ベツコミ2017年12月号の青楼オペラ34話の感想です♪
34話はおそらくコミック7巻に収録されると思います。
青楼オペラ8巻34話のあらすじ【ネタバレ注意】
夜
この日、三橋が若旦那を連れて、見世へとやってきます。例の中村によって勘定吟味役を罷免された武士が分かったようです。
「茅島一郎右衛門という旗本で・・・」
「お前の元許嫁」
「茅島誠二郎の父親だ」
三橋の言葉に青ざめる茜。それを聞いて、茜はなぜ若旦那が誠二郎と会っていたのか理解します。
三橋が帰り、茜と若旦那は部屋で二人っきりに。茜は、若旦那が誠二郎と会っていたわけを、なぜ早く教えてくれなかったのか問い詰めます。
「・・・情けのうござんす」
「確かに」
「誠二郎様とはかつて許嫁でござんした」
「でもそれは昔のこと」
「若旦那は今ここにいる」
「わっちの心を疑いんすか!」
「そうじゃねぇよ!」
若旦那は、茜の問いを即座に否定。
「・・・・・・言わせんのかよ・・・」
誠二郎にを持ちかけても、怪しんでろくに返事もしなかったという若旦那。しかし、茜の名前を出した途端、誠二郎は話に耳を傾けるように。
若旦那は、まだ誠二郎の心が茜にあることを察します。
「お前達は嫌いで別れたわけじゃない」
「会えばまた心が通い出すのは当然のことだ」
「いいんだ」
「それでもいい」
「いつかオレのことを忘れて」
「それでお前が幸せになるんなら」
「添った相手と睦まじく暮らしてくれたら」
「オレはそれでいいんだ」
そう言って、若旦那は苦しそう顔を抑えます。
「ただ」
「ひとつだけ」
「そいつはオレの知らねぇ」
「目の届かねぇところでやってくんねぇか」
「頼む・・・」
茜と若旦那
若旦那の言葉に、涙を浮かべる茜。
「誠二郎様とは終わったこと」
「もう元の仲には戻れんせん」
「戻りたいとも思いんせん」
「どなたのせいと思っていんす!」
茜は若旦那の胸に飛び込み、口づけをします。
唇を離すと、今度は自分からキスをする若旦那。さらに、茜の首や腕を愛撫します。
「あっ」
「跡が・・・」
腕にキスマークを付けられ、茜は慌てふためきますが・・・
「んなもんすぐ消えら」
若旦那は切なそうに微笑みます。
再び若旦那の胸に飛び込む茜。
(いつか)
(別れはなしが来る前に)
(たった一夜でも・・・)
(どうか生涯)
(消えぬ跡をつけてほしい)
面会
それから数日後、とうとう茜達は誠二郎と面会することに。
久しぶりに誠二郎を見た茜は、懐かしさは感じるものの、それ以上の念は沸いてこないことに自分でも驚きます。
スッと若旦那に寄り添って腰をおろす茜。肩を寄せ合う2人を、誠二郎は切なそうなに見つめます。
挨拶を交わし、再会を喜び合った後、茜達に協力することを約束する誠二郎。それを聞き、茜はホッと一安心しますが・・・
「・・・ただし」
「一つお願いがあるのですが」
「永倉家再興が叶った折りにはまた」
「私を貴方の婿にしていただきたい」
青楼オペラ8巻34話の感想【ネタバレ注意】
今回もトントン話が進んで、茜の元許嫁から協力を取り付けることができてよかったです。
ただ、誠二郎さんはまだ茜のことを諦めていないみたいですね。婿の件を断ったら、協力も取り下げちゃうのかなあ。そんな器量の狭い人が茜の許嫁だったとは思いたくないですけど・・・
それに、誠二郎さんが出てきたことで、若旦那も茜も復讐を果たした後のことをリアルに想像し始めたみたいです。復讐を考えている時は、そのことで頭がいっぱいでよかったんでしょうけど、それが終わったら別れが待っているんですよね。。。
「目の届かねぇところでやってくんねぇか」と言ってたいた時の若旦那は、とても苦しそうで辛そうで、読んでる方まで泣きそうになってしまいました(T_T)
仇討ちも若旦那も、どちらも手に入れられたらいいんでしょうけど、まだその道は全然見えて来ませんね。この所若旦那も茜もずっと辛そうな表情が多いので、2人が晴れやかな気持ちで過ごせる日が来ることを願います。
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