花とゆめ2018年14号の覆面系ノイズ94話のあらすじと感想です♪
94話はおそらくコミック17巻に収録されると思います。
覆面系ノイズ17巻94話のあらすじ【ネタバレ注意】
ライブ前
休止発表以来、CDシングルデイリー1位を突っ走っているイノハリ。
「1位獲れた時のために心の準備しとけよ!」
「オレ今まじツイてるからきっといける!!!」
そう言って顔を赤らめるヤナさん。ニノ達には何のことか分からないものの、ヤナさんは大興奮しています。
ヤナさんとは対照的に、とても冷静なメンバー達。もうすぐラストライブが始まろうかという時、ユズがみんなを集めます。
「僕ら活動中止になるけどさ」
「再開までそれぞれ足を止めないでいて欲しいんだ」
「方法は問わないし」
「止めたりしない」
これはまでは自分の曲以外で演るのは許せなかったというユズ。しかし、今はみな自由に音を楽しんで欲しいと感じます。
「思い切り自分に挑んで欲しい」
「その上で帰る場所がイノハリであるなら」
「本当に嬉しいって」
「始めて」
「そう思えてるんだ」
メンバー達は手を重ね、そしてステージへと上がっていきます。
ラストライブ
トーキョーセーリングの時も他の時も、前が見えていなかったニノ。
(でも今日は)
(本当に何も怖くないの)
(だってね)
(今日 私達は)
(全員の涙を吹き飛ばしにきたんだから)
ニノが思いっきり声を張り上げ、1曲目の「ハイスクール」が始まります。
客席からイノハリのラストステージを見つめるモモ。モモはこの前ユズがやって来た時のことを思い出します。
「・・・アリスのことだけどさ」
「・・・活動再開するまでの間」
「アリスは自由だから」
ニノには蜜から曲提供のオファーが来ていて、自分を高めるために、それを受けるだろうというユズ。
「活休に入ったら依頼も増える」
「アリスはきっとその中から挑みたいものを選び取るだろうし」
「挑んでみたいものがあれば掴み取っていくはずだ」
「・・・榊」
「きみからの依頼も」
モモは厳しい表情で、再びステージ上のイノハリを見つめます。
(悔しい)
(こいつらに遅れをとってるのは分かってた)
今は過去も未来も、歌も夢も恋を余裕で抱えているニノ。しかし、モモはまだニノに自分の曲を歌ってもらうのを夢見ているだけ。
(でも)
(オレだって)
(オレだってもう行けるだろう)
ライブ終了後
ライブが終わると、モモはステージ裏へ向かって走り出します。走りながら、モモは再びこの前のユズとの話を思い出します。
「もしオレの曲に魅了されて離れられなくなったらどうすんだよ」
「それはないよ」
「って言い切りたいけど」
「今は言い切れないな」
そう言って、少し悲しそうな顔をするユズ。
「僕はずっと僕から飛び立つアリスを見たくなかった」
「でも今は」
「見てみたい」
ユズは、モモの曲がニノをスランプから救ったことを素直に認めます。
「だから」
「もう一度きみに挑みたい」
ステージから降りてきたニノへ手を伸ばすモモ。そして、ニノの後ろのユズを睨みつけます。
「・・・受けて立ってやるよ」
「・・・杠」
コメント