花とゆめ2017年7号のなまいきざかり60話のあらすじです♪
60話はおそらくコミック11巻に収録されると思います。
なまいきざかり11巻60話のあらすじ【ネタバレ注意】
由希の部屋
この日、部屋に宇佐三さんが遊びにきます。
「ん?」
「あれ?」
小さなソファが増えていくことに気づく宇佐三さん。
「ソファ買ったの?」
「何なに?」
「わざわざ2人がけってことは彼氏といちゃいちゃする用とかー」
からかうようにそう言って由希の方を見ると、首まで真っ赤になって硬直しています。
「くっっっそうらやましい」
「ひたすら彼氏が欲しい」
宇佐三さんはソファの上で悶絶。
そんなことを言われた由希は、この前の成瀬が来た時のことを思い出してしまいます。成瀬のために買ったのは確かなものの、想定以上に距離が縮まり必要以上にキレてしまった由希。
(い・・・)
(いや別に・・・)
(あいつに触られたの初めてじゃないし)
(すごく嫌だった・・・)
(とかいうワケでもないと思うけど)
(使いこまれた自動ブレーキシステムが・・・!!)
夏が迫り、こんな調子で恋人としてやっていけるのか、不安になってきます。
翌日
授業を終え、教室で帰る準備をしている由希。
「町田さん助けてーーーー!!!」
そこへ暑苦しい男たちが駆け込んできます。
「町田さん」
「央崎バスケ部マネージャー」
「引き受けてください!!!」
やってきたのは男子バスケ部の部員達。マネージャが急に1人やめることになったようです。
由希は、無言で拒否ろうとしますが・・・
「わかる」
「わかるよ」
「速攻で断ろうとしてるその目わかるよ!」
部員達が由希に畳み掛けます。
「お願い」
「お願い町田さん」
「凄腕の町田さん」
「レジェンド町田!」
夜
「は?」
「何じゃあまたバスケ部やんの?」
「臨時の時もオレちょー嫌がったのに」
この日も由希の部屋へ来ている成瀬。由希は結局マネージャーを引き受けてしまったようで、それを聞いた成瀬は嫌な顔をします。
成瀬が床からソファに座りなおすと、由希はピクンと反応し硬直してしまいます。
「せっかく買ったのに何でソファ座んねーの?」
「あんたがおかしなとこ触ってくるからでしょ」
由希は拒否ろうとしますが・・・
「『おかしなとこ』ってどこ?」
「オレは雪先輩がすきで」
「先輩もオレがすきで」
「付き合ってる恋人同士なのに」
「触っちゃいけないとこって例えばどこ?」
成瀬が由希の耳元で囁きます。
(ど・・・)
(どこだ・・・・・・?)
成瀬の言葉に唖然とする由希。いくら考えてもどこがダメなのか思いつかず、成瀬の方がまともなことを言っている気がしてきます。
「つーか話し戻るけど」
「あのチャラ男もまだバスケ部いるんでしょ?」
「・・・でも」
「がまんする」
「オレえらくね?」
由希が考え込んでいる間に、勝手に成瀬が話を進め、由希はめだてく(?)マネージャー復活することとなります。
大学
そして、翌日から由希はバイトのない日にマネージャーをすることに。あらためて部員達に紹介され、仕事を始めます。
由希がタオルを入れ替えようと、洗濯室へ向かっていると、物陰で男性が隠れるように座り込んでいます。
「・・・どうかしました」
「うっわ」
「すんませ・・・」
由希の声に驚き叫び声を上げる男性。
(!!)
(えっ)
何とそこにいたのは袴田。関東大会の時に央崎(由希の大学)のコーチに声をかけられて見学しに来たものの、迷ってしまったようです。
コーチのところへ案内していく由希。そして、この前の関東大会の優勝を祝福しようとしますが、なぜか袴田は苦しそうな顔になります。
(あれ)
(なんか)
「元気ない?」
由希の言葉にハッとして、バチンバチンと顔を叩き出す袴田。気合を入れようとしますが、やはり元気なくうなだれてしまいます。
「オレ」
「何かから回ってて」
「ムカつくけど」
「焦ってんですよ」
「次もちゃんと勝てんのかとか」
「次は追いつかれんじゃないねーかとか」
「次は」
「あいつらもまた強くなってんじゃねーかとか・・・」
弱々しく語る袴田。
由希は、成瀬も同じようなことを言っていたことを思い出します。
「本気だから自信なくしたり」
「慌てたり迷ったりするんだよね」
「だから」
「今感じてるプレッシャーも焦りも」
「全部袴田くんの味方なんだと」
「思う」
そう言って励ます由希。そして、仕事中だったことに気づいて体育館へ戻ろうしますが・・・
袴田に後ろからぎゅ~~~と抱きつかれます。
「・・・は・・・」
「袴田く・・・」
ハッと我に返り、由希を解放する袴田。
「・・・すいません」
由希はホケーっと魂が抜けたような顔をして、体育館へ戻っていきます。
(・・・ムリだ)
(ムリだ)
(ムリだ)
(ムリ・・・)
袴田は、真っ赤な顔を手で抑え、その場にうなだれます。
「・・・すきだ」
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