デザート2018年8月号の春待つ僕ら44話のあらすじと感想です♪
44話はおそらくコミック10巻に収録される思います。
春待つ僕ら10巻44話のあらすじ【ネタバレ注意】
あやちゃんと部員達
スポーツ店に新しいバッシュを買いに来ている あやちゃんとバスケ部の仲間達。皆あやちゃんから永久達と一緒に温泉に行った話を聞きます。
「浅倉ってあの1年の・・・」
「イイ感じなんでしょ」
「美月ちゃんと」
「え!?」
「そうなの!?」
あやちゃんがレジに行っている間に、皆ヒソヒソと話をします。
「でも美月ちゃんは神山と・・・」
「いや」
「美月ちゃんが好きなのはその浅倉の方らしくて」
「神山も承知のうえだから」
そんな話をしていると、あやちゃんが支払いを終えて戻ってきます。
あやちゃん達が店を出ていくと、それをコッソリと陰から見つめる女子達の姿が。
「聞いた今の」
「浅倉君の話だよ!」
「どーいうこと??」
「ミツキって誰!?」
陰であやちゃん達の話を聞いていたのは、清凌女子バスケ部の部員達。その中に混じって、須藤さんが浮かない顔をしています。
翌日
このところ永久は試合モードに入り、教室ではいつも死んだように眠っています。
すると、永久が勝手に「新歓祭」の委員にされそうになってしまい、美月が代わりに名乗りをあげます。
もちろん気乗りはしないものの、美月が仕方なく委員会の話し合いへ行くと、須藤さんの姿が。
「あ」
「須藤さん・・・!」
「また一緒だね!」
美月は、また須藤さんと一緒になり喜びます。
しかし、委員会が終わって、部活へ向かう須藤さんは浮かない表情。
(さっきちゃんと笑えてたかな・・・)
(しかも・・・)
(あんなこと聞いた後に・・・)
須藤さんは、あやちゃん達の話を聞いた後、美月にどういう顔で会えばいいのか分かりません。
(これはもうあれだ・・・)
(神のお告げ!)
(この委員会中に白黒ハッキリつけろというお導き)
そのころ、学校が終わった美月はバイト先のお店でレイナと一緒にケーキを作っています。
美月から、委員会で須藤さんと一緒になったことを聞くと、レイナは渋い顔をします。
「やー美月ちゃん例えば」
「浅倉君と仲良くしてると」
「嫌がる女子がいるの分かるよね?」
言いにくそうに話を切り出すレイナ。美月ももちろんレイナが何を言いたいのか、よく分かります。
「そういうのは確かに怖い」
「でもね」
「だからって浅倉君達と仲良くするのやめようとか隠そうとか」
「今は思わないから」
「そんなことしたら仲良くしてくれる人に失礼だし」
「心配かけたくないし失いたくない」
美月はいつの間にか、自然とそう思えるようになった自分に気が付きます。
帰り道
美月達が作っていたのはクリスマスケーキ。永久達がカフェへ来ることを期待して待ちますが、やはり試合モードになっているのか姿を見せません。
遅くまで待った後、家へ帰っていく美月。久々に永久達と距離を感じて少し寂しくなりますが、今はみんなの気持ちが痛いほど分かります。
「試合・・・絶対」
「勝ちたいよね」
「うん」
美月のつぶやきに即答する声が。
「・・・え!?」
「な!?」
何と美月のすぐ後ろに永久が。
永久は、前にリストバンドに美月に書いてもらったメッセージが消えかかっていて、それを書いてもらいに来たようです。
「ホントだ消えてる」
「わかった!」
2人は前に書いた時と同じ公園のベンチへ。
しかし、美月が応援メッセージを書こうとしていると、永久は美月に寄りかかりながら眠ってしまいます。
(疲れてるんだ・・・)
その寝顔を見ながら、大して永久の力になれない自分が歯がゆくなる美月。
(邪魔しちゃいけないとか役に立ちたいとか)
(いっぱい考えても結局)
(浮かんでくるのは自分の気持ちばっかりだ)
(ずっと)
(こうしてたいな・・・)
永久の体温を感じながら、リストバンドへメッセージを書き込みますが・・・
(・・・あ)
何を思ったのか、美月は突然ガタッと立ち上がり、その拍子に永久が目覚めてしまいます。
「ごっ」
「ごめん!」
「ちょっと間違えちゃって」
「明日新しいの買ってくるよ!」
そう言って、美月は何かを誤魔化すようにリストバンドをポケットへしまいます。
しかし、永久は美月が油断した隙に、ひょいっとポケットからリストバンドを取り上げてしまいます。
「必勝!」
「ス」
「キ」
リストバンドには、そう書かれています。
永久に読まれてしまい、美月はカアっと真っ赤に。すると、永久は美月を優しく抱きしめます。
「大会で勝ってあの部則なくすから」
「そしたら」
「この続きちゃんと聞かせて」
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