LaLa2018年8月号の赤髪の白雪姫98話のあらすじと感想です♪
98話はおそらくコミック20巻に収録されると思います。
赤髪の白雪姫20巻98話のあらすじ【ネタバレ注意】
木々とオビ
ゼンとミツヒデはどこかへ行き、残った木々とオビは2人でお茶をすることに。いつもとは違うオビの服を見て、勘が鋭い木々はオビが女性を紹介されたことをズバリ言い当てます。
「縁談相手探す気なら」
「ハルカ公爵あたりに相談すれば?」
飲んでいたお茶をブフォッと吹き出すオビ。
「びっくりした」
「天と地がひっくり返って」
「巳早と肩組んで酒飲んだってそれだけはしませんて」
オビは少し何かを考え込むと、木々を見つめてニコリと微笑みます。
「・・・いや」
「と言いますか」
「オレの情は」
「お嬢さんのところにあるんで」
オビの言葉に、今度は自分が目を丸くする木々。
「・・・驚いた」
「オビがそれを話すとは思わなかった」
「ほら」
「木々嬢のこと聞いちゃいましたし」
「話すつもりじゃなかったでしょオレに」
木々はオビにというより、白雪とミツヒデが気まずくなるのを心配して、あの場で言うつもりはなかったようです。
互いに本音を晒した2人は、今後のことについて いつも以上に仲良さそうに話し続けます。
ゼンとミツヒデ
砦の外へ歩きながら、話しをするゼンとミツヒデ。ゼンが今後のことを尋ねると、ミツヒデはこのままずっと独り身でいると断言します。
「オレはゼン様を守るために生きていく」
「側にいても」
「守れないことだってある」
「死なせてしまうかもしれなかった」
そう言って、ヒドく思いつめた顔をするミツヒデ。ゼンは、セレグのことを思い出し、ハッとします。
(剣を奪われた時のことが)
(頭にとどまったままなのか)
ミツヒデの想いを痛いほど感じながらも、厳しい表情をするゼン。
「オレはこの先お前に守られるためだけには生きない」
「まだオレはお前がいないと」
「誰が味方であるかも何をすればいいかも分からんままだと思ってるか?」
「思ってるわけないだろう!」
「ゼン様を守ることは」
「オレが剣を持って始めてかけた誓いだ!」
ミツヒデはゼンに向かって絶叫。何を言われようが考えを変えるもつもりはないようです。
「勝手に」
「思いつめるなお前は!!」
ゼンは、ミツヒデの胸に思いっきり頭突きを食らわせます。
雪の上
「セレグの時みたいに」
「危険が及ぶ場所に出ていくことは謝る」
倒れて咳き込むミツヒデに向かって語りかけるゼン。
「が」
「何が何でも」
「どんな場面でも切り抜けようと思ってる」
「おまえ達に背負わせたくないからだ」
「居たい場所があるからだ」
ゼンはと雪の上にスッ座り込み、ミツヒデと顔を突き合わせます。
「お前は」
「そういう守り方をずっとしてくれている」
ゼンの言葉に、ミツヒデの目からホロッと涙が零れ落ちます。
剣もなく、状況も分からないまま塔に閉じ込められ、生きた心地がしなかったことを打ち明けるミツヒデ。ミツヒデは、時間が経った今でも、夜 横になるとその時のことを思い出してしまうようです。
「最も大切な思いが自身のすべてであることと」
「芯であること」
「どちらが強いと思うか」
この前、セイラン伯(木々パパ)に訊かれたことを話すミツヒデ。
「オレは後者だと思うんだが」
「どうもまだまだみたいだ」
「ゼンの方が」
「オレよりずっと強くなったなあ」
ミツヒデはそう言って、とてもスッキリしたように笑います。
「・・・ふーん」
「セイラン殿”も”何か思うところがあったのか」
「あんまり木々に心配かけるなよミツヒデ」
「何かは察しているようだったぞ」
「・・・そうか」
「やっぱり」
「かなわないな木々には」
木々とミツヒデ
翌朝、木々を見つけて一緒に食事をするミツヒデ。
「木々」
「心配かけてすまん」
「ありがとうな」
「どういたしまして」
ミツヒデの顔を見て、木々は全てを察したように微笑みます。
「オレは・・・」
「図体は一番でかいが」
「二人の背中を追うことになりそうだ」
そう言って、気まずそうに空を見上げるミツヒデ。
そんなミツヒデの背中を、木々がドンッっと叩きます。
「しっかりしてよね相棒どの」
「・・・努力する」
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