君に届け26巻106話のネタバレ感想
別冊マーガレット2016年2月号の君に届け106話のあらすじ&感想です♪
106話はおそらくコミック26巻に収録。
26巻巻の発売日は2016年4月ごろだと思います。
君に届け26巻106話のあらすじ【ネタバレ注意】
晩ごはん
お父さん、お母さんと一緒に御飯を食べる爽子たち。アイドルのようにかわいい女の子が泊まりにきて、爽子の両親は浮かれまくります。
ズケズケとくるみに恋バナをしてくるお母さん。好きなタイプを訊かれたくるみは、悲しげな表情をしながらもハッキリと答えます。
「わたしは・・・」
「自分と真逆なひとがすきです」
「・・・まっすぐなひとがすきです」
ハッとしてくるみを見つめる爽子。
(・・・真逆じゃないよ・・・)
(誰よりも)
(まっすぐに)
(風早くんだけみてた)
勉強終了
もう一頑張りして、この日の勉強は終了。爽子たちは寝る準備を始めます。くるみは勉強を終えて、改めて爽子や爽子の部屋を見ていると、色んなことに気づきます。
写真はいっぱいあるのに風早のものはないこと。爽子がネックレスをしていること。最近、爽子が襟付きの服ばかりしていたこと。爽子が風早のことで自分に気を遣っていたことを察します。
正座して爽子と向き合い、そういうことをやめるよう怒り出すくるみ。
「・・・わたしに何されても負けなかったんだから」
「堂々と」
「したら」
しっかりと顔を向きあわせ、くるみを見つめる爽子。そうしていると、くるみの想いが爽子に伝わってきます。
(・・・私たちは)
(そういう関係になれるんだって)
(言ってくれてるんだよね)
廊下
先にお風呂に入ったくるみ。お風呂から出てくると、廊下でお母さんにつかまります。
爽子の友達が泊まりにきたことが嬉しくてたまらないお母さん。爽子の友達はみんないい子ばかりだと喜びます。それを聞き、顔色が変わるくるみ。
「・・・いい子じゃないです」
「わたしは・・・わたしは」
「ほんとうは・・・」
「・・・わたしは・・・」
声を絞り出すように話し始めるくるみ。
「わたしは」
「爽子ちゃんに」
くるみが何かを打ち開けようとした瞬間・・・
「くるみちゃん」
「私はくるみちゃんがすきだよっ」
台所に飲み物を取りに行っていた爽子が、くるみの言葉を遮ります。思わぬことを言われ、真っ赤になるくるみ。照れ隠しをするように、怒りながら部屋へ上がっていきます。
「いろいろあるわね・・・」
二人の様子を見て、お母さんも何となく事情を察してくれます。
(いろいろ・・・)
(あったな)
(いろいろあった)
これまでのくるみとのことを思い出す爽子。キツイことを言われたこと。泣いたこと。最近、何となく打ち解けてきた気がしたこと。
(いろいろあって)
(今があるの)
就寝
お風呂に入ってきた爽子。部屋へ戻るとくるみはもう寝ている様子。しかし、爽子が布団に入ると、くるみがクルリと爽子の方へ向き直ります。
目にいっぱい涙を溜めているくるみ。そして、ポツリポツリと話し始めます。爽子はまっすぐで、いつもうらやましくて、むかついていたことを伝えるくるみ。
「・・・ずっと・・・」
「・・・言えなかった・・・」
「・・・・・・」
「あ・・・の時・・・は・・・」
「・・・あの時はごめんなさい・・・」
「ごめんなさい・・・」
くるみの目からボロボロと涙が溢れてきます。くるみが爽子と風早の悪い噂を流していたことを思い出す爽子。そして、それをくるみが今までずっと抱えてきていたことを知ります。
自分が爽子にしたことを一生忘れることはできず、自分には爽子の友達でいる資格はないと言うくるみ。そう言って泣き続けるくるみの手を、爽子がギュッと握りしめます。
「・・・くるみちゃんは」
「悪いことした!」
「・・・それで」
「・・・私も無神経だった!」
「だからどっちも悪い!!」
「だから・・・」
「もう」
「・・・忘れていーの・・・」
一緒に泣き出す爽子。くるみからそれ以上のことをいっぱいもらって、一緒にたくさんのことをしてきたことを伝えます。
翌日
翌日の朝も一緒にみっちり勉強したふたり。そして、くるみは教えてもらったお礼を言い、帰っていきます。しかし、少し歩くとくるみの足が止まります。振り返り、たっと駆け寄って来るくるみ。
「・・・爽子ちゃん!」
「教育大に行こうよ!!」
「わたしと・・・教育大行こうよ!」
「行こうよ・・・!」
君に届け26巻106話の感想【ネタバレ注意】
今回は、爽子とくるみが本当の意味で友達になれた感じしますね。
爽子は周りのみんなに自分の気持ちを伝えることができるようになってきていましたが、まだちょっとオドオドしていたところがあったと思います。でも、今回はくるみにハッキリと想いを伝えることができていましたね。
くるみも心の一番奥にしまっていたものをさらけ出すことができて、ホッとしたんじゃないでしょうか。爽子のお母さんに打ち明けようとして、なかなか言葉に出せなかったところ。そして、布団の中で爽子になんとか伝えることができたところはグッときました。
もうなかったことにすることもできたのに、自分から蒸し返すのはとても勇気がいったしょう。もし、爽子がこれで友達でなくなってしまったらと思ったら怖かっただろうなあと思います。
そして、二人の絆が強まったおかげもあるのか、くるみが最後に爆弾を落としていきましたね(笑) なんとなく爽子の気持ちは教育大に傾いていたような気がしますが、くるみからも誘われどうするんでしょうか。
大学が違えば受験対策も違うでしょうし、迷う猶予ももうあまりなんじゃないかな。近々爽子が決断をすることになりそうですが、どちらを選ぶにしても悔いのない選択をしてほしいなと思います♪