花とゆめ2015年16号のそれでも世界は美しい61話のあらすじと感想です♪
第61話はおそらくコミック12巻に収録。
12巻の発売日は2016年2月ごろだと思います。
それでも世界は美しい12巻61話のあらすじ【ネタバレ注意】
カッサンドラ
リビの前の現れたのは40歳ぐらい(?)のものすごい美女。しかし、そのとてつもない迫力にリビは圧倒されます。
リビがニケ姫のためにここへ来たのは、ずっと前から知っていたというカッサンドラ。
「私に見抜けない物はない」
「お前が今まで何をしてきたか」
「何を恐れるか・・・」
「そしてこれから先どうなるな・・・」
カッサンドラの言葉に息を飲むリビでしたが・・・
「プッ」
「あはははははは」
「なーんてねっ」
イキナリ大爆笑しだすカッサンドラ。実は魔女の森行きをすすめたラトクリフとは昔からの知り合いで、伝書鳩で事情を聞かされていたようです。
ちょうどそこへやってきたジシンも話を聞いていた様子。
「え・・・ちょ知ってたの?」
「ヴィアンカが太陽王だって知ってたの?」
「知ってて黙ってたの?」
「鬼なのカッサンドラ」
イタズラがバレて焦るカッサンドラでしたが・・・
バキャッ
ジシンをぶん殴り、強引に誤魔化してしまいます。
お茶
とりあえず刺客の少女を家へ運び込み、解毒剤を飲ませて寝かせると、蒼白だった顔にみるみる赤みがさしてきます。カッサンドラの薬の効果に驚くリビ。
一息つくと、お茶を飲みながらカッサンドラが事情を説明し始めます。
「カッサンドラ」というのは森に住む魔女が代々受けつ継ぐ名前で、今のカッサンドラが受け継いだのは数年前。名前だけはずっと伝わってきているので、100年以上生きている魔女だと思われていますが、実は普通の人間とのこと。
そして、典医からの手紙を見る限り、カッサンドラの薬でなんとかニケを救うことができるようです。しかし、そのためにはリビにやってもらわねばならないことがあるというカッサンドラ。
「わかってる特別扱いはしなくていい」
「一個の人間として俺も出来る限りをしよう」
もちろんニケのためなら何でもする覚悟のリビ。
試練
そして、リビが連れていた先は・・・・・散らかり放題のカッサンドラの部屋。
一体どういうことかと唖然とするリビに・・・
「いやー最高権力者を下働きに使うなんて気持ちいいよねぇ」
目をランランと輝かせるカッサンドラ。
「って違うよ!?」
「人間の行動それも普段のこういった雑事にその人の本当の人となりが垣間見えるんだ」
「カッサンドラの叡智を受けるにふさわしい・・・・・・」
と、もっとらしいことを延々と並び立てるカッサンドラでしたが、要するに助けてほしければ奉仕しろということのようです。
カッサンドラに呆れつつも、こんなことでいいのならと、意気揚々と部屋の片付けにとりかかるリビ。
「ギャーっ」
しかし、しばらくすると布の下から出てきた虫にビビり、少女のように震えながら部屋から飛び出してきます。あきれたジシンが掃除の代わりに今度は裁縫を頼みますが、針に糸を通すことすらできないリビ。
そんなリビの様子をワクワクと楽しそうにカッサンドラが見つめます。しかし、ジシンは疲れて眠そうなリビを見て、今日は風呂に入って休むよう伝えます。
カラ
そこのろ王都ギリタリクスでは・・・
夜、ニケの部屋へ入っていくカラを見つけるヴァルドウィン。その様子を扉の隙間から眺めます。
「ごめんねニケ」
「悲しいことにならないよう私も全力をつくすけど」
「もしも私がニケを裏切ったら」
「私を殺していいからね」
眠っているニケに悲しそうに語りかけるカラ。
コメント
カラの裏切りって結局なんだったんですか?