花とゆめ2017年4号のなまいきざかり57話のあらすじです♪
57話はおそらくコミック10巻に収録されると思います。
なまいきざかり10巻57話のあらすじ【ネタバレ注意】
夜
(初戦を突破した新生隆北バスケ部は)
(落ち着いたプレーでその後も着々と勝ち進み)
(昨年に続き今年も関東大会出場を決めた・・・)
(・・・のも束の間)
(また別の戦いが始まっている)
ベッドに押し倒そうとする成瀬を、まくらで必死にガードする由希。
「そっちが先に誘ってきたんじゃん」
「何かしてほしいことないかって」
「そーゆうイミじゃ」
「ない」
由希は必死に否定。成瀬のために何かしたいと思い、本人に聞いたものの、まともな答えなど返ってきません。
(うまいことはぐらかされたようなそうでないような・・・)
学食
(あいつのためにできること・・・)
(自分で考えないとだめだ)
(自分一人で)
学食で成瀬のことを考えながら、ボーっとする由希。すると、偶然お隣の宇佐三さんと出会います。
(・・・お)
(お隣さん!!?)
(な・・・なぜ・・・)
(なぜこんなところで・・・!!!)
由希は玄関で成瀬の押し倒された現場を見られたことを思い出し、脂汗が出ますが・・・
「・・・いや・・・」
「違うんだよ・・・」
「ご近所づきあい円満にとか私もすっごい思ってたよ」
と、慌ててるのはなぜか宇佐三さん。合コンで失敗し叫んでいたところを由希に見られ、宇佐三さんは宇佐三さんで気まずく思っていたようです。
そんな話をしていると、諏訪さんが由希に声をかけて通り過ぎていきます。
ガシッと由希の手を握る宇佐三さん。
「!?」
「しぬほど紹介してほしい!!」
宇佐三さんは由希に懇願。由希は知らなかったものの、諏訪さんは1年の女子の間で有名なようです。
夕方
この日、バイトで諏訪さんと一緒になった由希。宇佐三さんに紹介してほしいと言われたものの、お花見の時のことが気になり、あれは彼女だったのか諏訪さんに訊ねます。
すると諏訪さんが、壁際の由希にスッと近づいてきます。
「・・・何でだろうね」
「オレね」
「彼氏がいるコばっかりすきになっちゃうの」
諏訪さんは、顔を寄せてジッと由希を見つめます
「ぶはっ・・・」
「そんな露骨にイヤな顔しなくたって」
「いや冗談よ」
笑いながら控室を出ていく諏訪さん。由希は、冗談のペースが早すぎて、ついていけません。
そんなことはあったものの、諏訪さんに彼女はいないと分かり、さっそくバイト後 宇佐三さんを紹介することに。由希と諏訪さんは、宇佐三さんと待ち合わせしたファミレスへと向かいます。
諏訪さんを紹介され、嬉しそうにハシャぐ宇佐三さん。由希が2人の会話を黙って聞いていると、「うしろ」とだけ書かれたメールが成瀬から届きます。
(ホラーか)
(何でいるの)
後ろに成瀬の姿を見つけ、青ざめる由希。すると、成瀬が席を立ち、由希はそれを追いかけます。
宇佐三さんと諏訪さんは2人っきりに。宇佐三さんが諏訪さんに、由希と出会った時のことを聞くと・・・
「彼氏いるコに手出しちゃって」
「それが向こうにバレちゃってね」
「彼と3人で会って話してほしいって言われたんだけど」
「『こわいからやだ』って言ったら」
「平手打ちバチーン!」
「みたいな現場」
諏訪さんは面白そうにその時のことを話します。
(・・・あ)
(クズ臭がする・・・)
通路
成瀬を探して店の中をうろつく由希。すると、急に横から成瀬に抱きしめられます。
由希はあわてて成瀬を引き剥がし、諏訪さんを人に紹介していたことを説明します。しかし、納得しない成瀬に、どうしてそんなに諏訪さんのことを毛嫌いするのか訊ねます。
「・・・だって」
「・・・あいつ」
「ちょっと木戸キャプテンに似てんじゃなん」
(・・・思ったより根が深いな)
由希は成瀬の返事に唖然としてしまいます。
そんな由希を再度抱きしめキスを迫る成瀬。
「キスしてくれたら関東大会超がんばれるし」
由希は自分が成瀬のことを本気で考えているのに、ふざけた態度ばかりする成瀬にイライラしてきます。
「あんた達ちゃんとやってるし」
「姫野さんだっているし」
「私がいなくたって勝てたでしょ」
「由希セン・・・」
怒って席へ戻っていく由希に、成瀬は手を伸ばしますが・・・
「・・・翔はさ」
「私がいなくても平気だもんね」
成瀬の頭に、いつか誰かに言われた言葉がよぎります。
「・・・何でもない」
そう言って、寂しそうに帰っていく成瀬。由希は成瀬の様子に驚きながら、成瀬の背中を見送ります。
(・・・あ)
(また何か)
(見落としたかもしれない)
帰り道
紹介を終えて、一緒に帰っていく由希と宇佐三さん。由希が宇佐三さんに、どうだったか訊ねます。
「んー・・・いい人だとは思うけど・・・」
「クズ臭しない・・・?」
「まあ」
「よくわかんない人だけど」
「顔がすごく好きだからお友達でいたい」
と、本能むき出しで思い悩む宇佐三さん。
歩いて帰りながら、由希は先程のことを思い出します。
(・・・何で)
(あんな言い方になっちゃったんだろう)
(力になりたいだけなのに)
宇佐三さんは、思い詰めた由希の顔をジッと見つめ、思い切って話しかけます。
「あのさ・・」
「友達になっとかない?」
「いやこんなこと改めて言うのあれだけど」
「一人で悩むこと少なくなるじゃん」
「・・・うん」
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