別冊マーガレット2016年6月号の俺物語44話のあらすじ&感想です♪
44話はおそらくコミック13巻に収録。12巻の発売日は2016年8月ごろだと思います。
俺物語13巻44話のあらすじ【ネタバレ注意】
猛男と大和
次から次に溢れてきそうになる涙を必死に堪える大和。しかし、そんな大和をじっと見つめ、猛男が語りかけます。
「泣きたいだけ泣いていい」
「俺は大和の笑った顔が好きだが」
「泣いてる大和も」
「ふくれてる大和も」
「どんな大和も好きだ!」
「無理して笑ってる大和も好きだ」
「好きだけどつれぇ」
「泣きたい時は泣いてくれ」
「オレは大和の全部が好きだ!」
自分を甘やかしまくる猛男に苦笑いしながらも、やはりボロボロと涙が溢れてくる大和。猛男の胸の中で、目一杯泣きじゃくります。
自分がわがままなこと。お父さんは全然わるくないこと。すごくいいお父さんなこと。たった1年だと何回も思おうとしたけど、やっぱり思えなかったこと。
大和は猛男に思いの丈をぶちまけます。
(そうだな)
(長い人生に1年なんてきっと短いんだろう)
(けど)
(この時)
(1秒だって)
(すげえ大事だからな)
何も言えず、思いっ切り大和を抱きしめる猛男。そして、ようやく大和が落ち着いたころに、自分の想いを伝えます。
「大和」
「大和がどうしても遠くに行きたくなくて」
「オレと一緒にいてぇって思ってくれるなら」
「オレは大和とふたりで全力でどっかに逃げてもいい」
猛男の言葉に、また涙が溢れてくる大和。
「だけどオレはやっぱり大和とは胸はって一緒にいてぇ」
「だから1年離れるのはオレもつれぇけど」
「試練だと思って乗り越えてみてぇ」
「オレは大和となら乗り越えられると思う」
「・・・うん!!」
涙を浮かべながらも、笑顔で大和が頷きます。
電話
ようやく二人で乗り越える決心はついたものの、今度はお父さんがどう思っているか心配になる大和。
「大丈夫だ」
「オレが連絡とってるから」
「えーーー!?」
驚く大和に、猛男がこれまでのお父さんとの携帯のやり取りを見せます。
「大和のお父さんには大和につきあってくれないかって頼まれてたんだ」
「だから大丈夫だ」
猛男に頷き、自分でお父さんに電話をかける大和。すぐにお父さんが電話に出ます。
「・・・お父さん」
「凛子」
「ごめん」
「お父さんこそごめん」
「うちがごめん」
「いやお父さんがごめん」
互いに謝りまくる大和とお父さん。そして、大和は明日帰ることを伝えます。
「待ってるよ」
「気をつけてね」
お父さんに優しさに、大和はまた涙が溢れてきます。
ベッド
手を繋いで一緒に寝る猛男と大和。沖縄の思い出を楽しそうに語る大和に対し、猛男はドキドキと落ち着きません。
「・・・大和」
「わりぃ・・・」
「もう少し離れてくれねぇか」
恥ずかしそうに、そう言う猛男をキラーンとした目で見つめる大和。逆にピタッと猛男にくっつきます。
「・・・うちは」
「いいけど」
恥ずかしそうにそう言う大和に猛男は大慌て。お父さんのことを考えると、とても手を出すことはできませんが・・・
「ひとつくらい」
「親に言えないことがあってもいいよ」
ニッコリと笑いかける大和。そして、ふたりはひとつに・・・
(好きだ)
帰京
翌日、戻ってきた大和をお父さんや友達が出迎えます。お父さんに駆け寄る大和。
「もう大丈夫だから」
「家族みんなでスペイン行こう」
お父さんは何も怒らず、優しく大和を受け入れてくれます。そして、お父さんは猛男の方へ。
「剛田くん説得してくれたんですね」
「これからも凛子をよろしくお願いします」
「うス」
そして、あっという間に出発の日がやってきます。
「行ってくるね」
「おう」
猛男に手紙を渡し、飛行機へ乗り込んで行く大和。手紙には、一言・・・
「だいすき。」
と書かれています。
(1年・・・)
(なげーなぁ!!)
(けれど大和)
(オレは幸せだ)
(幸せだ)
(大和が好きだ)
(オレたちふたりで)
(まっすぐ進もう)
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