花とゆめ2018年13号の覆面系ノイズ93話のあらすじと感想です♪
93話はおそらくコミック16巻に収録されると思います。
覆面系ノイズ16巻93話のあらすじ【ネタバレ注意】
数年前
(俺の直感は当たるんだ)
プロデビューさせたばかりのバンドからアッサリ解散したいと言われ、ガックリくるヤナさん。かつて覆面バンドのベースとして、プロデビュー目前で活動休止したヤナさんには、とても信じられません。
それでも、仕事をしないわけにはもいかず、溜まりに溜まったデモテープに手を伸ばすことに。ヤナさんは、期待と希望に溢れた音が聴こえてくるのを予想し、ウンザリしながら聞き始めますが・・・
(どこだ)
(期待と希望と自信)
(どこだよ)
(やばい)
(やばいのがきた)
聴こえてきた音に衝撃を受け、ヤナさんはすぐに連絡を取ります。
それからしばらくして、事務所へやって来たのはユズ。
「あの曲」
「スパイラル」
「どう聴こえましたか」
そう言うと、ユズはヤナさんを値踏みでもするような目で見つめます。
「・・・『助けてくれ』って」
「そう叫んでるように」
「俺には聴こえた」
ヤナさんの返事に、ユズは目を丸くします。
「・・・梁井さん」
「僕の音の」
「味方になってくれますか・・・」
涙を零しながら、すがるような声でお願いするユズ。
そして、ヤナさんもユズ達なら、自分ができなことを実現してくれるのではないかと期待を抱かされます。
ラストライブ
この日は、イノハリ休止前のラストライブの日。
(3年半)
(おぼつかない足取りが)
(強い意志を得て踏み出して)
(転んでは立ち上がり)
(進んできたクソガキ4人)
たくさんのファンに惜しまれながら、ライブは無事終了します。
(何年かかっても)
(こいつらが戻るまで)
(ここを守るのが俺の努めだ)
ライブの終わった会場を名残惜しむように見つめるユズ。
「これで一旦」
「終わりかあ・・・」
ユズがそうつぶやいた瞬間、ニノから来週イノハリ初のインストアライブを行うことが発表されます。
いま初めて聞かされ狼狽するユズ。しかし、知らなかったのはユズだけ。みな見事にユズをドッキリにハメることができて、大喜び。
「・・・バカじゃないの・・・」
ハメられたユズの目にも、嬉し涙が滲んできます。
(だよな)
(ほんとどこまでも)
(バカなガキどもだ)
この日のライブが終わると、ユズが改まった様子でヤナさんに声をかけます。
「・・・ヤナの」
「・・・おかげだよ」
こんなに沢山の人が会いにきてくれたのは、ヤナさんがずっと自分達の味方でいてくれたおかげだというユズ。
「・・・あの日」
「連絡くれたのが」
「ヤナでよかった」
そう言い残し、ユズはサッとどこかへ行ってしまいます。
ヤナさん
1人残ったヤナさんがメガネを外し、目をこすっていると・・・
「あれは泣くわね・・・」
「おま・・・なんでここに」
後ろから久瀬さんが現れ、ヤナさんは大慌て。
すると久瀬さんは、イノハリがデビューした時、ヤナさんが自分ができなかった夢を叶えてくれると期待していたことを話し始めます。
「でも」
「いつからかそんなの忘れたでしょ」
「あの子達とあの子達の音をただ愛してたでしょ」
「それがちゃんと伝わったのよ」
「梁井くんがいるからイノハリは大丈夫よ」
久瀬さんの言葉に、ヤナさんは呆然と立ち尽くします。
「・・・久瀬」
「俺と結婚しね?」
思わず漏らした言葉にハッとし、我に返るヤナさん。
「えっ悪ィ違っ違う今ただ好きっていうつもりが」
「ってアーーーーー!!」
「いわそれも今言うつもり全くなかった・・・」
ヤナさんは必死に誤魔化そうとしますが・・・
「いいわよ」
久瀬さんから思わぬ返事が。
「喜んで」
「梁井くんのこと必ず幸せにするわ」
「いや俺のが幸せにするし!」
「ううんあたしのが幸せにできる」
「いや俺だ!!」
バカップルのようなやり取りを始める2人。
「絶対幸せになれそうな気がするし」
「それに」
「当たるの」
「あたしの直感」
そう言って、久瀬さんはとても幸せそうに微笑みます。
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