LaLa2017年5月号の狼陛下の花嫁91話のあらすじと感想です♪
91話はおそらくコミック17巻に収録されると思います。
狼陛下の花嫁17巻91話のあらすじ【ネタバレ注意】
紅珠
(私の名前は氾紅珠)
(白陽国名門氾家当主・氾史晴の娘)
切れ者と名高い父は自分には甘く、美しい兄たちも皆優しく接してくれます。そんな中、頭に浮かぶのは母のこと。
屋敷の中に自分だけの空間を作って、毎日好きなことだけをしている母。
(優雅に何不自由ない生活をしながら)
(・・・母が父と話している姿を私はほとんど見たことがない)
ある時、紅珠は使用人たちの噂話で、母にとって父とは望まぬ結婚だったことを知ります。
そんな話を物語にして綴っていく紅珠。
(ああ)
(私は)
(ずっとこうして)
(物語を紡いでいたい・・・)
物語に集中しすぎた紅珠は、この日眠れずに徹夜してしまいます。
翌日
(お父様は私を王の妃として後宮に入れたいと考えていて)
(以前の私はそれが氾家に生まれた己の運命なのだと思っていた)
(けれどある日)
(その方は現れた)
「紅珠!!」
「貴方少しやつれていない?」
「顔色も悪いような・・・」
紅珠にズイズイと詰め寄ってくる夕鈴。
夕鈴は紅珠の物語への情熱は知っているものの、身体を壊さないかと心から心配します。
「ちょっと室内に移動しましょう」
「お腹は空いてる?」
「すぐに食べられるものを・・・」
「なんなら昼寝をしていっても・・・」
世話を焼きまくる夕鈴を見て、「ふふ」と笑いが溢れてくる紅珠。怒っていても、いつも夕鈴の言葉には温かいものを感じてしまいます。
しかし、父が紅珠の後宮入りをあきらめない限り、紅珠と夕鈴は立場上敵同士。それはとても悲しいものの、父がそう考えている間は、自分に縁談がくる心配はありません。
(いつかきっとやってくるのは)
(父のための)
(家のための)
(お母様のような)
(愛とは程遠い結婚)
紅珠は、この時間が永遠に続くよう願います。
この日の夜も、夕鈴のことを物語に綴り、徹夜してしまう紅珠。夕鈴のことならいくらでも物語を思い浮びます。
(私は)
(私の物語をハッピーエンドに導けない)
(いつまでも現実なんて来なければいい)
(今日もまだ)
(明日もまだ)
さらに翌日
翌日、紅珠が王宮を歩いていると、なぜか柳方淵が自分のことをジトーっと睨みつけています。
「・・・・・・」
「・・・失礼だが」
「きちんと食事・睡眠はとっているのか」
柳方淵からかけられた言葉に紅珠はキョトンとしてしまいます。
「貴方の趣味については聞いているが」
「若いうちからの不摂生は心身を歪める」
「推奨しない」
そう忠告してくる柳方淵と夕鈴の姿が重なって見える紅珠。
「ぷ」
思わず笑い声がこぼれ、慌てて口を塞ぎます。
「あっいえ」
「お妃様と同じことを仰るから重なって見えてしまって・・・」
柳方淵に謝り、紅珠はその場を離れます。
(いけないわ)
(ふきだすなんてはしたない)
(ああでもおかしい)
さっきのことを思い出すとどうしても、笑いを堪えきれない紅珠。そして、この話を物語に使えないかと考えてしまいます。
(今日はまだ)
(明日もまだ)
(美しい夢を見続ける)
(けどいつかの私は)
(私自身の物語を歩むようになるのかしら)
狼陛下の花嫁17巻91話の感想【ネタバレ注意】
今回の狼陛下は紅珠のお話でした~ ちょっとボリュームが少なかったのが残念でした。
最初、番外編かな?と思ったんですけど本編になるみたいです。この後のストーリーに何か関わったりするのかな?
まあ、それは置いといて、紅珠は今でも物語作りにハマってるみたいですね(笑)いいご身分とも言えるかもしれません。でも、紅珠はそのうち望まぬ結婚をしなければならないんですね。そのための現実逃避的な面もあるのかなあ。
自分の物語はハッピーエンドにはなれないなんて言わず、紅珠も望んだ恋を成就して欲しいです。でも、妃になられるのは夕鈴的に困るし。できれば陛下じゃない誰かと恋をしてほしい。
最初、紅珠が出てきた時は夕鈴のライバルになっちゃうのかと心配しましたけど、そういうこともなく、ずっといい友達でいられてよかったです。変わってるけど朗らかでいい娘なんですよね。変わってるけど(笑)
この兄妹はお兄さんも面白いので(笑)、また兄妹共々ちょくちょくお話に登場してほしいなあと期待します♪
コメント
更新ありがとうございます。やはりこの二人、フラグが立ってる感じですね。