LaLa6月号の狼陛下の花嫁81話のあらすじと感想です♪
81話はおそらくコミック15巻に収録。15巻の発売日は2016年9月ごろだと思います。
狼陛下の花嫁15巻81話のあらすじ【ネタバレ注意】
浴室
「なんで私が貴方と一緒に湯殿に来なきゃいけないのよ」
「一人では心細いかと思って・・・」
「まあいいじゃありませんか広いですし」
なぜか一緒にお風呂に入っている夕鈴と朱音姫。刺客に狙われ、やはりどこかショックな様子の朱音姫を元気づけようと、夕鈴なりにがんばっているようです。
「・・・どうして私の妃が」
「炎波の姫と湯に浸かるんだ」
お風呂から上がってきた夕鈴に、変なヤキモチを焼く陛下。しかし、夕鈴は、朱音姫がごはんを食べてくれたことや、一緒に寝ようと誘って断れたことなどを喜々として話して聞かせます。
「くっ・・・・っ」
「僕のお嫁さんが世話焼きすぎる・・・!!」
夕鈴に圧倒され、夕鈴が朱音姫の世話を焼くのを認める陛下。しかし、それでもこのまま放っておくわけにもいきません。
部屋
朱音姫とふたりで対面する陛下。陛下が刺客のことについて思い当たることがないか訊ねますが、朱音姫もまだ何も分かっていない様子。
「では質問を変えよう」
「姫が今回の外交使節団に同行した本当の理由」
「父上や姉上・・・炎波国の王宮内の揉め事が」
「直接関わってのことか?」
静かに核心に迫ってくる陛下の迫力に、朱音姫はゾクッと震えます。
「何を仰っているのか我が国で揉め事など・・・」
他国の王に自国の弱みを見せられない朱音姫の立場を理解する陛下。しかし、警戒する朱音姫に、自分が本当に炎波国との友好を望んでいることを伝えます。
「それから我が妃は」
「自分の目の前にいる少女が元気がないと言って心配している」
「私の言葉を信じることはできずとも」
「・・・彼女の誠意は信じてもらいたいものだ」
庭
「本当に」
「高い所へ登るのお好きなんですねぇ」
翌日、木の上の朱音姫を、夕鈴が追いかけてきます。
「ああもうなんなのよ!!」
「なんで妃が木に登ってくるのよ!!」
うっとおしそうに夕鈴を睨む朱音姫。しかし、脳天気におやつの話をしてくる夕鈴を見ていると、色んなことが馬鹿らしく思えてきます。
全ての事情を話し始める朱音姫。いま炎波国では国王が倒れたり、近隣の部族と揉めたりと不安定の情勢が続いて、朱音姫は自分が大好きな炎波国を守りたかったようです。
父が白陽国との同盟強化に踏切り、それなら自分が嫁入りして、外から炎波国を守ろうと思ったという朱音姫。そんな自分が自国の人間に命を狙われ、悲しくなってきます。
(私と同い年くらいの女の子が)
(とても大きなものを背負って・・・)
朱音姫の心境を慮る夕鈴でしたが・・・
「ようやく頭も冷えたことだし」
「まずは使節団の内通者を確実に仕留めるわ」
「この手で」
寂しそうな表情から一転、恐ろしい形相に。
「どいつだろうと絶対に許さない」
「この私を裏切ったこと」
「死ぬほど後悔させてやる」
元気も戻り、これからの戦いに挑む決意を固めます。
そして、腹を割って話をしたふたりはまた一緒にお風呂へ。お風呂の中でも、モリモリをおやつを食べる朱音姫を見て、夕鈴は満足気ですが・・・
「だからどうして私の妃が他の人間と湯に・・・!!」
陛下はひとり部屋で頭を抱えています。
コメント