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透明なゆりかご4巻12話のネタバレ感想

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ハツキス2016年5月号の透明なゆりかご12話のあらすじです♪

12話はおそらくコミック4巻に収録だと思います。

透明なゆりかご4巻12話のあらすじ【ネタバレ注意】

クリニック

この日はクリニックでバイト中の☓華。

「えー?」
「鍋バーまだ生きてたんだ?」

鍋バーというのは☓華が通う学校のそばに住む一人暮らしのおばあさん。通称鍋バー。いつも通学中の生徒たちに、足を出すな、腰を冷やすななどと怒鳴り散らしている名物婆さんです。

「鍋谷さんのこと?」
「あの人元助産師なのよ」

先輩と☓華の話に、師長さんまで加わってきます。なんと元助産婦で、師長さんも研修時代にお世話になったとのこと。

ああ見えて、鍋バーはお産で一度も死産がなく、ゴッドハンドと有名だったそうです。

下校中

ある日の下校中、☓華が鍋バーの家の前を通ると、風で下着が飛んできます。しょうがなく拾い集めて、玄関に置いておこうとしていると・・・

「ドロボー!!」

鍋バーが怒鳴ってきます。どうにか誤解を解くと、家に上がれという鍋バー。

☓華が鍋バーが元助産婦だったと聞いたことを伝えると・・・

「この手を見な」

と、鍋バーがとても小さな手を差し出します。

昔は、手が小さい人しか助産師になれなかったという鍋バー。赤ちゃんが出にくい時に、中に手を入れ頭をヘチマのように細くして出していたそうです。

そして、今度は一週間かけて頭を元に戻していたと聞いて、驚愕する☓華。今とはあまりにもかけ離れた、鍋バーの助産師時代の話が面白く、それから☓華は暇を見つけては鍋バーの家に行くようになります。

後日

ある日、鍋バーが牛小屋で取り上げた時のことを話してくれます。

旦那が夜逃げして、もう誰かに迷惑をかけるのが嫌で、ひとり牛小屋で唸っている妊婦さん。近所の人が気づいて、鍋バーを呼びに来た時には、もう疲れ果てて心音も弱くなっています。

「・・・もういいです・・・」
「・・・疲れました・・・」
「それならいっそのことこの子と一緒に・・・」

すでに諦めかけている妊婦さんに、鍋バーが怒鳴ります。

「何寝ぼけたこと言ってんだい!!」
「あんたは良くてもこの子は今生きようとしてるんだよ!!」
「この子にはあんたしかいないんだよ!!」

ムリヤリ妊婦さんに気合を入れ、馬乗りになってどうにか赤ちゃんを押し出すことに成功します。

助産師に憧れている☓華は、その話しを聞いて目を輝かせます。そんな☓華を、鍋バーがたしなめます。

寝る暇もなく、給料もあわず、万が一事故があれば人殺しとののしられるという鍋バー。しかも、近くの総合病院がとたん、鍋バーはお払い箱になってしまったそうです。

「みんなあんなに頼ってきたのに」
「今じゃすっかり忘れられてさ」
「何のかいもありゃしない」
「あとは寿命が来るまでまつだけさ」

悲しそうにつぶやく鍋バー。

鍋バーの生涯

それからしばらく、なぜか鍋バーが姿を見せなくなります。☓華が心配して訪ねていくと、温泉に旅行に行っていたとのこと。

ある日、岡田さんという人が鍋バーを訪ねてきます。

「ボク昔」
「牛小屋で取り上げてもらった子です」

なんと岡田さんはあの時、鍋バーが牛小屋で取り上げた子とのこと。昔から母から聞かされていて、お礼をしたいと思っていたものの、早くに母をなくし時間がかかったそうです。

そして、実家の旅館に招いてくれ、スイートルームに温泉、おいしい食事と最上級のおもてなしをしてもらったという鍋バー。

実は、鍋バーが助産師になったのは、昔まずしくて生まれたばかりの息子を死なせてしまったのがキッカケ。

「死なせるもんか」
「絶対に死なせない」

そう思いながら、ずっと仕事をしてきたそうです。子供を取り上げるたびに、息子に会えたような気分になれたもの、やはり人の子は人の子。自分が取り上げても、親に渡さなくてはなりません。

「フトそのことを思うと私は孤独で」
「この仕事に何の意味があるんだろうと考えたこともあった」
「岡田さんに会った時何だか」
「成長した息子が帰ってきてくれたような気がして」
「私の人生これでよかったんだと思えた」

そう言って鍋バーは涙ぐみます。

その後、岡田家と交流を深めていった鍋バーは、幸せなまま天寿をまっとうしたそうです。