花とゆめ2018年2号のなまいきざかり75話のあらすじです♪
75話はおそらくコミック13巻に収録されると思います。
なまいきざかり12巻75話のあらすじ【ネタバレ注意】
由希と成瀬
「・・・ごめんセンパイ」
「ちょっと限界かも・・・」
成瀬に抱きしめられ、カーっと真っ赤になる由希。成瀬も本当は、由希と2人っきりでイチャイチャしたかったようです。
「私も・・・」
「私も」
「本当は・・・」
由希が気持ちを打ち明けようとした瞬間・・・
五十嵐さんから声がかかり、由希はあわててお風呂へと向かいます。
(・・・今)
(私)
(なんて言いかけたんだろう)
(ダメなのに)
(言っちゃいけないのに)
(わがままなのに)
食事
お風呂からあがって、みんなで食事をとる由希達。
楽しく話をしながら、豪華な食事を楽しみますが・・・
「なんかさみしーっすね」
「4月から新生活が始まったら」
「もうこのメンバーで集まったり・・・」
「こんな風に騒いだりできなくなるから・・・」
突然、阿部がしんみりと語りだします。
「だから今日は・・・」
「大学入学する前に」
「みんなで何か思い出できたらなって思ってたんです」
阿部の言葉に、由希はギュッと掌を握りしめます。
(わたし)
(そんな)
(みんなの気持ちにも全然気づかないで)
(自分のことばっかりだ)
それから、食べて飲んで遊んで、思いっきりこの旅行を楽しむ由希達。しかし、24時を過ぎると、みんなバタバタと眠りに落ちていきます。
夜中
由希がひとり自分達の部屋に戻り寝支度を整えていると、もう寝てしまったと思っていた成瀬が部屋に入ってきます。
成瀬は由希がずっと変だったのに気づいていたようで、何かあったのか訊ねます。
成瀬に言われ、気持ちが抑えられなくなる由希。そして、由希は以前この伊豆へ家族旅行に来た時のことを語りだします。
おばあちゃん子だった由希は、旅行の間中おばあちゃんにべったり。
「本当は」
「お父さんもお母さんも」
「弟も妹も一緒じゃなくて」
「おばーちゃんと2人だけで来たいって」
「言いたかったの」
「でも言えなかったの」
由希はせっかくみんなで楽しんでいるのに、おばあちゃんを困らせるようなこと言いたくなく、自分の気持ちをグッと堪えます。
「でも」
「・・・っ」
「・・・今度は」
「成瀬と2人だけで来たい・・・っ」
由希が思い切って気持ちを打ち明けると、成瀬がいきなりガバッと立ち上がります。
「見んな」
成瀬は嬉し恥ずかしそうに、真っ赤な顔を抑えます。
「・・・言っとくけど」
「変わっていってんのは」
「由希センパイだけじゃねーから」
「由希センパイはそーやって」
「ちょっとずつ正直になったり」
「言いたいこと言えるよーになってくけど」
「俺はどんどん臆病になってんだよ」
ホントは2人っきりの旅行に誘うはずがビビって無理だったこと。夕方抱きしめた時も、拒否されるんじゃないかとビクビクしていたこと。自分だけがこの旅行を楽しんでいるんじゃないかと不安だったこと。成瀬も自分の気持ちを全てぶちまけます。
そのまま由希を押し倒し、由希の身体に口づけする成瀬。
「センパイがイヤならしないから」
「止められるうちに言って・・・」
愛し合った後、抱き合ったまま眠りにつく2人。由希が成瀬の腕の中で目を開けると、目の前にスヤスヤと眠る成瀬の顔があります。
(・・・ああ)
(困ったな・・・)
(大好きだな・・・)
なまいきざかり12巻75話の感想【ネタバレ注意】
前回のモヤモヤするような展開から一転、今回はキュンキュンするようなお話でした~
成瀬くんが「俺はどんどん臆病になってんだよ」と言った時にはどこがと突っ込みそうでしたけど(笑)でも、その後の話を聞いて納得しました。欲望に素直に人なのかと思ってたんですけど、成瀬くんは成瀬くんで色々頑張ってたんですね~
由希の心理描写は多いですけど、由希に比べると成瀬くんは何考えてんのかよく分からないので貴重な回でした。
あと、おばあちゃんのエピソードは、責任感の強い由希らしくてグッときました。その時ガマンしたことが正しかったのか間違ってたのかはよく分かりません。でも、成瀬くんの前では、何でもガマンせずに気持ちを伝えられるようになるといいですね♪
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