別冊マーガレット2016年5月号の君に届け109話のあらすじ&感想です♪
109話はおそらくコミック27巻に収録。27巻巻の発売日は2016年9月ごろだと思います。
君に届け27巻109話のあらすじ【ネタバレ注意】
病院
入院している風早のお母さんの病室へ、お父さんがやってきます。何やら深刻そうな顔しているお父さん。
「俺は」
「話を聞かないか」
お父さんは、風早が大学に行かせてくださいと頭を下げてきたことを、ボソボソと話し出します。
「俺は」
「翔太をしばりつけてきたのか?」
そんなお父さんをじっと見つめるお母さん。
「お父さんはね」
「心配しすぎなの」
「自分に似てるところがあるから」
「心配だったんでしょ」
お母さんは、大事にしすぎて腐らせてしまわないよう伝えます。
風早と爽子
お父さんが帰ると、入れ替わるようにして風早と爽子がやってきます。
風早たちの前に、お父さんが来ていたことを聞いて、何か言ってたか気になってしょうがない様子の風早。風早は、父の考えていることや、何をしたら喜ぶのか、今だに分からないことをお母さんに打ち明けます。
「あの人今ショック受けながら嬉しいんじゃない」
「たぶん今」
「喜んでるんじゃない」
母の言葉に驚く風早。すると、お母さんは家に帰ったら、たんすの一番上の引き出しを見てみるように伝えます。
「喜ばせているよお兄ちゃん」
「今までもずっと」
「わかりづらいけどね」
そう言って、今度は風早が生まれてきた時のことを話し出すお母さん。
「翔太」「勝太」「将太」
お父さんは、3つの名前の候補を書いた紙を前に、ウンウンうなっています。
お父さんの名前は勝一郎。お母さんはきっと勝太という名を選ぶと思ってましたが、生まれた風早の顔を見て、お頭さんが選んだのは翔太。
「勝つことじゃなくて」
「人の上に立つことじゃなく」
「翔けることを望んだの」
「あなたに」
家
家に帰ると、お母さんに言われたタンスの引き出しを開けてみる風早。するとそこには、風早のアルバムや、風早が送ったプレゼントなどがギッチリ詰まっています。
なかには、なぜかお菓子を持ったお父さんの写真も。風早が父の日などにプレゼントをしたお菓子を、お母さん捨てられそうになってしまい、その前に写真に残していたようです。
そんな写真を見て、呆然とする風早。
「・・・何をやってるんだ」
するとそこへお父さんがやってきます。なんとアロハシャツを着ているお父さん。これは修学旅行のお土産に風早がプレゼントしたもの。
初めてそのシャツを着たお父さんを見て、風早は思わずぷーーーっと笑い出してしまいます。
「・・・大学に」
「行かせてくれと言ったな・・・」
そんな風早に話しかけるお父さん。風早も真剣な顔に戻って、お父さんと向き合います。
「条件がある」
「一人暮らしをしろ!」
「自分で食材を買い料理をし」
「洗濯をし掃除をしろ」
「ひとりで生活してみろ!」
お父さんの言葉をしっかりと受け止める風早。
「・・・・・・・」
「ありがと」
「とーちゃん!」
風早はお父さんに向かって深く頭を下げます。
そんな風早にお父さんは・・・
「・・・おい」
「これの有効期限は切れてるのか」
風早が見ていた引き出しから、「かたたきけん」と書かれた紙を取り出します。
夜
夜、電話で爽子に今日あったことを嬉しそうに報告する風早。
「自立したいって」
「思ってきたんだけどさ」
「とーちゃんも自立しろって思ってたんだなって思った」
「初めて同じ方向向けた気がする」
「俺」
「がんばるよ」
そして、時は進み二学期が始まります。学校で試験を受ける生徒たち。
(風早くんが)
(気持ちに決着をつけて)
(お盆が終わって)
(最後の)
(夏休みが終わって)
(次は)
(私の番です)
爽子は志望校の欄をしっかりと記入し、テストに望みます。
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