花とゆめ2016年10号のそれでも世界は美しい74話のあらすじと感想です♪
74話はおそらくコミック14巻に収録。14巻の発売日は2016年10月ごろだと思います。
それでも世界は美しい14巻74話のあらすじ【ネタバレ注意】
ニケとリビ
「リ・・・リビは・・・」
「私のためにずっと頑張ってくれたのに・・・」
「カッサンドラの事だって」
「偽装だってわかってるのにやだって思っちゃって・・・」
一度言葉にすると涙も感情も止まらなくなってしまうニケ。そんなニケの話をリビは黙ってくれます。
ニケの話を一通り聞き終わると、ニケの気持ちにきづけなかったことを謝るリビ。ニケも胸につっかえていたものを吐き出せたおかげが、ようやく落ち着いてきます。
「でもさ」
「泣かせといてなんなんだけどさ」
「実は今結構嬉しくてさ・・・」
リビが嬉しがっていると聞き、やっと落ち着いたというのに、今度は怒り出すニケ。「鬼か」とパコパコとリビを叩き出します。
あわてて、ニケの手を取り誤解を解こうとするリビ。
「だってこれってあれだろ」
「嫉妬」
「したんだろ?」
今までリビが嫉妬することはあっても、ニケに嫉妬されることはなくて嬉しかったのだと伝えます。
嫉妬という言葉に、ポカーンとなるニケ。
「そうだな・・・」
「自分の前後がわからなくなるくらい」
「お前が大好きになってるんだな・・・」
「リビ」
思わずこぼれたニケの言葉に、ふたりは互いに赤面してしまいます。
道端
ニケが落ち着いて、ふたりは宿屋へ戻ることに。しかし、もうニールたちは出ていってしまっています。
しょうがなくニール達を探して街を歩いていると、お腹がヒドくすいてくる二人。しかし、支払いはニールにまかせていたため、リビは王様だというのに一銭も手持ちがありません。
ホイッと街路樹の実をちぎって、ニケに渡すリビ。二人でその実を食べていると、さもしい気分になってくるものの、果汁が腹に染み渡ります。
そんな二人を小さな女の子がじっと見つめています。どうやらその子もお腹が空いているようです。
「食べかけで悪いな」
「よければ食うか」
「いいの?」
「あっありがとう」
自分もお腹がすいているというのに、自分の分を女の子に渡すリビ。
そんなリビの姿を見て、ニケはさっきまで自分の知らないところで成長しているリビが寂しかったのに、今はとても嬉しくて、誇らしい気持ちになってきます。
(嬉しい)
(私)
(この人が好きだなあ)
(これからまたどんどん大人になってく彼を)
(またその度に)
(私は好きになるんだろうな)
ニケはとても幸せそうに、リビを見つめますが・・・
ぐるる・・・
「格好つけても腹は膨らまないな・・・」
お腹がすいてる二人を見て、女の子は自分の家へ誘ってくれます。
街中
そのころニールたちが街を見物していると、目の前でおばあさんが胸を抑えて倒れます。
慌てておばあさんに駆け寄るカッサンドラ。そして、周りの人に治療の協力をお願いしますが・・・
「ねえあれって・・・」
「もしかして陛下の側室の魔女じゃ・・・」
「あっ間違いないっ」
「隻眼だもん」
「陛下かどわかしたんでしょ」
「マジひくわ」
「年増が色気づいてー・・・」
カッサンドラに気づき始める群衆。ザワメくばかりで、動こうとしません。そうこうしているうちに、ドンドンおばあさんは弱っていきます。
「年増でも魔女でも何でもいいわ」
「私にこの人の手当をさせてくれるなら何だっていいから」
「早く動いて」
「お願い」
大声で怒鳴るカッサンドラ。そのの言葉にハッとし、ひとりふたりと協力を申し出ます。
水車街
リビたちが連れて行かれた先は水車街。スラムではないものの、貧困層の集まる区域です。
そして、女の子が出してくれたものは、溢れる水から作った水寒天。リビはありがたくいただくものの、これでは腹は膨れません。
女の子の家を出て、フラフラしながら歩いていると、リビが男たちがジャンジャラ(麻雀のようなもの)をしているのを発見。
リビは1人の男の後ろに達、しばらくじっと見つめます。
「理解した」
「俺と代われ」
そういって強引に交代させるリビ。掛け金はどうするかという話になり・・・
「いや俺は金はいらない」
「俺が買ったらお前らの食ってるそれ全部よこせ!!」
お金の代わりに料理を要求。そして打ち始めます。
「チートントラチ!」
さすが天才少年のリビ。何度打ってもリビがトップです。リビの才能に感心し、リビもみくちゃにする男たち。すると・・・
スポッと変装していたカツラが取れてしまいます。
「へ・・・」
「陛下じゃん」
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