別冊マーガレット2016年4月号の君に届け108話のあらすじ&感想です♪
108話はおそらくコミック27巻に収録。27巻巻の発売日は2016年9月ごろだと思います。
君に届け27巻108話のあらすじ【ネタバレ注意】
風早の家へ
(かわいい顔で笑ってたなあ・・・)
(・・・あやねちゃん)
ピンのことを話している時、あやねがとてもいい顔をしていたことを思い出す爽子。そして、自分もしばらく会っていない風早に会いたくなり、電話をかけます。
すると、なんと風早のお母さんが入院しているらしく、電話先からは台所で悪戦苦闘している風早の様子が伝わってきます。
家の余りものを持って、急いで風早の家に駆けつける爽子。もちろん風早は大歓迎で、弟も含め和気あいあいと夕飯の準備を始めます。
「母さんの留守に女連れこんで浮かれやがって・・・」
そこへ、風早のお父さんが恐ろしい形相でやって来ます。風早が楽をするために、爽子を利用したと疑うお父さん。
風早はちゃんと自分も夕飯を作ったことを証明しようとしますが・・・・・・そこには真っ黒焦げのチャーハンが。
「・・・・・・・・・・・・・・・すまなかったな爽子世話かけて・・・」
ズーンと沈んで、爽子に礼を言うお父さん。
どうにか誤解も解け、夕飯を食べることに。家で食べてきた爽子はドキドキしながら、みんながが食べるのを見つめます。
お父さんに食べないのか聞かれ、食べてきたことを伝えると・・・
「なにぃ!?」
突然ガタッと立ち上げるお父さん。
「黒沼に何かしたら!!」
「許さねーかんな!!」
と、爽子の身の危険を感じ、ヒーローのようなことを言う風早でしたが・・・
「デザートだ」
「食え」
お父さんが渡したのは、自分の大好物の大福アイス。
(・・・すごいな黒沼・・・)
(とーちゃんがこんな心許すなんて・・・)
お店
夕食を終え、後片付けも爽子に甘えて、お父さんは店の片付けに風早を連れて行きます。
「翔太おまえ」
「まだ家離れないとか店継ぐとか思ってんのか」
片付けしながら風早に訊ねるお父さん。そして、またろくに話も聞かずに、家や母を言い訳にして、親に甘えていると決めつけてきます。
「・・・・・・・・・」
何かを言い返そうとして、グッと堪える風早。
(・・・だめだ)
(今言い返したら)
(今までと同じだ・・・)
(最後まで)
(話聞くんだ)
「・・・こっちを」
「向いてよ」
「こっち向いて」
父の話を最後まで聞いてから、語りかける風早。そして、自分のやりたいことを話し始めます。
「・・・おまえ!」
「話を!」
「聞いてくれ!」
「俺もとーちゃんも話をちゃんと聞かないのは悪いクセだ!」
やりたいこと
ある時、風早はピンから、スポーツ店の親父が学校にスポーツ用品を卸しに来た時のこと聞きます。ピンはそれが風早の父とは知らない様子。
その親父にはスポーツ医学やカウンセリングの知識もあり、自分が気づかないことにも気づくというピン。そして、野球部でもそういうトレーナーを取り入れたいものの、なかなか田舎には人材がいないことを嘆きます。
それから店を継いてスポーツトレーナーにもなりたいと思ったという風早。
「やりたいことたどったら」
「父ちゃんがいた」
「こういう風に育ったから」
「やりたいって思ったんだと思う」
風早は母が心配なことも、家にいたいことも、店を継ぎたいのも、トレーナーになりたいのも、全て自分の本当に気持ちであることを正直に打ち明けます。
「甘えてるって言われたらそうなのかもしれない」
「・・・お願いします」
「甘えさせて下さい!」
「大学行かせてください!」
頭を下げてお願いする風早。お父さんはそんな風早を黙ってしばらく見つめると、何も言わずに家へ入っていきます。
路上
父との話を終えて、爽子を送っていく風早。
「黒沼」
「俺とーちゃんにやりたいこと言ったよ」
「黒沼のおかげで」
「全部言えたよ」
君に届け27巻108話の感想【ネタバレ注意】
風早くんのお父さん、相変わらずの頑固親父っぷりでした(笑) 今時こんな親父がいるのかっていうくらい昭和の親父って感じがします(笑)
そんなお父さんと、今回はちゃんと話をすることができてよかったですね♪ 爽子とのことがあってから、風早くんもお父さんに似て話をちゃんと聞かないというクセを反省してましたが、こんな場面になったら普通カーッとなって、そんなこと忘れてしまうんじゃないかな。
でも、ちゃんと反省を活かすことができてすごいと思います。
それと、風早くんの話を聞いてお父さんは何も言いませんでしたが、お父さんの気持ちを考えると、ちょっと泣きそうになりました(;_;) 子供が自分のことをちゃんと見てくれていて、認めてくれてるっていうのは、たぶん親からしたら一番幸せなことなんじゃないかなあ。
これで、きっとお父さんも風早くんの願いを許してくれると思います。みんな自分の道を決めていって、残りは爽子だけですね。
爽子も自分のやりたいことをしっかり見つめて直して、後悔しない道を選んでほしいと思います♪
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