別冊フレンド2018年7月号のPとJK46話のあらすじです♪
46話はおそらくコミック12巻に収録されると思います。
PとJK12巻46話のあらすじ【ネタバレ注意】
病院
病院へ運ばれた唯。幸い火傷も軽症で、命にも別状はないようです。
大神も面会に来ますが、戸籍上 他人である大神は今は面会できないようです。
しばらくして火傷の治療をしてもらった功太が帰ろうとしていると、待合室に大神がボンヤリと座っています。結局、唯のために何もできなかった自分に自己嫌悪に陥っているようです。
「・・・なにもできねぇ」
「いっつもそうだ」
「何もできなくて周りに迷惑かけて」
「それなのに」
「みんな俺を優しいって言う」
「・・・俺はいつも間違える」
とても寂しそな大神を見て、功太はしばらく何かを考え込みます。
「俺だってそうだ」
「間違えてばっかりで」
「・・・取り返しのつかないこともした」
「間違えたと思うなら」
「そう思えばいい」
自分のことを思い出すように、ポツポツと話しはじめる功太。
「ただ」
「そこで止まるな」
「押しつぶされそうでも踏ん張って前を向け」
「お前は人を守ろうとする強い人間だ」
「負けるな」
功太の言葉にハッと驚いた表情を浮かべる大神。その顔はとても悔しそうな表情に変わり、そして最後にはしっかりと覚悟を決めた顔になります。
遊園地
しばらくして唯が退院し、カコ達は唯を誘って遊園地へやってきます。
唯はいつものようにしかめっ面で、憎まれ口を叩くばかり。しかし、みな唯が実は楽しそうにしているのが伝わってきます。
さんざん遊び回って、カコと唯はベンチで休憩します。
「・・・あんた本当にバカだよね」
「あんな無茶なマネして」
「なんにも分かってないんだから」
「・・・うん」
「何も分かってなかった」
唯から事件のことを言われ、自分でも納得してしまうカコ。
「知らなかったよ」
「人の悪意があんなに怖いなんて」
「唯Pはそれを知ってるから1人で行こうとしたんだよね」
「・・・知らなくてごめん」
あれからカコは夢に唯の父が出てくるようになり、寝るのが怖くなるように。しかし、目を目を覚ますといつもお母さんが側にいます。
「・・・すごく安心した」
「守られるってこういうことなんだなって・・・」
「わたし」
「小さい2人を抱きしめたかったよ」
カコの言葉にハッとする唯。
「・・・なに言ってんの気持ち悪い!」
「言うと思った~~~」
そんな話をしていると、じろー達が呼びに来ます。
「行こ」
カコが手を差し出すと、唯は無言でその手を握ります。
観覧車
カコ達は最後に観覧車へ。しかし、1台に4人までしか乗れず、カコ・三門・じろーと、大神・唯の2組に分かれることに。
「平ちゃん」
「もうお兄ちゃんやめてもいいよ」
「・・・は?」
観覧車の中で、突然変なことを言い出す唯。
唯は大神が自分を見捨てた時のことを話し始めます。とは言っても、あの時 子供だった大神にはどうしようもないことは唯も十分分かっていること。
「平ちゃんがいなくなってすごく悲しかったしつらかった」
「でも恨んだりできなかった」
「それ以上に平ちゃんのくれたものは大きかったから」
「だから」
「もう自由になって」
「自分の幸せのために生きて」
唯はそう言って、優しく、しかしどこか寂げな笑顔を浮かべます。
そんな唯の言葉に、うつむく大神。
「・・・俺そんなに不幸に見えるか?」
「よく言われんだよなそういうこと・・・」
「俺は幸せだよ」
「お前が助かって幸せだ」
そう言って、大神は真っ直ぐに唯の顔を見つめます。
「・・・お兄ちゃん・・・」
「・・・お兄ちゃん」
堪えていたものを吐き出すように、言葉が出てくる唯。
「・・・あたしも」
「自分のために生きる」
「生きて証明する」
「パパの言葉は全部嘘だって」
「だから」
「見てて・・・」
唯の目からボロボロと涙が溢れてきます。そして、そんな唯の頭を大神がソっとなでます。
「ああ」
「ちゃんと見てる」
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