デザート2019年3月号の春待つ僕ら49話のあらすじと感想です♪
49話はおそらくコミック12巻に収録される思います。
春待つ僕ら12巻49話のあらすじ【ネタバレ注意】
美月と永久
「浅倉くんが好き」
ついに永遠への想いを口にした美月。顔を赤くしながら必死に耐える美月を、永遠はジッと見つめます。
「『強くなるから待ってて』って」
「言ってくれたけど」
「一緒になればいいと思うんだ」
そう言って、美月は永遠に渡した あのリストバンドへ目をやります。
「・・・だっ」
「だからこれからはっ」
「私も一緒に・・・っ」
その時、それまで黙って聞いていた永遠が、美月の手を握りしめます。
「・・・うん」
「やっと聞けた」
永遠はベッドから美月を見上げながら、ニコリと微笑みます。
ガラッ
その時、医務室のドアが開き誰かが入ってきます。
「永遠・・・!」
「大丈夫か!?」
入ってきたのは おじいちゃん。永遠の怪我を心配したおじいちゃんは、慌てて永遠へ駆け寄ります。
さらに、続けて恭介達も医務室へ駆けつけてきます。そして、みな永遠のケガを心配し、すぐに病院へ行くよう急かします。
まだ、美月と話の続きをしたい永遠は渋りますが・・・
「すぐ行った方がいいよ」
「浅倉くん」
「試合も残ってるんだし」
「・・・ってフライングしたのは私だね」
美月にも勧められ、永遠は病院へ向かうことに。
タクシーに乗り込む永遠を見送りながら、美月はなんとなく告白のタイミングを間違えた気がしてきます。
(・・・でも)
(残りの試合前に)
(あれ)
(渡したかったもんな)
(うん)
(できてよかった)
カフェ
「え・・・っ」
「告ったんだ・・・!」
「ででで!?」
「永遠くんはなんて?」
カフェでナナとレイナに告白したことを打ち明ける美月。2人は興味津々で食いつきます。
「や・・・タイミングがあんまりよくなかったから」
「その後の話はまだ・・・」
「あー・・・」
「まあね」
「今日負けて部則撤廃も厳しくなったもんね」
残り試合の結果次第で、まだ清凌の優勝の可能性はあるものの、鳳城が他のチームに負けることは考えづらく、かなり厳しい状況に。
「そっかぁ~」
「なかなかもどかしいわね」
「せっかく3人が一歩踏み出したっていうのにさ」
「何より美月ちゃんの初告白をムダにしないでほしいわ」
ナナは勇気を出して告白した美月を思いやります。
「でも」
「あやちゃんと話して自分の気持ちハッキリしたなら」
「もっとしっかりしないとって」
美月は、あやちゃんの想いの上に今の選択をしていることを、決して忘れないよう自分に言い聞かせます。
「やっと聞けた」
さっき永遠に言われた言葉が胸に響く美月。
「ちょっとでも支えになれるなら」
「めげずにまた頑張ってみるよ」
たとえ付き合うことができなくても、美月はこれからもまた頑張れる気がしますが・・・
「てか部則なんてコッソリ破っちゃえばよくない?」
「あ」
「いいですね」
「それ」
ナナとレイナが美月を茶化し始めます。
もちろん永遠と付き合うことができるなら、嬉しくて堪らない美月。
(けど)
(そういうズルい事しないのが)
(浅倉くんのいいとこだと思うんだよ)
新人戦
新人戦の残り試合は、復帰した永遠が大活躍して連勝。しかし、鳳城も難なく全勝優勝を決め、清凌は準優勝という結果に。
「よくやったぞお前ら・・・!」
「準優勝おめでとう・・・!」
監督は大喜びして、大会終了後 全員にラーメンをおごってくれることに。
「で?」
「どうすんの?」
「永遠」
「美月に告白されたんでしょ?」
ゴホッ
ゴホッ
恭介に言葉に、永遠は食べていたラーメンをノドに詰まらせてしまいます。
「えっまじで!?」
「つかなんで恭介だけ知ってんだよ」
竜二達は全く気づいていなかった様子。しかし、恭介は「フライング」と言っていた美月の言葉で全てお見通しだったようです。
「・・・ちゃんと考えてるよ」
それだけ言って、またラーメンをすすり始める永遠。
「ほう・・・」
「ってまさかおま・・・」
「今さら部則破る気じゃ・・・」
「それはない」
「今まで何のために守ってきたんだよ」
永遠はラーメンを全て食べ終えると、ガタっと席を立ちます。
「よし」
「ちょっと行ってくる」
永遠がやって来たのは監督の前。そして、監督に向かって頭を下げます。
「お願いします」
「もう一回部則のこと考え直してもらえませんか?」
「次はそういう条件なしでもやれるところを見てください」
「今回の大会でオレ自信がそれができるって実感してて」
「先生にも信用して欲しい」
永遠は美月のことを思い浮かべながら、さらに深く頭を下げます。
「どうか・・・」
「お願いします」
その時、ガタッガタッとイスの音が。永遠の後ろへ他の部員達もやって来ます。
「・・・お願いします」
全員揃って、監督へ頭を下げますが・・・
「ダメだ」
監督の答えはNO。
実は今後 外部からコーチを招くことになっているという監督。そして、チームが充実してい今、バスケに専念して夏の大会まで頑張るよう伝えます。
美月と永遠
カフェで美月がナナとバレンタインの相談をしていると、永遠がやって来ます。永遠と美月は2人っきりでバスケコートへ。
打ち上げで、あらためて夏の大会へ向けてがんばることになったことを伝える永遠。そして・・・
「これからはバスケだけじゃなく」
「ちゃんと美月のそばにいたいと思ってる」
美月は永遠の言葉を嬉しく思いながらも、少し戸惑った様子。
「・・・ありがとう」
「でも」
「無理しないでね」
「部則あるんだし」
「わたし引退するまで待てるから」
「オレが待てないから」
永遠は美月の提案をキッパリと拒否します。あまりにハッキリと好意を伝えられ、美月は真っ赤に。
「・・・でも」
「でも」
「部則・・・」
「なくなった」
「え・・・!?」
永遠はニコリと微笑みながら、ラーメン屋の出来事を話し始めます。
あの後、例のコーチがラーメン屋へ来ることに。そして、そこへ現れたのは何と永遠のおじいちゃん。
おじいちゃんは、先生から部則のことを聞かされると・・・
「ほう」
「恋愛禁止・・・」
「そんなもんいらんでしょ」
「恋愛しててもうまいやつはうまい」
「信じてやった方が強くなりますよ」
監督は何も言い返すことができず、アッサリと部則の撤廃が決まります。
その時のことを話しながら、美月の手をギュッと握りしめる永遠。
「ちゃんと」
「大事にしたいと思ってるから」
「・・・美月」
「オレと付き合って」
永遠が想いを伝えると、美月の目から涙が溢れてきます。
「・・・はい」
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