別冊マーガレット2016年8月号の俺物語46話のあらすじ&感想です♪
46話はおそらくコミック13巻に収録。12巻の発売日は2016年9月ごろだと思います。
俺物語13巻46話のあらすじ【ネタバレ注意】
猛男
砂川にスカイプをセットアップしてもらい、スペインの大和とビデオ電話を始める猛男。
「たけおくーん」
「わー!!わー!!みえるー!!」
「わー!!たけおくーん」
大和も大喜びで、スペインの生活について話してきかせます。久しぶりにお互いの顔を見ながらの会話。いつまでも話していられる気がします。
そんなこともあり、離れていても大和を好きだという気持ちが全くブレることのない猛男。大和のことを思うと、苦手な勉強もがんばれます。しばらくして返ってきた模試の結果を見ると、なんと猛男はA判定!
そんなある日、猛男は改まった様子で砂川へどこかへ付き合ってくれるようお願いします。砂川はもちろん快諾。
そして、猛男が向かった先は・・・宝石店。もうすぐ大和の誕生日で指輪を贈りたいようです。
「おまえの小指と大和の指が太さが同じくらいなんだ・・・」
そう言いながら、砂川の手を取る猛男。
「いや・・・やっぱり帰るわ」
砂川は怪しいことになりそうなのを察知し、逃げようとしますが・・・
「待て」
「おまえつきあうっつったろうが」
「大丈夫だわかってるオレも恥ずかしい!!」
「隠れて試せば何とかなる!!」
鬼の形相で迫ってくる猛男に押し切られ、結局試着に突き合わされてしまいます。
大和
その頃、学校の成績を浮かない顔で見つめている大和。スペインの学校ということもあり、あまり勉強が上手くいっていないようです。
街中で人目も気にせずキスをしている情熱的なスペイン人カップルを見ていると、猛男のことを思い出してしまいます。
「さわりたいなぁ・・・」
「たけおくん・・・」
その頃、猛男は・・・家に帰ってくると、大和に送った指輪が戻ってきています。どうやら住所を間違えていたようです。
猛男がショックを受けていると、大和から電話がかかってきます。猛男はA判定だったことを伝えますが、なぜか暗い声の大和。
「・・・たけおくんすごいよー」
「・・・うちもがんばる・・・」
「約束・・・したもんね」
猛男は異変に気づき、何かあったのか訊ねます。
「にほんにいた時いっつもたけおくんがそばで励ましてくれて・・・」
「今それがないからかなぁ」
「つきあっていなければこういう寂しさはないのかもしれないけど」
「つきあってて離れてて会えないのって」
「・・・さみしい・・・」
寂しい思いの丈を吐露する大和。大和の声を聞き、猛男はまるで大和の立場を分かっていなかったことに気づきます。
異国の地で、砂川みたいに勉強を教えてくれる人もなく、一人でがんばっている大和。大和が無理して笑っていたことに気づかなかった自分に心底嫌気がさします。
一緒の大学に行こうという約束が大和を苦しめていると感じる猛男。
「大和」
「オレたち1回離れねぇか?」
「オレは大和を幸せにできねぇんなら」
「カレシでいたくねぇんだ」
突然の別れを切りだされ狼狽する大和。しかし、猛男はそれ以上かける言葉が見つからず電話を切ってしまいます。
猛男の部屋
調度そこへオサム達がやってきます。様子のおかしい猛男から、大和と別れたことを聞き出します。
そして、それはまたたく間に、猛男の知人たちに広まります。
「猛男が大和さんと別れたって~~~~!?」
驚愕の事実を知り、西条が、ゆきかが、一ノ瀬が、愛姉さんが、織田が、田中が、ゾクゾクと猛男の部屋へとやってきます。
心配するみんなに囲まれながら、自分の想いを打ち明ける猛男。
「寂しいって言わせちまった」
「あと半年がつらそうだった」
「オレはそれに気がつかなかった」
「オレは大和の気持ちに甘えてたんだと思う」
猛男は悲しそうに呟きます。
「オレは・・・」
「大和のあんな声聞いたことなかった・・・」
本当にここで別れてしまっていいのか、みんなに詰め寄られますが、シュンとしてもう全く気力のない様子の猛男。
すると砂川がムクッと立ち上がり、猛男に歩み寄ります。そして、なんと思いっ切り猛男の顔面へパンチ!
「猛男」
「おまえ間違ってるわ」
みんなが騒然となる中、猛男は呆然とした表情でユラユラしながら立ち上がります。
「おう」
「オレが間違ってた」
目に気力が戻る猛男。そして、血迷っていたことを認め、みんなに謝ります。
「行ってくる!」
さらに、なんとその足でスペインへと向かうと言い出す猛男。みな仰天しつつも、そんな猛男を一生懸命応援しながら送り出します。
愛姉さんが空港まで車で送ってくれることになり、その車中。猛男は砂川にお礼を言います。
「いいパンチだった」
「効いたぜ」
スペイン
この日、バルセロナではフェスティバルが行われています。しかし、賑やかな周囲とは対照的に、シュンと落ち込む大和。
寂しいのは猛男も一緒なのに、どうしてあんな我儘を言ってしまったのか、悲しくなってきます。
すると、そこへお父さん達がやってきます。お父さんの顔を見るなり、自分の想いを伝える大和。
「お父さん」
「うち1回日本に帰らせて」
「猛男くんと話したいの」
と、ちょうどその時、何とそこへハッピ姿が猛男が現れます!
呆然として声も出ない大和に向かって、ひたすら謝る猛男。
「大和の気持ちに気づかなくてすまん!!」
「受け止めるっつったのに」
「寂しい気持ち受け止めらんなくてすまん!」
「情けねぇ!」
「間違えてばかりですまん!」
そんな猛男の姿を見て、ようやくこれが現実だと悟ったのか、大和の目に涙が滲んできます。そして、とても悲しかったことを伝え、ボロボロと泣き出す大和。
そんな大和を、猛男はめいっぱい抱きしめます。
「大和!!」
「愛してる!!」
「結婚してくれ!!」
「はい!!」
つい勢いでプロポーズまでしてしまう猛男。そして、大和の指に指輪をハメ、キスをするとそこら中大喝采に。
卒業式
時は経ち、卒業式の日。猛男と砂川が式を終えると、校門で大和が待っています。
3人で帰っていく猛男たち。
「春から一緒の大学だね」
「おう」
「がんばったな大和」
そんな猛男達に、校門の前でオサム達が手を降っています。オサムたちに向かって、グッと親指を突き立てる猛男。
「おう!」
「またな!」
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