花とゆめ2017年1号の覆面系ノイズ67話のあらすじと感想です♪
67話はおそらくコミック12巻に収録されると思います。
覆面系ノイズ12巻67話のあらすじ【ネタバレ注意】
モモとニノ
このところ全然気分が乗らず、曲が書けないモモ。
「月果さん」
「男ってなんで18からしか結婚できないんですかね」
「結婚したら変な雑念に悩まされることもないでしょう」
「正真正銘オレのものにできる」
イキナリそんなことを訊かれ、月果さんはキョトンとしてしまいます。
「欲張りに両想いだけじゃ満足できないわけ?」
「何よ雑念って」
「『ニノにオレの曲を歌ってほしい』っていう」
「・・・夢です」
翌日の放課後。一人で歌うものの、モモと同じくニノも全くノることができず、歌声が戻りません。
(今日全然だめだわ・・・)
(原因はわかってる・・・)
(雑念が消えないから)
歌うのをやめてモモと帰っていくニノ。
「桃ちゃん」
「幼馴染ちゃんばいばーい!」
モモのクラスの子から声をかけられたニノは、シュンと沈んでしまいます。
CUBYSYSTEM
「お前らトーキョーセーリング出っからな」
「GW空けとけよ」
ヤナさんから、そう伝えられるイノハリの面々。トーキョーセーリングとは、インディーズからメジャーまで幅広くやるフェス。
その楽しそうな響きに、ニノは胸が高鳴りますが、やはりユズがいないことが引っかかります。
「ヤナさんユズは」
「バァカ安心しろ」
「まさか」
「あいつ抜きで受けるわけねぇだろ」
「ユズ」
「帰ってくるぞ」
ヤナさんの返事に、みんなの顔がパアッと明るくなります。
(帰ってくる)
(帰ってくる)
(戻さなきゃ)
(一刻も早く私の声)
(最高の声でおかえりを言うんだ・・・!)
昼休み
それから、浜辺や屋上で歌いまくるニノ。しかし、なかなかニノの声は戻りません。
(このツアーのときみたいに無心に)
(ただまっすぐモモに向かって)
(それだけで十分なのに)
そして、ある日の昼休み。モモがクラスメートの女の子と一緒にいるのを見たニノは、思わずモモに手が伸び、ぎゅーと制服の裾を引っ張ってしまいます。
「あれ?」
「幼なじみちゃんどしたの~?」
「・・・モ」
「モモは」
「たしかに」
「幼なじみだけど」
「か」
「か」
「か・・・」
赤面し、声が震えるニノ。なかなか次の言葉が出てきません。
「・・・彼氏だろ」
(え)
(え)
(え)
そう言って、今度はモモがニノを引っ張っていきます。
ニノを誰もいない階段へと連れてきたモモ。
(あんなこと言われたら)
(もっとほしくなってしまう)
(満足しなきゃ)
(満足しなきゃいけないのに)
(なのに)
真っ赤な顔で震えるニノに、モモがそっとキスをします。
放課後
放課後、軽音部ではタブレット新歓ライブの上映会をすることに。しかし、ニノは先程のことで頭がいっぱいです。
(恥ずかしさが止まらない・・・)
(身の程知らずなワガママを公衆の面前で・・・)
(私というモノは・・・)
(でもこれできっと雑念は消えたし)
(やっと元通りうたえ・・・)
その時、ライブの再生が始まり、自分の歌声がきこえてきます。
(あ)
(れ)
ちゃんと音程が取れ、普通に歌えているものの、ニノはなぜかそれが自分の声ではないように聞こえてます。
(・・・不調の)
(原因)
(モモじゃ)
(ない)
(いつから)
(いつから)
その頃、トーキョーセーリングにどうしても出てほしいというオファーを受るモモ。
「いいですよ出ても」
「・・・ただひとつ」
「お願いがあります」
「次のシングルの2曲目」
「ゲストボーカルをニノにして下さい」
(だってあの声がほしいんだ)
(あいつが戻ってくる前に)
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