別冊マーガレット2017年6月号の君に届け119話のあらすじ&感想です♪
119話はおそらくコミック29巻に収録されると思います。
君に届け29巻119話のあらすじ【ネタバレ注意】
卒業式
整列し、体育館へ向かう爽子達。爽子は答辞を読むことになっており、ガチガチに震えてきます。
「緊張してる!」
「答辞?」
そんな爽子の緊張をほぐすように、風早が笑顔で声をかけます。
「いつも通り黒沼の言葉で」
「きっと大丈夫!」
卒業式が始まり、卒業証書が授与されていきます。
「いえーーーい」
きゃーーーー
卒業証書を受け取ったケントがハシャギ周り、ピンは他の先生から渋い顔をされてしまいます。
そして、いよいよ答辞に。爽子は先ほど風早に言われたことを思い出します。
(・・・・立派じゃなくても)
(いいのかな・・・)
(・・・いつも)
(自分の言葉で伝えられていたのかな)
壇上へ登り、用意していた答辞を読み始める爽子。
「ようやく雪も溶け始め」
「この北国の長かった冬も終わりを迎えようとしています」
「先生方」
「来賓の皆様・・・」
感謝の言葉を述べ、入学した時の心境や、この学校生活で起こったこと、爽子はよどみなく話し続けますが・・・
「沢山の思い出が今も・・・」
「・・・・・・・・・」
そこで爽子が無言に。何かあったのかと館内がザワつきます。
用意した文章へ目線を落とし、そしてすっと顔を上げる爽子。
「私のあだ名は貞子です」
「入学してからずっと本名で呼ばれることが目標でした」
爽子は突然用意していた答辞とは違うことを話し始めます。そして、その内容に先生達はイジメかと慌てふためきます。
「でも」
「今は」
「もうどっちでもいいです!」
「霊感も」
「あってもなくてもどっちでもいいです!」
「この学校で」
「みんながそう思わせてくれました!」
「貞子として過ごした日々を誇りに思います」
「楽しかったです」
「ありがとう」
大声で訴え、爽子は笑顔で締めくくります。
クラス
式が終わり、爽子達は自分たちのクラスへ。
「おまえらやってくれたな!!」
「こってり怒られたわ」
「あの老人たちまじうっせーんだからなーーー!!」
悪目立ちしすぎた自分の生徒たちに愚痴を飛ばすピン。しかし、生徒達は我関せずとばかりに、逆に最後の言葉を求めてきます。
「言うことなんかかわんねーよ!」
「何でも自分でどーにかしろ!!」
「お前らが犯罪者になっても多分味方だからよ!!」
「ま!!」
「達者でな!!」
「ええーーーー何それーーーー!!」
「荒い!!」
「荒井だけに!!!」
ピンが荒く締めくくり最後のHRも終了。
後はみな思い思いに動き始めます。
「風早ー!!」
「ネクタイちょーだーい」
人気者の風早は女子達からネクタイをねだられますが、それを必死に拒否。
そんな風早を横目に、爽子は教室を出て行きます。
爽子
「おう」
「全く主席らしくねー答辞だったな」
「いんじゃねーの」
「おまえらしかったよ」
教室を出た爽子に、ピンが声をかけ通り過ぎていきます。
それから爽子はくるみのクラスへ。そして、くるみ用のブローチを手渡します。
「爽子ちゃんにはこーいう風にわたしが見えていたわけね・・・」
「に」
「似てるかな!???」
くるみは不気味な刺繍に苦い顔をしますが、爽子には伝わりません。
「梅!」
「そろそろ行くわよ」
「・・・お友達?」
その時、くるみにお母さんが声をかけます。
爽子の顔を見つめ、そしてお母さんの方へ歩いて行くくるみ。
「・・・・・・」
「別にっ・・・」
「・・・ただの」
「親友!」
風早
そのころ、今度は後輩たちに群がられてている風早。
一緒に写真を取り、さらにネクタイをねだられてしまいます。
「あっ!!」
「ごめんオレ誰にもあげてないんだ!!」
「あっ!!」
「ですよね!!」
「すみません!!」
風早がやんわり拒否すると、今度はみな胸のブローチに目が行きます。
「いーですね!!」
「風早センパイのクラスだけみんなつけてるなって思ってました!!」
「黒沼先輩の手作りですか!?」
「黒沼先輩と二人で歩いてるとこ」
「私たち憧れでした!!」
「・・・ありがと!!」
後輩の言葉に、風早はとても嬉しそうな笑顔で応えます。
あやね
クラスは一旦解散したものの、みんなで記念写真を取ることに。教室にいないピンをあやねが、爽子を風早が呼んでくることになります。
職員室からピンを呼び出し、一緒に教室へ歩いていくピンとあやね。
「・・・ね・・・・」
「こ・・・これで最後なんだよね」
「も・・・」
「会えないんだよね・・・・」
あやねは顔を伏せ、寂しそうにピンに訴えます。
「言っただろ」
「オレはいつでも味方だよ」
「何があってもだ」
寂しそうな顔から一転、あやねは元気よく顔をあげます。
「ピン」
「やっぱ10年は髪立て続けなよ!!」
「そーっちのがいい!!」
「そーして!!」
イキナリ変なことを言われて、ピンは戸惑ってしまいます。
「言われなくても立てるが!?」
「なにか??」
「・・・おろすとかっこーいから!!」
爽子と風早
用事を終え帰ってくる爽子を、風早が待ち構えています。風早はみんなで記念写真を取ることを伝えますが、爽子だけブローチがないことに気づきます。
「あ・・・」
「そっかー・・・」
「作れば良かった・・・」
「まさか」
「みんなつけてくれると思ってなくて・・・」
嬉しさと寂しさで涙が出てくる爽子。すると、風早がグイッと自分の首元に手をやります。
「かわりに」
風早は自分のネクタイを取り、爽子につけてあげます。
爽子が風早のネクタイを装着し、一緒に教室へ向かう2人。爽子のがやってくると、みなの視線は爽子の首のネクタイへ。
「!!」
「あーーー」
「風早それーーー!!」
コメント
もう卒業式…..。あっという間ですね。なんとなく寂しいようなホッとするような気がします????いつもわかりやすいネタバレ、ありがとうございます‼️
29巻が待ちどうしぃぃぃ
私も娘も女子高で、息子は男子校で、子供達は中間一貫だったので、こんな風な卒業式に憧れます。
爽子の答辞、生で聞きたいくらいです。
ネタバレありがとうございました。