LaLa2018年4月号の赤髪の白雪姫95話のあらすじと感想です♪
95話はおそらくコミック19巻に収録されると思います。
赤髪の白雪姫19巻95話のあらすじ【ネタバレ注意】
リリアス
リリアスへ戻ってきた白雪達。さっそく薬室へ帰還の報告へ行きます。
「戻りました!」
「鈴さん!」
薬室にいたのは鈴とユズリ。
2人は白雪とオビの帰還を喜ぶと、一緒にやって来たゼンに目をやります。
「あーーーっ?」
「だいぶ前に一回会ったっけ?」
「何人かで来てた王城の・・」
「王・・・」
「城」
「の・・・」
そう言いながら、何かを察する鈴。
「ゼン・ウィスタリアだ」
「俺の主だよ」
「「初めまして殿下」」
一緒にいたのが殿下だと分かり、2人は緊張した面持ちで挨拶します。
「・・・オビ君に主と呼ぶ人がいるのは知ってましたが」
「正確にはどういうご関係なのでしょうか?」
鈴に問われ、ゼンはチラリとオビへ目をやります。
「いくつかあるが・・・」
「風変わりで気が置けない友人だな」
友人という言葉に、鈴とユズリは目を丸くします。
街
薬室への挨拶を終えると、白雪とオビはゼンにリリアスを紹介して回ることに。
冬になり、街には雪が積もっています。行きつけの店を回ると、今度は3人ででっかい雪ダルマを作って遊びます。
一通り遊び終え、3人は夕食をとることに。すると、白雪が席を外した隙にゼンがオビに何かを耳打ちします。
「・・・ええ?」
「熱があるんですか?」
「いいですけどなんで薬もらうのにこっそりなんです」
ゼンは子供の時から風邪を引くたび、チヤホヤと面倒をみられ、それが苦手とのこと。
「まっ」
「そういうことなら貰ってきますよ」
「今日別れるまで隠し通せるといいですね」
夕食を終えると、観光用の天幕街へ寄ってから帰ることに。
「俺はちょっと馴染みの店寄ってくんで」
「2人でのんびり戻ってください」
気をつかったのか、オビは一人でどこかへ行ってしまいます。
(今度おごろう)
ゼンは心の中でそう決心しながら、オビを見送ります。
天幕
天幕街へとやってきた白雪とゼン。
たくさんある天幕の1つを借り切ることができるようで、早速2人で天幕へと入ります。
幻想的でキレイな天幕の中へと入ると、白雪はジッとゼンの顔を見つめます。
「ゼン」
「熱計ってもいい?」
「顔が少し赤いと思う」
「ほんとか?」
「着込み過ぎた気はするが」
ゼンは誤魔化そうとするとものの、問答無用で白雪はゼンのオデコに手をやります。
「・・・おまえ」
「手が冷たいぞ」
「手袋しておけ」
ゼンはなおも熱を誤魔化そうとしますが・・・
「・・・熱じゃないなら」
「キスをしよう」
そう言って、白雪はジーっとゼンの顔を見つめます。
「ははっ」
「ばれたな」
そう言って、ゴツンとオデコをくっつけるゼン。
「悪かった」
「一晩寝て様子見てればいいと思ったんだ」
「引き受けるよ」
「様子見るのは」
そう言いながら、楽しそうに笑い合うゼンと白雪。しかし、その言葉の意味することを考え、カーっと真っ赤になってしまいます。
2人がそのまま固まっていると、時間を知らせる鐘の音が聞こえてきます。
ハッと我に返り、ゼンと白雪はあわてて天幕を出ます。
翌朝、ベッドで目を覚ますゼン。すると、部屋へ白雪が入ってきます。
白雪の顔を見て、ゼンは一気に目が冷めます。
「あ」
「そうか」
「リリアスにいるんだったな」
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