花とゆめ2018年13号の兄友54話のあらすじと感想です♪
54話はおそらくコミック10巻に収録されると思います。
兄友10巻54話のあらすじ【ネタバレ注意】
まいと西野さん
事故とはいえ、西野さんの目の前で樹とキスをしてしまい、まいは呆然とします。
「事故だって」
「分かってるから・・・」
そう言って、優しく微笑みかける西野さん。西野さんが気にしてないことが分かって、まいはホッとします。
樹はまいに謝罪し帰っていき、秋にはお父さんの説教が始まります。
西野さんは雪紘の部屋へ行き、まいも自分の部屋へ。西野さんが気にしてない風だったとはいえ、まいは「やってしまった感」でグッタリとへたり込みます。
西野さんさんが、ホントはどう思っているのか知りたくなり、つい壁へ耳をやるまい。
そのころ西野さんは、今日 学校で同級生の金子さんに言われたことを思い出しています。
「遠距離恋愛なら」
「気をつけた方がいいかもね」
自分のお兄さんも高校生の彼女を地元へ残し、西野さんの志望の大学へ行ったという金子さん。お兄さんと彼女は、誰もがうらやまうような微笑ましいカップル。
しかし、彼女が電話で聞くお兄さんの話は、自分が知らない世界のことばかり。彼女はドンドン不安になり、結局別れてしまったようです。
「電話のたびに」
「自分の恋人が遠くに行ってしまうように感じたんでしょうね・・・」
金子さんの話を聞いても、自分とまいは大丈夫だと思っていた西野さん。しかし、心のどこかに不安な気持ちがあったのか、まいの家へ来てしまいます。
そして、あの事故・・・
(あの時)
(一瞬)
(『ふざけるな』って)
(自分を抑えられなくなるような)
(そんな・・・)
西野さんは、あの時の光景がまざまざと蘇ってきます。
「このまま卒業して」
「県外に行って」
「時間が合わなくなったりして・・・」
「このままで」
「やっていけるのかな・・・」
西野さんのつぶやきを壁越しに聞き、まいは愕然とします。
まいの部屋
コンコン
その時、まいの部屋のドアがノックされ、お父さんのお説教が終わった秋が入ってきます。
「ホントスミマセンシタ・・・」
「だ」
「大丈夫・・・」
「大丈夫だから・・・」
土下座して謝る秋に、気を使うまい。しかし、そう言いながらも、本当に大丈夫なのかと、不安な気持ちがこみ上げてきます。
一方、雪紘の部屋では・・・
ぱんっ
西野さんは、自分で頬を叩き、不安になる気持ちを拭い捨てます。
(だめだこんなことじゃ・・・!)
(七瀬さんだって慣れないことを色々頑張ってくれただろ)
(ちゃんと・・・考えるんだ・・・)
(どうすればいいのか・・・)
西野さんは、今日はもう帰ろうとしている様子。雪紘と西野さんのやり取りが、秋にも聴こえてきます。
西野さんとまい
(うおっ部屋の壁うすっ・・・!)
(って・・・)
秋はチラリとまいの方へ目をやると、ハッとします。
ガンッ
まいの顔を見て驚いたのか、すっ転んで床に頭を打ってしまう秋。
すごい音がして、帰ろうとしていた西野さんが慌ててまいの部屋へ駆けつけてきます。
「冷やすもの持ってきます!」
そう言い残し、まいは逃げるように下へ降りていきますが・・・
「七瀬さん・・・」
「泣いてた・・・のかな・・・」
チラリと見えたまいの顔に、西野さんは唖然とします。
「なんか兄貴達の会話聞きながらポロッと泣いちゃった感じだったけど?」
「・・・は?」
秋の言葉に、呆然となる西野さん。
「・・・え?」
これまで、雪紘の部屋で何度も何度もまいの話をしていたことを思い出します。
「ええ・・・っ!?」
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