双星の陰陽師SQ2016年4月号双星の陰陽師29話のあらすじと感想です♪
29話はおそらくコミック8巻に収録。
8巻の発売日は2016年4月4日です。
双星の陰陽師8巻29話のあらすじ【ネタバレ注意】
紅緒vs氷鉋
巻き起こった煙の中から、除々に紅緒の姿が露わになっていきます。
「化野さん・・・?」
「あれが・・・化野さんなの・・・?」
そこには婆娑羅のようなオドロオドロしい姿をした紅緒が。
紅緒の姿に愕然とする繭良とは対照的に、なぜか氷鉋は納得顔。前の戦いで変化した、紅緒の異形の脚を思い浮かべます。
「・・・貴様は」
「貴様は最初から」
「こちら側の人間だったのか!」
氷鉋の声にビクリと反応すると、あっという間に間合いをつめ、蹴りを食らわせる紅緒。吹き飛ばした氷鉋にさらに追撃。
氷鉋も反撃するものの、紅緒は陰陽師のものは違う術と足技で、氷鉋を圧倒します。
「きゃはははははははは」
紅緒の恐ろしい笑い顔に、繭良はゾッとなります。
決着
「やれやれ」
「保険を残すような戦いをしていてはこちらが殺られるな」
「どうやら」
「今確実に始末しておかねばならないのはお前だ!!」
氷鉋の呪力が一気に跳ね上がるのを感じる繭良。
(わ・・・私と戦ってた時は全然本気じゃなかったの・・・!!??)
紅緒と氷鉋が互いに術を練り上げます。その呪力を全て脚へと纏うふたり。そして、渾身の力を込めた2人の蹴りがぶつかり合います。
ドゴオオオオオオオ
吹き飛ばされたのは紅緒。気を失い、その姿は元のものへと戻っています。
「やれやれ」
「如何に強大な呪力を持っているとは言え」
「生まれたばかりの赤子に送れを取るワケにはいかないからな」
激突のあった場所に立ち尽くす氷鉋。しかし、その左足は粉々に吹き飛んでいます。そのままの状態で3人の始末について思案していると、氷鉋は異変に気づきます。
(聖丸・・・?)
士門vs聖丸
「ぐっ・・・お」
「くそが・・・このっ・・・!!」
纏神呪の力で聖丸を圧倒し、ボコボコに殴り続ける士門。しかし、すでに限界を迎え、反動で全身が痺れ始めます。
「限界がどうしたっ・・・!!!!」
「何のリスクもなくお前を祓えるなんて思ってねぇよっ・・・!!」
「俺が今ここでっ」
「いま限界を超えずにいつ超えるっっ!!!!」
再び拳を振るい、聖丸を吹き飛ばす士門。そして、最後の力を込め術を唱えます。
両の手の先に呪力を集中させ、渾身の突きを放つ士門。
ズドッ
「っな・・・」
「何やってんだ氷鉋おおおおおおおおおっっ!!!」
2人の間に氷鉋が立ち塞がり、聖丸の身代わりに。
「・・・受け取れ聖・・・丸」
「置き土産だ・・・」
「なにぶんこちらも手負いでな・・・」
「最速で戻ってくるには一人運ぶので手一杯だった・・・」
氷鉋は声も絶え絶えに、小夜を投げ捨てます。
氷鉋と聖丸
自分に腕を突き刺した士門を突き飛ばす氷鉋。そして、もう立ち上がることもできない聖丸に歩み寄ると、自分の胸に聖丸の腕を突き刺します。
そのまま全ての呪力を聖丸に渡し、倒れこむ氷鉋。
「やれやれ」
「いつ見ても・・・最低の光景・・・だな」
どこまでも続く死骸のような景色に向かって呟き、氷鉋は聖丸の手をギュッと握りしめます。
「王・・・に」
「あの男を倒して王になれ・・・聖丸」
「いつか俺たちを・・・」
「このドブのような世界・・・から解放する・・・のだ」
「あの・・・日」
「あの日見た青い空・・・を」
「お前の・・・手・・・で」
「氷鉋・・・・?」
氷鉋の最後を看取る聖丸。すると、ゴオオオオオオオという爆音とともに地割れが発生します。
「聞こえるかぁ十二天将っ!!」
「貴様ら人の世に終わりをもたらす」
「地獄の扉の開く音だ!!」
巻き起こった煙の中から聖丸が現れます。そして、聖丸の腕から生えたの角に突き刺されている小夜の姿が。
「ちぃ子おおおおおおおおおおおおおお」
双星の陰陽師8巻29話の感想【ネタバレ注意】
小夜があああああ(T_T)
本当にここで死んじゃうの? 体のど真ん中を突き刺されて、どう見ても助かるようには思えないんだけど・・・
一応、紅緒が婆娑羅みたいになったのが見極めの儀だったようなので、最後にそれを終えて小夜の役割はここまでってことなのかなあ・・・
小夜は何か助かる方法があると信じたいですが、氷鉋はもう確実に死んじゃいましたね。聖丸とは違って、敵ながら尊敬できるキャラだったのに。
婆娑羅である聖丸と氷鉋の間にも、ちゃんと仲間意識みたいなのがあったのに驚きました。というか、氷鉋が聖丸に夢を託してる感じかな。
婆娑羅は好き勝手に人を喰らっているように思ってましたが、婆娑羅は婆娑羅なりの悲しみがあるみたいですね。
今回は色々と悲しいお話でした(T_T)
コメント
さあて来月はアニメ開始予定だぁ
恐らく紅緒のあれは
ろくろが小夜との儀式の時に
何処かの穴の底にいた
ろくろに似た目と牙を持つ
髭の男のものという
可能性が高いと思います
彼は芦屋道満という説が
一部であったりするんですよね
ろくろの呪護者が晴明なら
紅緒の呪護者が彼でも良いはず
ろくろのフルネームである
焔魔堂ろくろ
これを平仮名に直して
えんまどうろくろ
文字を幾つか抜くと
んまどう
アナグラムでどうまん
焔魔堂に関しては
焔はろくろが
五行の火であるからという説
魔は本来は呪護者が
晴明ではなく陰の道満という説
堂は解りません(笑)
名無さん、コメントありがとうございます。
紅緒の呪護者の正体は今月号で分かるかな?
と思いましたが、結局ハッキリしませんでしたね。
氷鉋の反応からすると婆娑羅と関係がありそうですが、どうなってるんでしょうね~