デザート2018年6月号の春待つ僕ら42話のあらすじと感想です♪
42話はおそらくコミック10巻に収録される思います。
春待つ僕ら10巻42話のあらすじ【ネタバレ注意】
永久と美月
部屋へ戻る途中、旅館の庭へ寄り道をする美月と永久。立派な庭には、小さな石がめがあり、中を金魚が泳いでいます。
「・・・ふふ」
「かわいいね」
金魚を見て、嬉しそうに笑う美月。
そんな美月の笑顔に、永久は見とれてしまいます。
「・・・うん」
「かわいい」
永久は静かにそうつぶやきます。
それから部屋に戻る2人。戻る途中 美月が派手にコケてしまい、永久はバックからバンソーコーを取り出します。
美月を椅子に座らせ、膝にバンソーコーを張り始める永久。
「やっぱ自分でやるよ!」
「うん」
言葉とは裏腹に、永久は手を止めません。
(いや『うん』じゃなくて・・・っ)
永久から膝にバンソーコーを張られ、美月は真っ赤になって硬直してしまいます。
「痛い時は辛い時こそ」
「素直に言ってくれた方が嬉しいよ」
「まだ遠慮されてる気がする」
永久の言葉にハッとする美月。そして、そう言われてみると、ちょうど聞きたかったことがあることを思い出します。
「今日ここに来たこと」
「あやちゃんのためだけじゃなくて」
「もしかして・・・」
「私のことも考えてくれたのかなって」
「だからありが・・・」
「違うよ」
永久は美月の言葉にかぶせるように、キッパリとそれを否定。
「美月のためじゃない」
「神山サンのためでもないし」
「自分のために来た」
「色々確かめたくて」
そう言いながら、美月の手をとる永久。そして、ジッと美月の顔を見つめていると・・・
「あーーーーーーー!!!」
「やっっっぱりいちゃついてたな・・・!?」
「遅すぎると思ったらこれだよ・・・!」
ちょうど竜二と瑠偉が部屋へ入ってきて、そのままみんなと合流することに。
恭介とあやちゃん
そのころ、一緒に温泉に浸かっている恭介とあやちゃん。
「そろそろ何企んでるか教えてよ」
「あれか」
「永久へのちょっとした嫌がらせ」
「さっきみたく美月との仲を見せつけにきたとか」
恭介の問いに、あやちゃんは否定も肯定もしません。
「そんなのそっちだって同じでしょ」
「今も2人で仲良くやってんだろうし」
「・・・確かに」
そう言われると、思わず恭介も納得してしまいます。
「全然いいよ」
「あの2人が何してようと」
「何かを手に入れるにはそういうのも全部乗り越えてでしょ」
「それをかわいそうとか・・・」
「そんな甘いこと言われて周りに守られてるから」
「好きになれないんだよ浅倉クンのこと」
あやちゃんは珍しく感情をあらわにさせながら、永久に対する気持ちをぶちまけます。
「誰もそんなこと永久に言ってないけど?」
「・・・そう?」
恭介がそれを否定するものの、あやちゃんは逆に聞き返し、ジッと恭介を見つめます。
「まぁここに来たのは単に美月のワガママ叶えたかったからだよ」
ここへ来る前、美月に誘われた時のことを話し出すあやちゃん。
美月はずっとあやちゃんと4人に仲良くなって欲しいと思っていたらしく、あやちゃんはそれに付き合うことにしたようです。
「ずっとケガこと気にさせてたから」
「そういうこと聞けて嬉しかった」
「ホントそれだけ」
そう言って、あやちゃんは先に温泉を出ていきます。
ひとり残った恭介はため息。
「・・・こりゃ強敵だな」
夜
みんなで夜まで遊んだ後、一旦 男女部屋に別れて話を始めます。
女子は恋バナ。そして男子の方は・・・
「鳳城の誘い蹴った!?」
何と永久が鳳城から誘われていたことが発覚し、みな驚愕します。
しかし、あの鳳城から誘われたというのにアッサリと断ってしまったという永久。特に言う必要も感じられず、今まで黙っていたようです。
「じゃあ今は後悔してるよね」
「うちに勝ちたいって言ってるんだし」
話を聞いて、あやちゃんは永久に挑発的に問いかけますが・・・
「・・・いや」
「別に後悔してません」
永久はそれもキッパリと否定します。
「オレはお前らに誘われてから」
「ずっと一緒にがんばってきたから」
「強いチームで勝つよりも」
「お前らと強くなれる方がいい」
竜二達はこれまで一緒に過ごしてきた日々を思い出し、黙り込みます。
「ヌルいよ」
少しイラ立った様子で、席を立つあやちゃん。そして、そのまま1人で部屋を出ていってしまいます。
あやちゃんは廊下で、外の景色を眺めながら、ここへ来る前に美月から言われたことを思い出します。
「お互いのこと知って欲しいなって」
(ごめんね美月)
(やっぱり浅倉クンとは仲良くなれそうにないよ)
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