花とゆめ2017年1号のなまいきざかり55話のあらすじと感想です♪
55話はおそらくコミック10巻に収録されると思います。
なまいきざかり10巻55話のあらすじ【ネタバレ注意】
練習
「やべテープほどけたちょっと取ってくる」
「テープならここに」
「右ですか左ですか」
「マネさーんドリンクってあるー?」
「ステージの前に常温のものが」
「うわタオルめっちゃフワッフワ」
「洗剤にお酢と重曹を加えておいたので」
成瀬の言葉がかなり気になりつつも、結局 臨時マネージャーを引き受けることになった由希。しかし、やるからには何でもキッチリやる由希の仕事っっぷりは大好評です。
練習終了後、由希が試合で使う椅子を磨いていると、諏訪さんがやってきます。
「やー」
「他のやつらも感心してたよ」
「町田さんきてくれてホントよかったって」
「成瀬翔くんがベタ惚れなのもすげーわかるわ」
「げっほぉーーーーっ」
諏訪さんの言葉に吹き出してしまう由希。どうやら、今の成瀬は大学バスケ界でも名の通る存在になっているようです。
夜
「あれっ!?」
「町田先輩!」
「何してんスか」
部活後、由希がスポーツ店で買い物をしていると、ちょうど隆北バスケ部のみんなと出くわします。
「いやそれが大学のバスケ部が急に人手不足になって」
「臨時でマネージャーやることになっただけ・・・」
どうにかその場を誤魔化そうとする由希ですが・・・
「バスケ部ってさ」
「男子の・・・?」
「サークルじゃなくてバスケ部?」
「男しかいない?」
成瀬がズンズンと迫ってきます。
「そーだけど何!」
結局、何かを嗅ぎつけた成瀬は、その試合に来ると言い出します。
(この嗅覚・・・)
試合
それから、講義やバイトに加え、マネージャーの仕事もガンガンこなしていく由希。そうこうしているうちに、あっという間に試合の日となります。
由希の大学は見事勝利!これで、由希はようやくマネージャーの仕事から解放されることになりますが・・・
「なんて言わずにさー」
「今後も頼むよー」
「今日勝てたのだって町田さんがあれこれ引き受けてくれたおかげだしさぁ」
部員たちは由希に残ってくれるよう懇願します。
その誘いを断り、最後の片付けを始める由希。
グラッ
「お!?」
「っと・・・!」
フラついて倒れそうになった由希を、なんとか諏訪さんがキャッチ。
すると、ちょうどそこへ成瀬がやってきます。
「・・・オレの仕事だから」
「触んなくていいよ」
諏訪さんを睨みつける成瀬。そして、由希を抱えて帰っていきます。
由希の部屋
部屋のベッドで目を覚ます由希。キッチンでは成瀬が何を作っています。
成瀬からあの後の話を聞き、由希はようやく事情を察します。
(・・・な)
(なんという体たらく・・・)
目が覚めた由希に、成瀬がおかゆを出します。
「あいつ同じ大学のバスケ部だったんだね」
成瀬の言葉に絶句してしまう由希。
「・・・ホントはめっちゃムカついてるよ」
「オレ由希センパイの気持ちちゃんとわかってるけど」
「それでも」
「コンパとか行かれんのもやだし」
「一人でバイト決めちゃうのもやだし」
「へんな男がいるバスケ部でマネージャーとか1秒だってやだし」
「そーやってガキみてーなこと言って」
「由希センパイにきらわれるのが一番やだ」
そう言いながら、成瀬は甘えるように由希の手を握りしめます。
成瀬が自分のことにに興味を失ったのかと気にしていた由希。しかし、成瀬も平気ではなかったのだと気づきます。
(私は)
(また)
(見落としてしまった)
「世界で一番って言ったのに」
「そんな簡単に嫌えるわけないでしょ」
由希は沸騰しそうなぐらい真っ赤な顔で、そう伝えます。
「ごちそうさま」
「カゼ伝染るからさっさと帰りなよ」
おかゆを食べた由希は、早く成瀬を帰らそうとしますが、成瀬は言うことを聞きません。
由希が無視して布団に潜り込むと、その後ろにピタッと成瀬が身を寄せてきます。
(・・・ああ)
(だから部屋に入れたくないのに・・・)
(もう少し一緒にいたいとか)
(うっかり言ってしまいそうになるから)
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