終わりのセラフ14巻54話のネタバレ感想
ジャンプSQ2017年3月号終わりのセラフ54話のあらすじと感想です♪
54話はおそらくコミック14巻に収録。14巻の発売日は2016年4月ごろだと思います。
終わりのセラフ14巻54話のあらすじ【ネタバレ注意】
フェリド邸
「うおおおおおおお!!」
「なんだこれ!!」
「こんな食い物いっぱいあるの見たことないぞ!!」
冷蔵庫の中を覗いて驚く君月。中には、和牛やフルーツなど見たこともない食材が並んでいます。
一方、シノアと三葉はお風呂へ。広々とした浴槽に湯が張られ、日本帝鬼軍の軍服の着替えまで用意してあります。
「つまりフェリドは」
「帝鬼軍ともつながりがある」
「これ」
「彼にとっては磔になるのすら計画通りかもですねぇ」
「さすがにそれは・・・」
「怖いな・・・」
どこまでがフェリドの計画なのか想像し、三葉はゾッとします。
血の入れられたグラスを美味そうにすすっているクローリー。そんなクローリーをミカがジッと睨みつけます。
「興味がある顔」
「何が聞きたい?」
顔をうつむけ虚ろな表情になるミカ。
「・・・どれくらいの時間で僕は」
「人間の感情をすべて失う・・・?」
「君はいつ」
「人間をやめた?」
車中
高速で、大阪へ向かうグレン達。深夜達は名古屋での実験のことをグレンに問いただそうとしますが・・・
「着いたらわかる」
それだけ言って、グレンは何も話そうとはしません。
「説明しろ」
「説明しろって!!!」
深夜はグレンの態度にイラつき、ガンッとドアを殴りつけます。
深夜ほどイラついた様子は見せないものの、美十達もグレンに説明を求め、車中は不穏な雰囲気に。そんな中、五士が間に入り、場を和ませます。
「話さない奴にみんなで責め口調で言ってもしょうがないしさー」
「なんかある」
「でも言えない」
「そうなんだろ?」
「グレン」
五士の問いに、無言で答えるグレン。
「グレン様」
「そうなんですか?グレン様」
グレンは遠い目で何かを考え込みます。
8年前
8年前のクリスマス。
辺りには仲間達の死体が散乱しています。
「・・・・・・」
「深夜!!」
「深夜!!」
「う」
「うあ」
「うああああああああ!!」
深夜の死体を抱きしめ、絶叫するグレン。絶望したグレンは、仲間達の死体を抱きかかえ、どこかへ向かいます。
(人は罪を犯す)
(人を組成するための代償は)
(世界中の人間の命)
(それだけしても蘇生した命は10年しか持たない)
グレンは深夜達の死体を棺に寝かせます
「たった10年」
「それでも家族が仲間が」
「笑顔を見せてくれるなら・・・」
「オレは」
「罪を背負う」
並べられた棺の中心に剣を突き刺すグレン。すると、その中心かまばゆいばかりの光が広がっていきます。
再び車中
グレンの表情から、何か言えない理由があることを察する深夜達。さらに表情から何かを読み取ろうとしますが、グレンの不愉快そうな顔見て、やめることに。
「でもこれだけは教えてくれよ」
「君はいまも前向きか?」
「前向き?何に?」
「世界を救うことに関して」
「もしくは僕ら家族を守ることに対して」
予想外の問いだったのか、グレンは無言で何かを考え込んでしまいます。
そんなグレンに向かって何かが近寄り、グレンを抱きしめます。
「相変わらずのいい仲間」
「だから知られちゃだめよグレン」
「死者は自分が生き返ったことを知ったら」
「また塵へと戻る」
そうグレンに話しかけてきたのは真昼。しかし、グレイ以外には真昼の姿は見えていないようです。
「・・・邪魔だ」
「前が見えない」
真昼に向かって、グレンは無表情でつぶやきます。
真昼
「・・・あらぁ」
「もしかしてあなた私が見えてる?」
真昼の前に実体化しか白狐丸から現れ、真昼を睨みつけます。
「ああ・・・初めて見えた」
「なんだおまえは」
「鬼じゃないな」
真昼が深夜に害をなさないか警戒する白狐丸。
「私を見たことを話したら」
「深夜は死ぬわよ」
「だから獣は黙ってなさい」
真昼が愉快そうに忠告します。
「いいから消えろ」
うっとおしそうに再び真昼に向かってつぶやくグレン。すると、真昼はどこかへ向かって飛んでいきます。
「・・・ああ」
「シノアのニオイがする」
「この近くにいるのね」
「それと」
「吸血鬼が焼けるニオイ」
ニオイのする方向へと飛んでいく真昼。すると、そこには磔にされたフェリド達の姿が。
「はは」
「丸焼きじゃない」
そう言って笑う真昼を、業火の間からギロリとフェリドが睨みつけます。