PとJK10巻38話のネタバレ感想
別冊フレンド2017年9月号のPとJK38話のあらすじです♪
38話はおそらくコミック10巻に収録されると思います。
PとJK10巻38話のあらすじ【ネタバレ注意】
カコと唯
足早に立ち去る仙道を追いかけて行くカコ。
「・・・ねえ」
「なんなの?」
「急に様子がおかしいよ」
「一体どうしたの?」
カコは恐る恐る訊ねますが・・・
「あんたに関係ない」
「つーかそっちこそ何?」
「急に逆上して追いかけてきたけど」
「逆上なんてしてない!!」
仙道に言い草にムカつき、カーっとなってしまいます。そして、頭に血が登ったカコは、先ほど何で仙道を追いかけていたのかすら忘れてしまいます。
「つーかさあ」
「あんたがこんな風に追ってこなけりゃお互い嫌な思いしなくて済むんだけど」
「なんで放っといてくれないわけ?」
「あんたの彼氏のことなら約束するよ」
「絶対に誰にも言わない」
「だからもうこれで終わりにして」
仙道は真剣な表情をそう伝えると、立ち去って行きます。
「っ・・・」
「ちょっと・・・」
「・・・まだ何か用?」
思わず仙道を呼び止めるカコ。しかし、なぜ呼びた止めのか自分でもよく分からず戸惑っていると、以前 功太に言われたことを思い出します。
「君にだって理解できない人間っているだろ」
「理解してほしいなら努力が必要だけど」
「そうじゃねーなら放っときゃいいよ」
カコは仙道に自分を理解して欲しいと思っていることに気づきます。
夜
それから数時間後。カコはなぜか自分の部屋のベッドの上で目を覚まします。しかし、家まで帰ってきた記憶はなく、不思議に思いながら部屋を出ます。
居間に行くと、そこにはなぜか功太が。
「カコちゃん」
「大丈夫?」
「えっ?」
「なにが・・・」
功太は心配そうに訊ねますが、やはりカコは何が何だか分かりません。
「何がじゃないわよも~~~っ!!」
「あんた下校中にぶっ倒れて眠っちゃったのよ!!」
カコに詰め寄るお母さん。どうやら、最近 寝不足のカコは下校中に倒れてしまったらしく、お母さんも知らない子が家まで運んできてくれたようです。
運んでくれたのは状況からしておそらく仙道。しかし、カコはなぜ仙道がそこまでしてくれたのかよく分かりません。
ひとまずカコが無事だったということで、功太は帰ることに。カコが外まで功太を見送ります。
「前にさ・・・」
「理解し合えない相手に理解されないなら努力が必要」
「って言ってたでしょ?」
「私そうしようと思って」
「・・・やっぱり理解されたいって思っちゃうし・・・」
「相手のことを理解したいかなって・・・」
エレベーターを待ちながら、功太に語りかけるカコ。
「だから」
「あの・・・」
「しばらく情緒不安定になるかもしんないけどよろしく!!」
「おっ」
「おう・・・」
カコの迫力に功太は若干引き気味。
(多分めっちゃヘコまされるだろうけど)
(逃げないぞ!!)
翌日
翌日、カコが校門の前で待っていると、仙道がやって来ます。
「うえっ」
「なんで待ち伏せしてんだよストーカー?」
仙道の言い草にまたもイラッとするカコ。
「いや・・・きのうのお礼を言おうと・・・」
「あの・・・寒い中」
「運んでくれてありがとう・・・」
カコは怒りを抑えながら、昨日のお礼を伝えます。
「てかさっちょっといっぺん腹割って話してみない~?」
カコはそう提案するものの、仙道は面倒臭そうにさっさと帰って行ってしまいます。
そんな仙道を追いかけながら、ちゃんと分かり合いたいと思っていることを伝えるカコ。すると、仙道はイラッとした表情で振り返ります。
「そこにあたしの意思はないわけだ?」
「そんなんでよく分かり合おうなんて言える!」
「理屈じゃないんだ!」
「腹を割れ!!」
仙道に負けじとカコが必死に食らいついていると・・・
「・・・え」
「カコ?」
なぜか後ろからジローと大神がやってきます。
ジローと大神
どうやら、ジロー達はこれから仙道とどこかへ出かける約束をしていた様子。
カコはいつの間にジローがそんなに仙道と親しくなっていたのか不思議に思いますが、ジローはどこか気まずそうに誤魔化します。
「友達なのに」
「なーんも話してないんだね平ちゃんは」
「あんた信用されてないんじゃない?」
「唯やめろ」
仙道がまたカコをディスり、それを大神が止めます。
「事実じゃん」
「あーそっか」
「この人の前じゃ優しい大神さんじゃなきゃダメなんだもんね」
「そうじゃなきゃ一緒にいてくれないと思ってるんでしょ?」
「・・・健気すぎて涙出るね」
大神にまで食ってかかる仙道にまたもイラッとくるカコ。
「ちょっと!」
「何その言い方っ」
「あんたもだよ」
「あたしにばっかり詮索してきて平ちゃんには何も聞かない」
「『大事な友達』なのにおかしな話だよ」
そう言われると、カコは何も言い返せなくなってしまいます。
「君たち」
「ちょっといいかな」
その時、カコ達を呼び止める声が。振り返ると何と功太が立っています。
功太
カコに気づき一瞬顔色を変える功太。しかし、すぐに警察官の顔に戻ります。
先ほど万引きして逃げた女子学生がいたと通報があったようで、功太は仙道とカコに鞄の中を確認させてくれるよう頼みます。
「任意ですよね?」
「嫌です」
仙道はキッパリと拒否しますが・・・
「出せよ唯」
大神の声に仙道はハッとします。
「早くしろよ」
「・・・ハイハイ」
「どーぞ」
盗品らしき品を鞄から取り出す仙道。そして、詳しい話を聞くため、仙道は警察署まで連行されることになってしまいます。
パトカーに乗り込む間際、仙道が大神の方を振り返ります。
「・・・昔と変わんないね」
「卑怯者」
警察署へ向かうパトカーを呆然と見送るカコ。
「・・・ねえ」
「どういうこと・・・?」
カコが訊ねるものの、大神は何も答えません。
「・・・平ちゃん」
「もう隠せねえって」
「言いにくいならオレから話そうか?」
「・・・いや」
「オレから話す」
一方、パトカーの中では。
「おかしいんじゃないの」
「万引きの疑い程度で未成年を連行するなんかどうかしてる」
「誰になに吹き込まれたか知らないけど」
「警察が踊らされて恥ずかしくないわけ」
仙道が功太を睨みつけます。
「・・・何を勘違いしているのか知らんが」
「我々は相談を受けて動いているだけだ」
「君のお兄さんから頼まれたんだ」
「『妹を保護してほしい』と」
功太の言葉に仙道は目を大きく見開きます。