花とゆめ2017年23号のそれでも世界は美しい102話のあらすじと感想です♪
102話はおそらくコミック19巻に収録されると思います。
それでも世界は美しい19巻102話のあらすじ【ネタバレ注意】
リビとニケ
復興の手伝い中のニケと顔を合わせるリビ。ニール達にはアルの捜索に行くことを伝えたものの、その危険を考えると、リビはニケを連れて行くつもりはありません。しかし、それをニケに言い出すことができず困ってしまいます。
昨晩のことを思い出すリビ。夜中、リビがトイレに行って戻ってくると、目を覚ましたニケが不安そうに待っています。
「あ・・・」
「起きたらリビがいないからびっくりして・・・」
平静を装いながら、ニケは震えそうになる身体を必死に抑えています。
(昼間忙しくしてるのも)
(まだ気を紛らわせたいからだと思うが)
(このニケがそれだけ怖い目にあったってことなんだ)
(今その元を叩いておかないと・・・)
川
2人が川で洗濯をしていると、地殻変動があったためか、何とイキナリ上流で温泉が湧き出してきます。
ニケがそれを伝えると街の人々が大集合。これを新しい観光資源にしようと、アレヤコレヤと大盛り上がりします。
「す」
「すみませんっ」
そんな中、思い切ったような様子で声を張り上げるニケ。
「あのっ」
「例の温泉なのですがっ」
「発見者特典ということで」
「今夜一晩」
「貸してもらえませんか?」
ニケはなぜか少し恥ずかしそうにお願いし、一晩温泉を借りることになります。
そして、その日の夜。リビは、ニケに言われて、よく分からないまま1人温泉に浸かっています。すると、そこへ薄いワンピースを羽織ったニケがやってきます。
ニケの姿を見て、驚きと緊張のあまり、固まってしまうリビ。
「リビ!?」
「だっ大丈夫か!?」
リビはぶくぶくと温泉で溺れそうになってしまいます。
「だっ大丈夫です・・・」
「てかむしろ全裸より刺さるというかありがとうございます・・・っ」
温泉
リビもどうにか落ち着き、温泉に浸かって話しをするリビとニケ。
リビがこの機会に思い切ってアルの捜索に向かうことを伝えます。
「うん」
「わかった」
「じゃ私も早く準備しないとだな」
ついていくのが当たり前と言わんばかりの反応のニケ。
リビは、危険性を考え、ニケに残ってもらおうと思っていることを伝えますが・・・
「リビが過去に向き合おうとしてる時に」
「私がお前の側にいないなんてありえない」
「苦しみに向き合おうとしてるなら」
「私にも手助けさせてほしい」
「そのためなら怖いことなんて」
「ひとつもないよ」
ニケの言葉にキョトンとするリビ。ニケを見ながら、リビは怖がっていたのは自分だったのだと気づきます。
(そうだった)
(こいつは)
(まもられるだけの女じゃなかった)
それでも世界は美しい18巻102話の感想【ネタバレ注意】
リビとニケが再開してまたすぐに離れ離れになっちゃうのかと心配してましたけど、また一緒にいられることになってよかったです。
この2人みたいにヘビーな状況ではないですけど、こういうことってよくある気がします。相手のことを心配したり気を利かせてるつもりが、実は自分が不安なだけとか・・・
リビもニケを危険な目に合わせたくなかったみたいですけど、それは自分がニケを守りきれる自信がないってことの裏返しでもあるんですよね。それを認められるのはすごいと思います。
そもそもリビも最後に気づいたみたいに、リビが一方的にニケを守る必要もないですしね。
リビとニケが一緒に旅というか冒険することって意外と少なかった気がするので、今回の旅がどういうものになるかとても楽しみです♪
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