Kiss2017年5月号のパーフェクトワールド28話のあらすじです♪
28話はコミック8巻に収録されると思います。
パーフェクトワールド6巻28話のあらすじ【ネタバレ注意】
夜
鮎川から設計のOKをもらったつぐみは、夜 是枝の部屋へご飯を作りに行くことに。
初めて入った是枝の部屋で、中学生のときの写真を見つけるつぐみ。しかし、是枝がそれを否定します。
「オレの写真じゃないんだよ」
「オレ双子の兄貴がいたんだ」
「中3のときに病気で亡くなっちゃったんだけど」
そんな話をしながら食事の準備をし、2人はテーブルで挟んで顔を向き合わせます。
「是枝くん」
「私きょう話があってきたの」
「鮎川と会ったって話?」
つぐみが改まって話を切り出そうとすると、是枝はすでに見当がついていた様子。是枝は、仕事先の病院で長沢さんに会って、話を聞いたことを伝えます。
(え・・・)
(これじゃまるで)
(隠してたみたいだ・・・)
つぐみが今まで話せなかったことを謝り、そうなった経緯を説明すると、是枝も理解を示してくれます。
「でも」
「ちょっと整理できない」
「理屈では理解できるんだ」
「でも気持ちがついてかない」
是枝の方から早々に話を切り上げ、そのまま2人は食事にします。
食事を終えると、つぐみは泊まらず帰りますが、その足取りはどうしても重くなってしまいます。
(・・・全部)
(私の勝手な願いなんだ)
(理解してもらおうなんて)
(都合の良すぎる話だったのに)
(是枝くん・・・)
(もう会ってくれないかもしれない・・・)
数日後
つぐみのことを思うと、悶々とした気持ちになってくる是枝。
(つながったと思った糸が)
(こんがらがっちまった)
「くそっ!!」
その時、ニッコリと笑う兄の写真が目に入ります。
「カッっとなったって」
「なんにもならない」
「そうだね兄さん・・・」
是枝は気持ちを沈め、写真の兄に向かって話しかけます。
この日、つぐみと鮎川は楓の家の打ち合わせ中。しっかりと準備をし、丁寧に説明するつぐみの姿を鮎川がジッと見つめます。
(川奈)
(よくやってるな・・・)
無事打ち合わせを済ませ、楓達と別れようとしていると・・・
「こ」
「是枝くん・・・!?」
なんと、その場へ是枝がやってきます。
「やっぱりここだった」
「川奈が働いてるとこ見ようかと思って」
「おー鮎川」
「久しぶり!!」
何事もなかったかのように2人へ話しかける是枝。つぐみと鮎川がどう反応していいか戸惑っていると、是枝は2人を食事へ誘います。
レストラン
レストランで食事をするものの、やはり3人の間には微妙な空気が流れます。しかし、それでも是枝は、場を和まそうと一生懸命 鮎川へ話しかけます。
「いい機会だよな3人で集まれて」
「仲良くやっていけるかな」
つぐみと鮎川が一緒に仕事をすると聞いて悩んだことを打ち明ける是枝。
「それから色々考えて・・・」
「知らない顔してるより」
「こんなふうにつづていていければ」
「いいと思った・・・」
そらに、是枝は今日実家に寄って来た時のことを話します。
昼、是枝が実家で兄の遺品などを見ていると、お母さんから兄の持っていたお守りを渡されます。
兄が亡くなる少し前、一緒に近くの神社に行ったことがあるというお母さん。
「由孝すごく一生懸命願ってて・・・」
「ああ身体のことだろうなって思って」
「私も一緒にお願いしたわ」
「その時」
「由孝が買ってたお守り」
そのお守りには、「合格祈願」という文字が書かれています。
お兄さんは自分の身体のことよりも是枝の合格を願っていたようです。しかし、その後すぐ溶体が悪化し、結局渡せずじまいで亡くなってしまいます。
「バカなオレが奇跡的に高校受かって」
「いっちょまえにエンジニアなんかやれてんのも」
「兄貴が願ってくれたからかもしれない」
「人は誰かの願いによって」
「支えられて生きていけるのかも」
「そう思った」
「オレも兄貴みたいに」
「川奈の夢支えたい」
帰り際
食事を終え、帰って行く3人。帰り際、是枝はつぐみに話しかけます。
「こうやって鮎川と会ってしまう」
「振り切ったつもりでも近づいてしまう」
「だったら逃げても無駄だって気づいた」
「この状況を受け入れるよ」
「がんばれよ」
是枝の優しさに、つぐみは涙が滲んできます。
「・・・ごめん」
「私」
「わがままばっかり・・・」
「ありがとう・・・」
是枝のことは絶対に裏切れないと誓うつぐみ。そして、この仕事を無事やり遂げて、是枝に安心してもらいたいと思います。
つぐみが帰っていくと、今度は鮎川が是枝に話しかけてきます。
「是枝」
「オレたちが戻ることは」
「絶対にないから」
それだけ伝え、帰って行く鮎川。
2人と別れ、是枝も車で東京へと戻ります。
(・・・兄貴)
(オレがんばってるかな・・・)
(乗り越えなきゃいけない壁は)
(あまりにも高い)
(でも)
(オレは彼女を信じる)
(望む未来のために)
コメント