花とゆめ2016年23号の覆面系ノイズ66話のあらすじと感想です♪
66話はおそらくコミック12巻に収録されると思います。
覆面系ノイズ12巻66話のあらすじ【ネタバレ注意】
部室
「だめだめじゃん!!」
「指全然動いてないし動きとかヨボヨボだし!」
「あんな最低なライブ美桜初めてなんだけど!?」
美桜に怒鳴られるハルヨシ。
結局、3ヶ月も楽器に触っていないハルヨシはヨボヨボの動きで、見ている新入生達もドン引きだったようです。
これで、もう新入部員は期待できないと、誰もが思ったその時・・・
「失礼します」
「1年D組神余杏です」
「軽音部入部希望です」
なんと入部希望者がやってきて、みな湧き上がります。
それぞれが自己紹介をしていると・・・
「あ」
「梅田のクアトロで泣いてた人」
杏がクロの顔を見て、声をかけます。
「う」
「梅田て大阪の?」
「行ってへんよー」
「人違いちゃう?」
どうにか平静を装って誤魔化すクロ。
しかし、確かにあの時この子がいたのを思い出し、冷や汗が出ます。
翌日
「桃ちゃんその子誰~?」
放課後、ニノがモモと一緒に帰っていると、モモのクラスの女の子が声をかけてきます。
「・・・幼なじみ」
「・・・・・・」
幼なじみという言葉に引っかるニノですが・・・
「・・・幼なじみだろ」
「・・・イ」
「イエス幼なじみ」
訂正もせず、そのまま帰って行きます。
そのころ部室では、クロがひとりでドラムを叩いています。
(新曲はよ合わせたいな・・・)
(・・・ドラム)
(楽しいな・・・)
(なあ)
(ユズくんオレ)
(これから何のために叩けばええんやろ)
「あ」
そこへ杏が入ってきます。
「すみませんお邪魔して」
「入ってもいいですか」
一緒にベースを引き始める杏。
すると、ニノと美桜もやって来て、あっという間は3人は仲良く話を始めます。
杏がいい子のようで、ホッと安心するクロ。
「俺ジュース買うてくるー!」
「皆何がええ?」
自販機
クロがおごりのジュースを買いに、自販機まで来ると、運ぶのを手伝いに杏もやって来ます。
「おおきに」
「助かるわー」
「杏ちゃん何やったっけ」
杏に訊ねるクロ。すると、杏は当てっこしようと言い出します。
「ええで当てるでー!」
「杏ちゃんは~ーいちごミルク!!」
「違います」
杏は、スパッと否定。
「ざんねーん!」
「じゃあ次杏ちゃん!」
「牛乳ですか」
「ぶー!オレ牛乳苦手!」
「そうですか」
自分で言い出しておいて、ろくに反応もせず、スタスタと先に帰っていく杏。
(なんやこの子)
(ぜんぜんわからん!!)
翌日
廊下でモモがクラスの女の子と話している姿を、物陰から見つめているニノ。
「どしたん仁乃っち」
イキナリ後ろからクロが声をかけてきて、ドキッとします。
「・・・クロくん」
「今わたし醜い顔してない・・・?」
「こんなやきもち初めてで」
「こころの中がぐちゃぐちゃしてて」
真っ赤な顔でそう訊ねると、ニノはその場にうずくまってしまいます。
「・・・仁乃っちはさあ」
「モモに想い届ける為に歌ってたやろ」
「ほんなら」
モモに想いが届いた今、何のために歌うのか、クロはニノに聞こうとしますが・・・
「考え過ぎー!!」
「妬いてることそれとなーく本人に言うてみ~」
結局、聞けずにごまかしてしまいます。
(俺のアホ)
(ニノっちに聞くことちゃう)
保健室
放課後、クロは保健室のベッドに寝っ転がっています。
うつろうつろしていると、羽依や兄のことを考えてしまいます。
「羽依・・・」
目の前の手を握りしめるクロ。
「うわごめっ寝ぼけてて!」
目の前にいたのは、杏。クロはあわてて跳ね起きます。
杏は、何となく元気のないクロのことが心配な様子。
「黒瀬先輩ドラム嫌いなんですか?」
「気のせいだったらすみません」
「黒瀬先輩」
「叩いてる時」
「いつも泣きそうなので」
今まで楽しいと自分に言い聞かせ、笑いながらドラムを叩いていたクロ。
誰にも言われたことがないことを、杏に指摘されハッとします。
「これ」
「飲んでください」
「お大事に」
「それから」
「梅田のこと」
「みなさんがいるところで話してしまってごめんない」
紙パックのジュースを手渡して、部活へ戻っていく杏。
1人になり、クロがもらったジュースをよく見てみるとそれは牛乳です。
「・・・苦手て言うたやんけ・・・」
「・・・・・・」
「めっちゃ苦手なタイプ・・・」
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