍子に足をくじいてしまい、歩くと足が痛み出すバルドウィン。心配するカラを強引に説得し、カラにひとりで助けを呼びに行ってもらうことにします。

「半刻で戻ってみせるからっ」

そう言い残し、走っていくカラ。バルドウィンは、カラの前では強がったものの、いざひとりになるとメチャクチャ心細くなってしまいます。とりあえず、その場に寝っ転がり体を休めることに。

ウトウトしんがら、シーラのことを思い浮かべるバルドウィン。すると、本当にシーラの気配を感じてきます。

(あれ?)
(シーラ?)
(本当に来てくれた?)
(いいよ)
(連れていって)

シーラに向かって手を伸ばすバルドウィン。そして、シーラの手をしっかりと握りしめますが、何か違和感を感じてしまいます。

「シ・・・シーラの指にしちゃ短い・・・」

「短くて悪かったな」

そこに居たのはカラ。一度は上へ向かったものの、結局戻ってきてしまったようです。

帰り道

バルドウィンを肩に担ぎ、歩き出すカラ。バルドウィンは再度 自分を置いて行くように説得しますが、カラは今度は言うことを聞きません。

「こんなに暗くて」
「寂しい所ひとりで置いて行きたくないの」
「だってバルドさん暗闇にひとりでいるとオバケみたいなんだもの」
「目を離したくないの」
「消えちゃいそうで」

カラの言葉聞いていると、なぜか初めてシーラに会った時の光景が蘇ってくるバルドウィン。

暗い森の中から、シーラがバルドウィンの手を引き歩いていきます。子供のように手を引かれ恥ずかしがるバルドウィンに、シーラが謝ります。

「だってお前暗がりにいると本当に幽霊みたいで」
「どこかに連れて行かれそうで」
「目が離せない」

バルドウィンは、その時のシーラとカラの言葉がかぶります。

「カラちゃん!!」
「君 何!?」
「もしかして」
「生まれ変わり?」

「何のだよ」

急におかしなことを言い出すバルドウィンに、ツッコミを入れるカラ。しかし、その人がバルドウィンの”割り切れない事”なのだとピンときます。

そして、カラがそれを訊ねると・・・

「うん」
「そう」
「とても好きだった人」
「今でも」

あっさりと認めるバルドウィン。バルドウィンは自分でも意外に感じます。

カラの反応は・・・

シーラと悲しい別れ方をして、周りはドンドン気持ちの整理をつけていくのに、自分だけが取り残されたように忘れられないことを打ち明けるバルドウィン。

「うん」
「それはもう」
「仕方ないね」
「もう仕方ないよそれ」
「諦めるのを諦めようよ」

「へ・・・?」とキョトンとなるバルドウィン。カラこそ、あの”迷いの無さ”で、忘れろと完膚なきまでに自分を叩きのめすと思っていたバルドウィンは、驚いてしまいます。

決着の付け方は人それぞれ、バルドウィンはバルドウィンなりのやり方でたどり着くしかないというカラ。

それを聞きスーッと心が軽くなるのを感じるバルドウィン。カラにお礼を言い、再び出口へ向かって歩き出します。

「それから」
「もうひとつ」
「オレもあの時はごめん」
「君は冷たい人間なんかじゃなかった」

「ありがとうっ」

バルドウィンの言葉に、カラがニッコリと微笑みます。