「恋愛不感症」100話のネタバレです♪
文字だけですが、ネタバレを見たくない方はご注意下さい。
恋愛不感症100話のネタバレ
朱里と課長
妊娠検査薬を手にして、唖然とする課長。生理がないのか確認すると、朱里は弱った顔をして静かに頷きます。
生理が来なくなって今日で13日目。しかし、まだ病院へは行っていないようです。
ホントは行こうとはしたものの、結局入れずに帰ってきてしまったという朱里。ただの体調不良かもしれない、可能性も低いと思う、朱里はそんな言い訳を必死に探します。
しかし、13日も遅れているというのになぜ黙っていのか、課長が問いただすと・・・
「だって」
「怖かったんだもん」
朱里は思いの丈をぶちまけます。
課長は子供が嫌いで、結婚願望もなし。もし、子供ができたとしても、産むのを許してくれるとは思えません。
そんな朱里の思いをぶつけられ、困ったように顔を逸らす課長。そして、左手の拳をギュッと握りしめます。
課長は、子供が嫌いなことも、結婚願望がないことも素直に認めますが、それはあんな両親の元で育って夫婦というものがよく分からないため。
「けど今回の事とそれはまた別の話だ」
「子供が嫌いだからとかそんな理由で産むなとか言わないよ」
「子供の父親としてちゃんと責任は取るつもりだ」
課長が力強くそう宣言すると、朱里の目から涙が溢れてきます。
異変
そんな朱里を抱きしめながら、課長がちゃんと病院で診てもらうことを提案すると、朱里もコクっと頷きます。
と、その時、朱里が急にお腹をおさえて真っ青に。
突然、腹痛がしてきたようで、課長の車であわてて病院へ向かいます。
しばらくして診察室から戻ってくる朱里。
「朱里っ」
「どうだった?」
課長は慌てて朱里に駆け寄り、尋ねます。
そんな課長を診て、朱里は気まずそうな表情に。
「生理が来ました」
朱里の言葉に「え?」と唖然とする課長。どうやら体調不良に遅れだったようで、それを聞いた課長は「は~~~」と大きく息を吐きます。
待合室
二人が待合室のイスに座ると、目の前を妊婦さんとその旦那さんが幸せそうに歩いて行きます。
そんな二人を複雑そうに見つめながらも、朱里は正直いまホッとしていることを打ち明けます。
いつかそうなればいいと思ってはいたものの、突然それがやってきて、今の生活がどうなるのか、自分が母親になれるのかと、不安だらけで過ごしてきたようです。
そんな朱里を課長が優しく抱きしめます。
ようやく普通の恋愛が出来たばかりの朱里がそう思うのは当然だという課長。
子供にとっては、いつできてもいい、そんな環境で望まれて産まれてくるのが一番いいのか明らか。しかし、それは自分の意思だけでどうにかなるものでもなく、突然やってくるかもしれないこと。
朱里は2人の将来のことを現実的に受け止め、ちゃんと考えていくことを誓います。
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