花とゆめ2018年5号の兄友48話のあらすじと感想です♪
48話はおそらくコミック9巻に収録されると思います。
兄友9巻48話のあらすじ【ネタバレ注意】
祭り
約束通り夏祭りへやってきたまいと西野さん。西野さんは、まいの浴衣姿を何度も写真に撮ります。
「七瀬さん」
「七瀬さんに」
「聞いてほしい話があるんだ」
まいが出店を回ろうとしていると、西野さんが真剣な表情で訴えます。
そして、どこかゆっくり話せそうな場所を探しますが・・・
「もし・・・」
「そこのかた・・・」
近くにいたお爺さんがギックリ腰になったらしく、おわてて介抱することに。
どうにか お爺さんを無事家族の元に送り届けますが、今度は迷子やコンタクトを落とした人などトラブルに出くわし続けます。
「夏祭りって・・・」
「こんなでしたっけ・・・?」
ようやく一段落した時には、2人ともグッタリしてしまいます。
「七瀬さん足・・・」
何気なく怪我した足を触っていると、西野さんがそれに気づき、まいはハッとします。
「平気です!」
「本当に平気です!」
心配そうな西野さんに向かって、あわてて弁明するまい。
「まだ・・・」
「帰りたくないです・・・」
(話だって)
(聞けてないのに・・・)
西野さんの話
しばらく2人で話していると、突然 他の人達が神社の階段を降りていきます。これから花火が始まるらしく、近くの湖の方へ移動しているようです。
「七瀬さん」
「こっち」
他の人達とは違う方へまいを引っ張っていく西野さん。
「大丈夫」
「ついて来て」
西野さんに付いていくと、湖の見える丘の上に出ます。人が少ない穴場スポットのようです。
「ごめんね」
「足ケガしてて」
「今日も歩き回ったりせずに」
「大事にしてた方がいいって分かってたんだ」
「それでも・・・一緒に来たかった」
近くに腰をお越し、静かに語り始める西野さん。
「七瀬さん」
「オレさ」
「県外の大学に行こうと思ってるんだ」
西野さんは、寂しそうに目を伏せます。
「きっと」
「今みたいには会えなくなると思うからさ・・・」
「だから今年は」
「目一杯思い出作ってみたかったんだ」
まい
「はい」
「知ってしました」
「えっ・・・」
「な」
「何で・・・」
ビックリする西野さんに、まいはたまたま話を聞いてしまったことを伝えます。
「私」
「今お金貯めてるんです」
ビデオ通話をするために、またバイトを始めたことを打ち明けるまい。
「・・・ネットとかそういうの」
「得意ではないんですけど頑張って覚えます」
「だから・・・」
ドオーーーーン
まいが何かを口にしますが、花火の音に掻き消されてしまいます。
「え」
「ごめん七瀬さん」
「今なんて・・・」
あわてて聞き返す西野さんの顔をジッと見つめ、まいは西野さんの両のほほに手をやります。
「いってらっしゃい」
「待ってますね」
そう言ってニッコリと微笑むまい。そして、次の瞬間 目を丸くします。
西野さんの顔がスッと迫り、そのまま2人はキスをします。
(たまたま)
(そういうのが我慢できるたちだったから)
(だからこそ)
(こうして)
(ちゃんと)
(伝え合えたのが嬉しかったんだ・・・)
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