LaLa2016年1月号の赤髪の白雪姫72話のあらすじと感想です♪
72話はおそらくコミック16巻に収録。
16巻の発売日は2016年7月ごろだと思います。
赤髪の白雪姫16巻72話のあらすじ【ネタバレ注意】
流行り風邪
季節は冬。毎年北の地で猛威をふるう流行り風の季節がやってきます。今年も一気に流行りだし、診療所へたくさんの人がやってきます。
薬もすぐに足りなくなり薬室へ次々に依頼が届きます。この薬は前に白雪が猛特訓していたもの。特訓してからは失敗することはなくなったものの、こんな時に駄目にしてしまったらと思うと急に緊張してきてしまいます。
固い表情で調合している白雪の様子に気づくリュウ。そんな白雪にリュウが以前師匠から教わったことを伝えます。
「どれだけ数があっても」
「薬の効果をあげろと言われてるわけじゃないんだから」
「いつもより少しだけ早く動くようにして」
「ひとつずつ正確に作りなさいって」
「そうしてれば薬室は問題ないって」
リュウのアドバイスに少し表情が和らぐ白雪。大量にやってくる仕事を確実に、そして着実にこなしていきます。
関所
激務でみんなヘトヘトになりながら仕事をこなす中、関所の治療士までもが風邪で倒れてしまい、白雪とリュウは関所へと駆り出されます。
関所でも忙しく仕事をこなしていく白雪たち。すると薬室へ兵士が飛び込んできて、門の方へ来てくれるよう頼まれます。しかし、薬室へ白雪の姿がないのに気づくと慌てて戻っていこうとする兵士。リュウは不思議な顔をして、患者であれば自分が診るように伝えますが・・・
「えっ」
「きみも診れるんですか?」
「薬を作る専門かと・・・」
兵士の言葉に唖然とするリュウ。
夜
その夜、城壁の上のリュウのもとへオビが歩いてきます。オビの警備の仕事が終わるのを待ち受けていた様子のリュウ。オビを見ると少し悲しそうな表情で、自分は薬は作れても人は診れないように見えるのか訊ねます。少し困った様子で、そういう役割分担だと思っていたと言うオビ。
そんなオビの答えに一応は納得はするものの、リュウはいずれ自分と白雪が別々の場所で働く時のことを思い浮かべます。
「おれは頼りなく見える薬剤師のままじゃ駄目だと思うんだ」
そこへ気まずそうに白雪がやってきます。二人のやり取りをちょうど聞いてしまった白雪。しかし、すぐに明るくリュウへ訊ねます。
「今 兵舎の方に呼ばれたんですが・・・」
「どちらが行きましょうか?」
一瞬、ホケーッとなってしまうリュウ。しかし、すぐに気を取り直し、思い切って答えます。
「・・・じゃあ」
「おれが診るから」
「白雪さんも来て欲しい」
ひと段落
翌日の夜、風邪でダウンしていた関所の治療士が回復。白雪はリリアスへ戻れることになりますが、もうクタクタの白雪とリュウはこの日は関所の部屋に泊まっていくことにします。
部屋でオビの仕事が終わるのを待っていた白雪。リュウはすでに爆睡中。そして、白雪も今夜はここへ泊まることをオビへ伝えるとすぐに熟睡してしまいます。
「お疲れ」
「薬剤師組」
またリリアスへ戻ってきた白雪たち。しばらくすると、よくやくリリアスの流行り風邪もひと段落つきます。関所へ行ってきたオビから、関所もいつも通りになっていたことを聞くと・・・
「冬に強い来たの薬剤師に一歩でも近づいてるといいですね」
「うん」
「オレも近づいたかも北の騎士に」
「制服も着たしね」
赤髪の白雪姫16巻72話の感想【ネタバレ注意】
今回は流行り風邪があったとはいえ、大きな事件やトラブルもなく薬剤師としては普段の日常という感じでしょうか。でも、個人的にはゾクゾクして、とても楽しく読めました♪
赤髪の白雪姫では、こういう普通の日々の描画こそ魅力的で面白いなあと感じます。白雪やリュウたちが日々ちょっとずつ成長していく姿が見れるのがとても楽しみなんですよね。そして、互いをさりげなくフォローし合う姿も、見ていて気持ちがいいです。
今回リュウは、自分が薬を作るだけの人間だと思われていたことに衝撃を受けてしまったようです。たぶん調合は才能や勉強でどうにかなるのかもしれませんが、診察は対人スキルが必要で経験がものをいうんじゃないかなと思います。年齢なんかも関係してくるかもしれません。
幼いリュウにはまだそれが不十分なのかもしれません。しかし、白雪のフォローがあったとはいえ、すぐに一歩踏み出せたのは立派ですね。私なら絶対に尻込みしてしまうと思います(笑)
白雪も早く確実に調合するスキルを身につけたようですし、みんなドンドン成長していきますね~ リリアス編があとどのくらい続くのか分かりませんが、ゼンのもとへ戻ってきた時どれだけ成長しているか楽しみです♪
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