パーフェクトワールド7巻37話のネタバレ
Kiss2018年3月号のパーフェクトワールド37話のあらすじです♪
37話はコミック8巻に収録されると思います。
パーフェクトワールド8巻37話のあらすじ【ネタバレ注意】
鮎川と長沢さん
鮎川の部屋で、帰りを待つ長沢さん。しばらくして帰ってきた鮎川は、是枝と会っていたことを伝え、遅くなったことを謝ります。
嫌な予感が当たったのか、長沢さんは逃げるように食事の準備に向かいますが・・・
「長沢さん」
鮎川は長沢さんの背中に向かって呼びかけます。
「・・・今の俺の人生は」
「長沢さんと出会ってなかったら」
「全然違うものになっていたと思う」
「俺にとって本当にただ1人の人なんだ」
「だけど・・・」
「俺・・・」
顔から血の気が引き、ガタガタと震え出す長沢さん。
(あなたが言おうとしてることは)
(もう分かってる)
長沢さん、そのまま部屋の外へと駆け出します。
「ちょっと待って・・・」
ガタッ
鮎川が長沢さんを呼び止めようとした瞬間、グラリと身体を崩します。あわてて長沢さんが変え寄ると、鮎川の背中にべったりと血が付いています。
長沢さんはタクシーを呼ぶと急いで病院へ。検査によると、敗血症の可能性があり、手術の必要があるとのこと。
先生の説明が終わると、長沢さんは鮎川の病室へ。ベッドでは苦しそうに鮎川が眠っています。
「私」
「ここにいなきゃいけないよね」
「必要だよね?」
長沢さんは、寝ている鮎川に向かって、泣きながら訴えます。
鮎川の事故直後
(初めて合った時)
(キミはとても傷ついていて)
(まるで)
(曇ったガラス玉のような瞳で)
(私を見ていたね)
事故直後、全てを諦めたような目をしていた鮎川。しかし、鮎川は特にひどかったものの、それは鮎川だけではなく他の患者さんも同じです。
生きる気力を失った患者さん達を見て、長沢さんは突然「よさこい」を踊ろうと提案します。他の病院でもそういう活動をしているところがあり、患者さんに楽しんで前向きになってもらう効果があるようです。
それから時間を見つけて、PTの先生達は「よさこい」の練習を始めます。
「・・・長沢さん」
「変じゃない・・・?」
「あれ運動神経ないね」
「あっ転んじゃった!!」
その練習風景は患者さん達の間で話題になり、特に下手くその長沢さんに注目が集まります。
練習の次の日。長沢さんは、いつものように元気に鮎川をリハビリへ連れ出しますが・・・
「長沢さん」
「足引きずってるね」
「踊りの練習でやっちゃったのかな」
長沢さんは足を痛めたのか、ひょこひょこと歩いています。
よさこい当日
しばらく練習をつんで、いよいよ「よさこい」当日。鮎川を見に来ているのを見て、長沢はホッと笑顔を浮かべます。
そして、「よさこい」がスタート。この舞台は、リハビリにおける「ショック期」「治療期」「回復期」を模しているようです。
「静かなよさこいだな」
先生達が羽織を捨てると、急に動きが激しくなります。
「え!?」
「見てっ」
「すごいよ長沢さん」
「すげー上手くなってる!!」
「治療期」の舞を経て、こんどは力強い踊りに。
「また衣装が変わった!」
「うわーーーーっ」
「かこいーーー!!」
「『回復期』だーーー!」
最後まで踊り終えると、患者さん達から大きな歓声が上がります。
この舞台の後からから、鮎川は意欲的にリハビリに励むように。
(私達の想いが)
(あなたに伝わって)
(あなたの人生の手助けをできたことが嬉しかった)
長沢さんは、舞台が終わった後、鮎川が笑顔で拍手していくれていた姿を思い浮かべます。
(舞台の後)
(あなたが初めて見せてくれた笑顔に)
(私は捕らわれてしまった)
病院
自分たちの間に「障害」はあって当たり前だった長沢さんと鮎川。
(この絆はなによりも強いはずでしょう?)
(私はあなたの人生の側にいたい)
(そして見守り続けたい)
翌日、長沢さんさんが病院でお母さんに手術のことを説明していると、つぐみが駆けつけてきます。
「長沢さん」
「お久しぶりです」
「ご連絡いただいてありがとうございます」
そんなつぐみを、長沢さんは冷たい瞳で見つめます。
(2人が一緒にいたって)
(前と同じことに繰り返しじゃないの?)
(あの時から何が変わったのか私に見せてよ)
パーフェクトワールド7巻37話の感想【ネタバレ注意】
再び結ばれたつぐみと鮎川ですけど、また早くも障害に直面してしまいました。少しぐらい平穏な日々があってもいいのに・・・
でも、これからこんなことの連続なんだろうなあ。すぐに2人の心が折れてしまわないか心配です。
こんな時、障害への理解や知識がある長沢さんがいると、とても心強かったと思います。でも、2人のことを聞かされたら長沢さんはどうするんでしょう。
恋人という関係も終わっても、引き続き鮎川をサポートしてくれるのかな。でも、それは長沢さんにとってヒドく酷な気がします。
是枝くんが言ってたように見方はお互いだけという状況になってしまうかもしれませんね。
でも、つぐみは仕事もあるし、知識があるわけでもないし、きっと1人だけではどうにもならないと思います。
2人を支えてくれる人が現れるのか、それとも2人だけで乗り切ることができるのか、これからのことを思うととてもハラハラします。