BE LOVE 2015年17号のちはやふる151首のあらすじ&感想です♪
151首はおそらくコミック29巻に収録。
29巻の発売日は2015年10月13日です。
ちはやふる29巻151首のあらすじ【ネタバレ注意】
北央1年
北央はスタメンのうち3人がA級の1年生。その1年生たちの活躍で、序盤は北央が優位に試合をすすめます。
名門北央の層の厚さに感心する観客たち。しかし、北央だからといって、特に他校よりも部員集めが楽なわけではありません。今の1年は全てヒョロ君が集めてきたものばかり。
バレーのセッターをしていて全体を感じ取る感覚の鋭い瀬多には、それをもっとシンプルに”感じ”に向けるように。やや変態っぽい性癖の美馬には、男札や女札を性的にとらえるように。工夫に工夫を重ね、ヒョロ君がそれぞれに合ったアドバイスを送ります。
「できない子」にいちばん優しかったヒョロ君。ヒョロ君のアドバイスのおかげで、みんなメキメキと力を付け、「できない子」から「できる子」へ。
自分が停滞している間に、ドンドン成長していく後輩たち。自尊心の強いヒョロ君が悔しくないわけがありません。しかし、隠れて涙を流しながらも、これまでと変わらぬ態度で、みんなを引っ張っていきます。
工夫したこと努力したこと、小さいこともちゃんとヒョロ君が感じ取ってくれる。ヒョロ君への信頼が、須藤たち強いリーダーが引っ張っていた世代よりも完成度の高いチームを作り上げます。
太一みたい
ちはや以外は苦戦を続ける瑞沢。ヒョロ君と対面するちはやは、チームからヒョロ君への信頼と、ヒョロ君からチームへの気配りが伝わってきます。
(すごいねヒョロくん)
(伝わってくるよ)
(太一みたいだ)
北央に圧倒され、どうしていいか分からなくなる瑞沢のメンバーたち。
「息吐いて」
「吐き切って」
そんなメンバーにちはやが声をかけます。息をしろと言われてたいていの人は思いっ切り吸うけど、大事なのはまず吐くこと。これは太一がいつも言っていたこと。太一の姿を思い浮かべる部員たち。
「さあ」
「リズム取ってくよ!」
「オウ」
そして、ちはやのかけ声で一気に気合が入ります。
「太一は戻ってくると思ってる」
「何年後か十何年後か」
ちはやの言葉を思い出す部員たち。ちはやはもう太一と一緒に瑞沢かるた部で戦うことはないと思っているのだと感じます。
(もうない)
(もういない)
ちはやは涙を浮かべながら、ふうーと息を吐きます。
流れ
ちはやのおかげで冷静さを取り戻した瑞沢メンバー達。少しずつ北央へ食らいついていきます。
何のためにずっとかるたを続けてきたか自分に問いかける田丸。褒められる人になりたかったのか?
(ちがう)
(強くなりたくて)
(がんばってきたことは)
(だれに褒められなくったって)
(なくならない)
全体の流れが変わっていくのを感じる瀬多。
「瑞沢」
「1勝!」
その瞬間、ちはやが最初の勝ち星をあげます。このままの勢いで瑞沢が盛り返すと思いきや、意外にも攻勢に出たのは北央。
「チームメイトのだれかが負けたら」
「ターボかけろ」
これはヒョロ君の教え。ヒョロ君の1敗をただの1敗にしない。これはもはや北央の必勝パターンになりつつあります。
熱戦
流れの悪さを感じる机くん。その流れを断ち切るために、一旦間を取ります。立ち上がり自分の足を見つめる机くん。その足には大きなタコができています。
「畳の上で何年も正座をしてきた足です」
「タコができるまでがんばりましょうよ」
昔、かなちゃんがかけてくれた言葉を思い出す机くん。
「まだまだこれからだ」
「いくぞ瑞沢ぁ」
大声で叫び再び気合を入れます。1枚また1枚と追いすがる瑞沢。不器用なちはやが太一の調整役をして、いまある戦力で勝利を目指します。
(いい試合とかどーでもいいんだよ)
(勝つことでしか)
(報われない)
(そういう勝負が)
(あるんだ)
ちはやふる29巻151首の感想【ネタバレ注意】
今回は、前半部分のヒョロ君のエピソードを読んでちょっと泣きそうになりました(;_;)
ヒョロ君、後輩にドンドンに追い抜かれていき悔しかったでしょうに、泣きながらずっとチームを支えてきたんですね。ちはやのようなエースが注目されがちですが、チームとしての総合力を高めるのはヒョロ君みたいなリーダーの存在なんですよね。
仮にどちらが抜けたら痛いかと言われると、一概には言えないですがやっぱりリーダーの方かなあ。リーダーがいないとチーム自体が崩壊することもあり得ますからね。
瑞沢で言えば、もちろん太一。今はちはやが必死に太一の役目も努めようとしてますが、付け焼き刃でこの北央に通用するのかな。そのくらい今年の北央というかヒョロ君は手強いように感じます。
太一の動向も気になりますが、次回あたり決着がつきそうなこの勝負の行方が気になって気になってしょうがありません。
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