別冊マーガレット2016年6月号の君に届け110話のあらすじ&感想です♪
110話はおそらくコミック27巻に収録。27巻巻の発売日は2016年9月ごろだと思います。
君に届け27巻110話のあらすじ【ネタバレ注意】
爽子と風早
「か」
「風早くんにがお願いあります」
「ん」
「何?」
「・・・一日」
「一日だけ私にください」
勉強の邪魔にならないかと、不安そうに風早にお願いする爽子。
「・・・一日?」
「ほんとにくれるの?」
風早は爽子のお願いに驚きながらも、もちろん大喜び。
「遠くに行こう!!」
「いつもより」
「遠くに」
遊園地
ふたりがやって来たのは遊園地。爽子はワクワクする気持ちが止まりません。
「乗りたいの!」
「全部乗ろ!!」
風早に手を引かれ、まずはジェットコースターへ。降りると足がふらついてしまい、思わず風早の腕にガッシリと捕まってしまいます。
一瞬、赤くなったあと、バッと周りを見合わたす風早。
「いないなっ」
「ピンとかジョーとかピンとか!!」
爽子はピン達も来ているのかと勘違いしてしまいますが・・・
「やっちがうの俺今日もう絶対邪魔されたくないわけ!!」
「・・・誰にも邪魔されたくないわけ!!」
「今日はもー」
「2人の時間だかんね!!」
風早は自分で言っておいて、紅くなってしまいます。
お化け屋敷
二人っきりで色んな乗り物に乗り、今度はお化け屋敷へ。
「はっ!!」
その時、爽子があることに気づきます。
「私っ」
「おばけ役じゃないおばけやしき」
「はじめてだ」
仕事がないことに感動しながらも、次回に活かすために研究を始めようとする生真面目な爽子。
「楽しも!」
「いっつもみんなの事めっちゃ楽しませてきたんだから!」
「めっちゃ楽しも!!」
風早は爽子の手を引き、中へ入っていきます。爽子はお化け役の時は考えたこともなかったのに、イザとなると怖いという気持ちが湧き上がってきます。
「大丈夫!」
爽子の手をぎゅうっと握りしめる風早。
(何度)
(隣で)
(大丈夫って)
(言ってくれただろう)
いつもいつも風早が自分を励ましてくれたこと思い出す爽子。思わず、その場で膝を付き、涙を流してしまいます。
風早は、そんな爽子にそっとキスをし、手を握りしめます。
夕方
お化け屋敷を出ると、もう空が赤くなり始めています。腕時計に目をやる風早。
「・・・・・・」
「もう帰る時間・・・?」
爽子が悲しそうにつぶやきます。そんな爽子の顔を見て、風早は・・・
「すいませーーーん!!」
「黒沼!」
「こっち!!」
他の人に写真をお願いし、爽子を呼び寄せます。
「今日いちばんのいー顔で!!」
ニッコリ微笑みかける風早。つられて爽子も、笑ってしまいます。
ぱしゃ
「最後に」
「観覧車乗ろ!」
観覧車
観覧車に乗り込む風早と爽子。風早は爽子に向かい合って座ります。
「あ・・・」
「と」
「隣じゃないんだ」
爽子の言葉に、ガタッと席を立つものの、また腰を降ろしてしまう風早。
「ま」
「まいっちゃうなー・・・」
風早は爽子の隣に行きたいのに、それを必死に堪えているといった様子です。
「ていうか」
「今日はさ」
「・・・こっちの方が」
「顔見て話せるかなと思って・・・」
観覧車は頂点付近へ。
「あのへんかな」
「北幌」
爽子は遠くの景色を寂しそうに眺めます。
「・・・帰りたく・・・」
「ない・・・」
消え入りそうな、か細い声でつぶやく爽子。
「いいよ」
「さらうよ」
何の迷いもないように、風早がキッパリと言い切ります。
そんな風早の言葉に、爽子の目から涙が溢れてきます。自分の言っていることが現実的ではないことは分かっていても、それでも風早の気持ちが嬉しくてたまりません。
「風早くん」
「私は・・・」
「教育大を」
「受験します」
ポロポロと涙を流しながら、打ち明ける爽子。きっと風早は最初から、自分が言おうとしていることを分かって、つき合ってくれたのだと感じます。
「・・・うん」
「黒沼」
「がんばれ!」
「黒沼がんばれ!」
「大丈夫!」
「がんばれ!」
いつもいつも自分を励ましてくれた風早の姿が、爽子の胸に思い浮かびます。
コメント
いつも楽しく読ませていただいています
文章もすごくわかりやすくて何度も涙しました
ここで全部読んでから、単行本も買っちやってます
ありがとうございます!
はなさん、こんにちは~
君に届けは、グッとくるシーンが多いですよね。私も毎回泣きそうになります(;_;)
いつも楽しく見させてもらってます!
ほんとに助かります!笑
Wait for 3rd season
はじめまして。今さらのコメントですみません。
これ読んだだけで、泣いている私です。
最高。ありがとうございます。