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それでも世界は美しい21巻122話のネタバレ感想

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花とゆめ2019年2号のそれでも世界は美しい122話のあらすじと感想です♪

122話はおそらくコミック21巻に収録されると思います。

それでも世界は美しい21巻122話のあらすじ【ネタバレ注意】

ウルスラ

「太陽王・・・っ」

足元が崩れ、水に飲まれるリビ。さらに、水はウルスラにも襲いかかりますが・・・

(?)
(濡れてない?)

ウルスラの体は全く濡れていません。

(絶対かぶったと思ったのに)
(もしかしてっ)

下の水へ手を伸ばすウルスラ。さっきリビが結んでくれたニケの髪の腕輪のおかげか、水に浸かってもほとんど体に影響がありません。

一方、水にさらわれたリビは、氷の柱に引っかかり、青い顔をして浮いています。

(もう私ひとりでネロを運べる)
(太陽王を助ける理由はない)
(何もしなくていい)
(そのまま背を向けて)
(ここを去るだけ)

ウルスラは、いつものように心を殺し、ネロと一緒に立ち去ろうとしますが・・・

先ほど腕輪を付けてくれたリビの姿が頭に浮かんできます。ウルスラには、なぜリビが自分達を助けるようなことをしたのか、理解できません。

(今更)
(懺悔のつもりだろうか)
(どうして今)
(さっきや)
(あの時の)
(私をまっすぐ見る瞳を)
(思い出すんだろう)

リビの眼を思い出しながら、ギュッと拳を握りしめるウルスラ。

「ネロ」
「ごめんね」
「もう少しだけ待ってて」

ネロに声をかけるとウルスラは水の中へと入り、リビの元へ。腕輪のおかげで水の影響をあまり受けないとはいえ、なかなか思うようには前へ進みません。

(こんなに必死になって)
(ネロを置いてまで)
(なぜ私は太陽王の元へ行くの?)

リビを助ける義理などなく、ましてやリビは家族を殺した仇。

ただ、先ほどのリビの眼はかつて自分達を虫けらのように見ていたそれではなく、哀れみと塊根を抱いた人間の眼だったことに気づきます。

(太陽王が私を”人間”として見ていた)
(そんなことで救われたりはしない)
(でも)
(この瞳を見捨てたら)
(今度こそ私は)
(ひとでなくなってしまう)

冷酷になることもできず、悪者にもなれない。敵であるリビが死にかけているのに、見捨てることすらできず。

そんな半端で弱い自分を自覚するウルスラ。

(父さま)
(母さま)
(リーリャ)
(オリーヴァ)
(アーウラ)
(ごめんさい)
(でも)
(私は)
(ひとでいたい)

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ネロ

ウルスラはどうにかリビの元へたどり着くと、必死にリビを抱えて、ネロが待つフロアへと向かいます。しかし、もう一歩というところで地面が崩れ落ちます。

家族の姿を思い浮かべるウルスラ。

(あなた達の為に)
(堕ちることのできない私を)
(許して)

ウルスラが死を覚悟したその時・・・

「ネロ・・・ッ」

瀕死の体を無理やり動かし、ネロがウルスラとリビを床の上へとすくい上げます。

「あっ」
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「ネロしっかりして」

無理をしたせいで、ネロの体はますますボロボロに。そんなネロに救われたリビは、呆然とします。

「ネロ」
「どうしてオレまで・・・」
「オレまで助けたんだ」
「必要ないだろ」
「もう」

リビが問いかけるると、ネロは虚ろな表情でウルスラを見つめます。

「さっき」
「驚いた」
「ウルスラ様がお前を助けに行く時」
「オレを助けた時と同じ顔をしていた」

子供のころ、自分を救ってくれたウルスラの顔を思い浮かべるネロ。

「あの時の姫が戻ってきた気がした」
「その姫が助けようとした人間なら」
「助けようと思った」
「あの瞳にもう一度」
「会いたかった」
「嬉しいよ」
「ウルスラ様」

ネロが力なく微笑むと、ウルスラの眼からブワッと涙が溢れてきます。

長い間忘れていた風景が胸に蘇ってくるウルスラ。そこには白銀の世界が広がっていて、ネロとウルトラと幼いウルトラが立っています。

(声がする)
(「心が死んだままの方がよかった?」)
(いいえ)
(いいえ)
(だって今あなたを思い出せた)
(私の一番美しい世界)
(私の真心)

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ニケ

洞窟の出口へ辿りついたニケ。

「出口が・・・っ」
「ほ」
「ほんとに外に繋がってた・・・っ」
「すごいリュカ!」

ニケは入り組んだ道を迷わず案内してくれた犬(狼?)のリュカに感謝します。

洞窟から外へ出ると、所々に白い塊が。ニケは前にニールが氷の国には辺り一面 百銀の美しい世界があると言っていたことを思い出します。

「ここは・・・もしかして」

「氷の王国の聖域でしょ」
「ここが有名な」

ニケの疑問に、遅れてようやく到着したベラ卿が答えます。

しかし、吹き荒れる嵐のせいで、辺りに雪はほとんど残っていません。

「聖域なんて言うんだ」
「こんなことになって」
「みな悲しかったろうな」
「ウルスラも・・・」

「知らないよそんなこと」
「それより先を急ぎたいんだけど」

ニケ達は先を急ごうとしますが、リュカがジッとどこかを見つめています。

「リュカ?」
「どうしたんだ?」
「あれ・・・」
「もしかしてお前と同じ・・・」

リュカの視線の先では、白く大きな狼が鳴き声をあげています。

(なんて)
(悲しい声)