cocohana2017年4月号のアシガール60話のあらすじと感想です♪
60話はおそらくコミック9巻に収録されると思います。
アシガール9巻60話のあらすじ【ネタバレ注意】
唯とおふくろ様
若君が城を出て行ってしまい、心配でご飯も喉を通らない唯。そんな唯を見て、おふくろ様がフフッと笑います。
「おふくろ様」
「そんな笑ってる場合じゃないですって!」
「大きな戦になるかもしれないんです!!」
「それも織田軍と!!」
「まだ有名じゃないかもしれないけど」
「織田信長ってめっちゃヤバいんです」
「高山のお笑い親子とは全然ちがうんです!」
唯は必死に今のヤバイ状況を伝えようとしますが、おふくろ様は全く動じる様子もありません。
「・・・唯」
「若君様は織田にも劣らぬ立派な殿じゃ」
「こなたがそう信じずして何とする」
父・夫・息子を戦で亡くしたおふくろ様は、民を慈しみひとりも戦で死なそうとしない若君のありがたい心を、とうとうと言って聞かせます。
おふくろ様の言葉に、唯はぶわっと涙が溢れてきてしまいます。
「だよねっ」
「もうっ」
「私っめっっっちゃ好きなんだすっっ」
小平太
そんな話をしていると、若君がいなくなったことを知った小平太が、部屋へ怒鳴り込んできます。
「若君がおられぬ」
「何故あってのことか聞いておらぬか」
「若君様ご他出なさる折りは必ずこの小平太が共を仰せつかる」
「わしに一言も告げられずに遠出なされたことはただの一度もない!」
ガツガツと問い詰めてくる小平太を、唯は嫌そ~な目で見つめます。
(小平太暑苦しい~~~)
唯は若君のことを誤魔化そうとしますが、小平太は若君を追って小垣へ向かおうとします。
「お待ちなされ」
「小平太殿」
「若君様とて時にはこなた様にも申されずお一人で行かれることもあるでしょう」
おふくろ様に、言われ何かを考え込む小平太。
(・・・・・・)
(わしに言い辛くお一人でお考えになりたい)
(・・・というと)
「あっ」
何かに思い当たると、小平太は唯のことをしょっぱい顔で見つめます。
「なるほど・・・」
「義母上のお言葉ごもっとも・・・」
小平太は後を追いのをやめ、黙って戻りを待つことにします。
庭
唯が庭に出ると孫四郎が木に登って降りれなくなっています。唯は助けるために木に登ります。
「姉上やめぬか」
声をかけられ振り返ると三之助の姿が。
「わあっ」
「なんか久しぶりー」
「てゆーか」
「ちょっと見ない間に立派になっちゃってー」
「姉上は相変わらずじゃ」
「いつまでも男子のように木登りなどする故」
「若君様に疎まれるのじゃ!!」
厳しい顔で怒鳴る三之助。しかし、唯は三之助が何のことを言っているのか分かりません。
「お城で人が話しておるのを聞いたのじゃ」
「若君様は婚礼が嫌で逃げ出されたと」
「はあ!?」
「何言ってんのお前」
「そんなわけないでしょーが!!」
唯は怒って三之助のほっぺたをつねります。
「あーーーーー!!」
「そうか!!」
何かに気づく唯。
(小平太だ!)
(あのへんな顔は)
(バカな誤解して私を憐れんでたのか!!)
しかし、どうせそんな話など誰も信じないだろうと高をくくる唯でしたが・・・
若君マリッジブルー説は、あっという間に城中で噂になってしまいます。
(えーーーー)
(結婚式直前にフィアンセに逃げられた女)
がぽーんと落ち込んだ唯は、早く若君が戻ってきてくれることを祈ります。
若君
そのころ、夜通し馬を走らせている若君。すると、小垣の方か早馬がやってきます。
使者は若君に気づくと、高山が寝返り対岸にはすでに数万もの兵が敷き詰められているとことを伝えます。
話を聞いた若君は、実際に自分の目で確かめることに。馬を走らせ丘の上まで辿り着くと、川の向こうにはビッシリと篝火が炊かれています。
「なんと・・・見事なものじゃ」
「かくも素早くこれだけの陣を構えようとは」
「わしは」
「宗熊と会い何とか戦を止める策を講ずるつもりであったが」
「もはや手遅れ・・・」
対岸を見つめながら、つぶやく若君。
「信長か・・・」
「さすが天下を取る者」
「は・・・?」
「天下・・・?」
従者は、若君が何のことを言ってるのか分からず、ぽかんとしてしまいます。
コメント
唯は若君とのシーン以外は少年漫画の主人公みたい(笑)