暁のヨナ26巻148話のネタバレ感想
花とゆめ2017年20号の暁のヨナ148話のあらすじと感想です♪
148話はおそらくコミック26巻に収録されると思います。
暁のヨナ26巻148話のあらすじ【ネタバレ注意】
風の部族領
天幕の中で、スウォンがやって来たことを知るヨタカ。コウレン姫へ知らせに行こうとしたのか、真国へ向かおうとしますが、高華国の兵士に間者だと勘違いされ、捕まってしまいます。
そのままヨタカは、スウォンの前に引きずり出されます。
「憎たらしいな・・・」
「悪鬼の息子は」
「もっと見にくい顔をしているのだと思っていた・・・」
憎々しげにスウォンを睨みつけるヨタカ。そんなヨタカの無礼な態度に怒り、兵士がヨタカに斬りかかりますが・・・
「待て!」
「そいつは怪我人でうちで保護したんだ」
「間者じゃない」
「軽率だったのはお詫びする」
「ただ助けた以上」
「この場で斬って捨てるのは風の部族の仁義に外れる」
テウが兵士を制止し、経緯を説明。自分をかばうテウの言葉に、ヨタカは戸惑いの表情を浮かべます。
もともとスウォンにもヨタカを斬るつもりなどなく、そのままヨタカは解放されることに。その場で斬り捨てられる覚悟をしていたヨタカは目を丸くします。
テウとヨタカ
ヨタカに肩を貸し、真国へと送って行くテウ。
「なぜ・・・ここまでする・・・?」
「言ったろ」
「助けたんなら中途半端は嫌なんだ」
「単なる性分だよ」
ヨタカは、前の戦で生首をかかげるユホンの姿を思い浮かべます。
(高華国には)
(鬼が住んでいると思ってた)
ヨタカを野営地へと送り届け、テウが高華国へと引き返そうとしていると、ヨタカが呼び止めます。
「おい」
「風の部族の将軍」
「ありがとう」
ヨタカはまだ少しだけ戸惑いながらも、スッキリとした表情を浮かべます。
(ネグロよ)
(俺たちはもっと早くに)
(もっとたくさんのことを知るべきだったのかもしれない・・・)
真国 野営地
テウと別れると、ヨタカは野営地の喧騒に気づきます。そこではコウレン姫を必死に守りながら、ミザリが必死に戦っています。
動かぬ身体を無理やり動かし、ミザリのもとへと向かうヨタカ。
「ミザリよくやった」
「ヨタカ先輩?」
「誉められるの初めてです・・・」
ヨタカの言葉に、ミザリは信じられないといった表情に。
「コウレン殿下」
「スウォン王が国境にてお待ちです」
「どのような決断がくだされても」
「私はそれに従います」
晴れ晴れとした表情で、そう伝えるヨタカ。その顔を見て、まだスウォンを信じていいか迷っていたコウレンも覚悟を決めます。
「ミザリ!」
「ヨタカ!」
「高華国王のもとへ行く!」
「私に続け!!」
自ら剣を持ち、反戦派の兵士達を打ち払いながら、高華国へと向かうコウレン姫。そして、コウレン姫の後にヨタカやヴォルド達も続きます。
「ちょっ」
「ちょい待て」
「待て待て」
「ひいっ」
近づいてくるコウレン姫に、オロオロと怯えるゴビ神官。そんなゴビ神官を、コウレン姫が切り捨てようとした瞬間・・・
兵士が、コウレン姫の背中を斬りつけます。
暁のヨナ26巻148話の感想【ネタバレ注意】
今回はテウがめっちゃカッコよかったです♪ 下手をしたら自分が不利な立場になってしまうのに、毅然とした態度でヨタカをかばう姿に惚れ惚れとしました。
テウは「ハク様ハク様」と、ハクに子供みたいに懐いている姿ばかりが思い浮かびますけど、部族長として立派に成長しているなあと思いました。「地位が人を育てる」ってよく言いますけど、まさにそんな感じですね。
そんなテウのおかげで、ヨタカの高華国に対する悪いイメージが払拭されてよかったです。
ヨタカの「高華国には鬼が住んでいると思ってた」って言葉は一見大げさに思えますけど、情報を得る手段がほとんどなかった時代では、実際そんなものだったのかもしれません。現代ですら、そういうイメージがもとで戦争やテロが頻発してますし。
きっと歴史や文化が違う者同士が手を取り合うのは並大抵のことではないのだと思います。せっかく そのキッカケをテウが作ってくれて、うまく行くかと思ったのに、最後にコウレン姫が斬られてしまいました(-_-;)
コウレン姫が無事なのかすごい心配です。でも、テウのためにも何としてでも今回の会談を成功に導いて欲しいなあと思います。