花とゆめ2016年9号のなまいきざかり42話のあらすじと感想です♪
42話はおそらくコミック8巻に収録だと思います。
なまいきざかり8巻42話のあらすじ【ネタバレ注意】
放課後
図書室で勉強している由希と、それを横からじーっと見つめている成瀬。
部活引退から2日。由希は受験勉強でいっぱいで、顔を合わせることもすっかり少なくなってしまいます。
(けど・・・)
(なんというか・・・)
(こう・・・)
(余りにも・・・)
「付き合ってる実感がねえ」
言ってはいけない気がして言えなかった言葉を、ズバリと成瀬が口にします。
同じことを思っていても、勉強や将来、それに袴田のこともあり、由希は正直そんな余裕はありません。
そんな由希の腕をギュッと掴んで引き寄せる成瀬。
「ねえ」
「俺らって付き合ってるよね・・・?」
成瀬が唇を近づけてきます。
「ん」
「・・・っ」
「・・・・」
成瀬のキスに由希が体が震えていると・・・
ズボッ
バチーン
舌を入れてきた成瀬を、由希は思いっきり引っ叩いてしまいます。
夜
夜、自分の部屋でう~んと頭を悩ませる由希。イキナリあんなことをされて、驚いて引っ叩いてしまったものの、さすがに彼女としてあの反応はどうなのかという気になってきます。
邪念を払うように、勉強に打ち込むことにしますが・・・
「俺がんばるからセンパイもがんばって」
この前の、成瀬の言葉が頭に浮かんできます。
(勉強だけでいいわけじゃない)
(頑張るって決めたんだ)
(・・・努力)
(両立する努力!!)
翌日
(せめて今日くらいは一緒に帰ってもいいはずだ)
(いや帰るべきはずだ)
放課後、単語帳をめくりながら成瀬の部活が終わるのを待つ由希。すると、なんとそこへ袴田がやってきます。
なぜ袴田がこんなところにいるのかあわてる由希に、この前のことを謝る袴田。
この前は、由希のしんどそうな顔を見て、満たされた気になってものの、時が経つにつれ違う気持ちが湧き上がってきたようです。
「俺は・・・」
「俺は」
「おい。」
そんな袴の尻に、成瀬がガスンとケリをいれます。ちょうど部活も終わったようです。
互いを罵り、ほっぺたをギュ-ッとつねり合う二人。
「子供?」
と、驚いている由希に、袴田は成瀬と付き合っているのか訊ねます。
なぜか、袴田に嘘をついてはいけない気がしてくる由希。
「付き・・・合って・・・ます」
そんな由希を手を握り、ズイズイと成瀬が引っ張っていきます。
「見に来てください」
「ウィンターカップ」
「12月の」
「その男選んだこと」
「絶対後悔させますから」
後ろから呼びかける袴田。
「はい・・・」
由希は袴田の真剣な顔を見て、思わずそう答えてしまいます。
由希の家の前
一緒に帰りながらも、由希がさっき「はい」と答えたことにムスッとする成瀬。由希は、見に来てという言葉に対する返事であることを何度も説明。
「まー」
「もーいいよ」
「『付き合ってる』ってセンパイから誰かに言ったのはじめてだし」
ようやく機嫌をなおす成瀬。由希は言われてみれば、付き合っていることを口にしたのは初めてだったことに気づきます。
家まで送ってきてくれた成瀬の腕に、髪をとめていたゴムをハメる由希。
「その」
「・・・さ・・・」
「さみしくなった時用・・・」
恥ずかしそうに、そういう由希を成瀬がギュッと抱きしめます。由希が今は受験勉強で精一杯なことに理解を示す成瀬。
「でも」
「隙間は俺でいっぱいにして・・・?」
(・・・何を言っているんだ)
(この男は・・・)
(もうとっくに)
(このからだにはもう)
(おさまりきらない)
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