花とゆめ2016年21号のそれでも世界は美しい82話のあらすじと感想です♪
82話はおそらくコミック15巻に収録。15巻の発売日は2017年2月ごろだと思います。
それでも世界は美しい15巻82話のあらすじ【ネタバレ注意】
市街地
「わーっ」
「大きな目抜き通りだなーっ」
この日、リビは近場の視察に行き、ニケは護衛のガルタと一緒に街へ出かけます。
デルニタリの名物を食べ歩き、満喫するニケ。ニケ達が通りを歩いていると噴水のようなものに出くわします。
「ガルター」
「これなんだと思う?」
ニケがガルタに訊ねるものの、ガルタもよく分からない様子。
「そいつは飲泉だよ」
「ほら ここにおちょこがあるだろ」
「これですくって」
「どーぞ」
そこへ通りがかった男が、おちょこでヒョイっと水を汲んでニケへ渡します。
「おお」
「しゅわしゅわするーっ」
炭酸入りのお湯に感動するニケ。ニケはそれを飲むと、挨拶をして城へ帰っていきます。
ニケ達と別れたあと、男はアゴに手をやり何やら考え込みます。
「ネフェロ様!」
そこへ従者っぽい者たちがやってきます。ネフェロと呼ばれる男は、勝手に従者と離れていたようで、怒られてしまいます。
「でもおかげでちょっといいもの見れた」
「さっき一緒にいたの大国妃のニケ姫だ」
「想像してたのとちょっと違ったな」
「もっと美人かなと思ってたけど」
「でもまあいっか」
「うん いやいい感じ」
「人の女って」
「欲しくなるよね」
温泉
観光から帰ってきたニケをリビが出迎えます。
「疲れただろう・・・」
「では早速・・・」
「温泉!!!に!!!」
「入りに行こうではないか!!!」
ランランと目を輝かせるリビ。
「いいぞ」
あれだけ混浴を嫌がっていたニケもなぜかアッサリOKし、温泉へと向かいます。
「なに・・・」
「それ・・・」
温泉の入り口で、ニケの姿を見て真っ青になるリビ。ニケはタンクトップにハーフパンツ姿、古式の水着のようです。
「あは・・・」
「おははは・・・」
ガックリして涙がちょちょ切れるリビを引っ張り、ニケは温泉へ入っていきます。
「わぁ・・・」
目の前に広がる景色に圧倒されるニケ。聞いていた通り、湖が丸々温泉になっています。
ニケは我に返ると、リビを座らせ背中を流し始めます。
「リビ私な」
「自分でもわかってるんだけど」
「私 中身全然子供でさ・・・」
「こういうのもその・・・」
「中々期待に添えないけど」
「今はこれが出来る限界なんだ」
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに語りかけるニケ。
「だからその・・・」
「もう少し待っててくれる・・・?」
「待つ」
「待つよ待つ待つ」
「いつまでだって待ちますよ」
ニケのお願いに、リビがアッサリとOKを出し、ニケは少し拍子抜けしてしまいます。
「それでお前の全部が見れるなら」
「”待つ”くらいお安いご用だよ」
リビがニケに向かって優しく微笑みかけます。
その後、一緒に湖に入り、温泉を満喫するリビとニケ。長く入りすぎてニケはのぼせてしまい、部屋で休むことにします。
廊下
(あれぇ・・・)
(部屋お手洗いから出て右じゃなかったっけ?)
(やだな)
(迷ったかな・・・)
廊下をフラフラとさ迷うニケ。トイレの帰りに、自分の部屋が分からなくなってしまったようです。
(あ)
(見覚えあるドア発見!!)
何となく見覚えのあるドアを開けるニケ。そこには真っ裸のガルタの姿が。ニケ達の部屋ではなく、宿の中の浴場だったようです。
「な・・・何・・・ニケ様!!」
裸を見られて赤面するガルタ。一方、ニケはガックリとその場へへたり込みます。
「そんな」
「そんな私信じてたのに」
「ガルタは実は女の子で」
「男装の令嬢で」
「女の子であることに劣等感のあるキャラなんだってっ」
「人の性別でそんな面白妄想してるんですか!?アンタっ」
失礼な妄想をしていたニケに、怒り出すガルタ。
「クソ」
「だから嫌なんだよ」
「どいつもこいつも人を見た目で決めて・・・っ」
「オレだってこんな自分・・・っ」
ガルタが自分の容姿を自己嫌悪していると・・・
「いやー?」
「今日びキレイな男なんてすんごい武器よ?」
「胸張りなって」
なぜか別の男の声が聞こえてきます。
「な・・・っ」
ドスッ
振り向いた瞬間、みぞおちにパンチをくらい、気を失うガルタ。さらにニケも後頭部を叩かれ、気を失ってしまいます。。
「さあ お連れしますよプリンセス」
「私の野望のための女神さま」
仮面をした男がニケを抱きかかえ、浴室の窓から出ていきます。
その頃、部屋でニケの戻りを待つリビ。すると、イキナリぶつっとペンダントが斬れ落ちてしまいます。
「え・・・」
「ニケ?」
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