cocohana2015年8月号のスミカスミレ19話のあらすじと感想です♪
19話はコミック5巻に収録されると思います。
スミカスミレ5巻19話のあらすじ【ネタバレ注意】
すみれの家
「すみれ様はお会いになりません」
「どうかお引取りを」
なぜ、そんなことを言われるのか、訳の分からない真白。すみれに会わせてくれるよう必至に食い下がりますが、黎は全く取り合ってくれません。
真白を追い返し、黎は家の中へ。
「お客さん」
「誰でした?」
何気なく訊ねるすれみ。
「・・・・・・」
「真白くんでした・・・」
パサッ
すれみの手から畳んでいた洗濯物がこぼれ落ちます。
「そ・・・そうですか・・・っ」
「あ・・・そうだ」
「今日の夕飯何がいいですか?」
平静を装って夕飯の準備を始めるのの、やはりどこかぎこちないすみれ。すると手伝っていた黎が、棚の置くに大事にしまわれたネックレスを見つけます。
「こ・・・っ」
「これは」
「ちょっと」
これはクリスマスに真白から贈られたもの。顔を赤くするすれみ。自分で真白と別れることを決めたのに、それでも未練が残る自分が恥ずかしくてたまりません。
真白の家
家へ帰ってきた真白。どこか浮かない様子を見て、またどこか具合が悪くなったのかと雪白が心配します。
「・・・あのさ」
「女の人が会いたくないって言うのは・・・」
「大抵の場合は気持ちがなくなったってことだよね」
悲しそうな表情で訊ねる真白。
「そ・・・そりゃあ」
「あれですよ」
「そっとしといた方がいいですよ」
「気持ちの整理もなかなかつかんやろうし・・・」
「会いたくても会えへんやろうし」
思わぬ問いに狼狽し、雪白は口を滑らせてしまいます。
「・・・どういうこと?」
電話
ヴーヴーヴー
その時、真白の携帯が鳴り出します。画面にはすみれの名前が表示されています。
「もしもしっすみれ!?」
すみれと連絡が取れほっとする真白。
「あのさ・・・」
「夢かと思ってたんだけどさ」
「すみれ」
「夜中に・・・病室に来た?」
真白は、微かに記憶に残っていることを訊ねます。しかし、すみれはそれを否定。
「・・・私」
「・・・真白くんに言わなきゃいけないことがあるの・・・」
「真白くんとお別れをしたいの」
イキナリ別れを告げられ、なぜそんな話になるのか訳が分からない真白に・・・
「わたし本当は・・・」
「60のおばーちゃんなの・・・!」
すみれは絞りだすような声で告白します。もちろんそんなことは信じられない真白。しかし、これのまでの、どこか大人びてしっかりしているすみれの姿が次々と思い出されます。
「・・・今まで・・・本当に」
「ありがとう真白くん」
一方的に別れを告げ、電話を切るすみれ。真白はしばらく呆然となるものの、何か事情を知ってそうな雪白の元へ駆け寄ります。
すみれの家
電話を切り、布団へ入るすみれ。しかし、逃げるように一方的に別れを告げてしまった自分が悲しくなってきます。
(あんなにたくさんの)
(幸せをくれたのに)
ピンポーン ピンポーン
ドンドンドン
夜中だというのに、突然玄関を叩く音が聞こえてきます。玄関のガラスには真白の姿が滲んでいます。
「会って話したいんだ!」
「電話じゃなくて」
「人から聞いた話でもなくて」
「オレとすみれに何が起こってんのか」
「ちゃんと会って確かめたいんだ!」
必至に訴えかける真白。
ガラッ・・・
玄関の扉が開き、年老いたすみれが現れます。
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