別冊少年マガジン2016年6月号のトモダチゲーム31話のあらすじと感想です♪
31話はおそらくコミック7巻に収録。7巻の発売日は2016年7月8日です。
トモダチゲーム7巻31話のあらすじ【ネタバレ注意】
友一の部屋
お金を集めるために花宮がどうなってもいいという友一の言葉に驚愕する天智。一方、ゆとりはそもそも本当に花宮が天智を好きなのか、もしそうならなぜ友一が知っているのか、訳が分かりません。
花宮に告白されたことがることを認める天智。そして、友一はなぜそれが分かったのか説明を始めます。
「天智」
「お前の能力と性格から逆算したんだよ」
天智は計算高い上に、とても慎重だという友一。そんな天智がこのゲームが始まってすぐ花宮を呼び出したことに違和感を感じたようです。
そこには天智が即行動に移れる「何か」があったはず。弱みを握っているのか、大きな貸しがあるのか、あるいは・・・
「もっとこう精神的なもの」
「目には見えない強いもの・・・」
「・・・まだ説明はいるか」
友一がなぜ花宮の気持ちが分かったのか納得するゆとり。しかし、今度は天智が花宮の気持ちを知りながら、それを利用しようとしたのか疑問に感じます。
「いや・・・そこまで露骨なものはなかったと思う」
「ただ花宮だったら」
「話をちゃんと聞いてくれるかもくらいの感覚だったんじゃないか」
友一の推測に頷く天智。
「露骨に利用するのはこれからだもんな」
そう言ってニヤリと笑う友一の顔を見て、天智はゾクリと寒気がします。
友一の目
天智は、友一が第3ゲームでも、Kチームの性格を全て見通していたことを思い出します。
(つまり友一は・・・)
(それと同じ目で俺達のことも常に見えているということ・・・)
友一は味方だと信じると決めた天智。
(・・・だけど)
(今オレが感じているこの感情は・・・)
(・・・恐怖)
天智の様子を見て躊躇していると感じたのか、友一が天智に詰め寄ります。
「お前は・・・自分を道具として使ってもらって構わないって言ったよな」
「道具が俺に逆らうのかよ」
「わかった」
「お前の言う通りにする」
公園
翌朝、公園へ花宮を呼び出す天智。そして、友一に指示されたシナリオ通りに、話を始めます。
「・・・実は・・・俺」
「両親がいないんだ・・・」
家が貧乏で大学に行くには奨学金が必要なのに、修学旅行費盗難騒動でそれがダメになるかもしれないという天智。
疑われている四部や志法を天智が擁護していたと”誰かが”先生に吹聴し、そのせいで自分まで疑われていることを伝えます。
そして、じっと花宮を見つめる天智。
「え・・・」
「・・・ちょっと待って」
「私じゃないよ!」
「私・・・先生にそんなこと言ってないからね!!」
天智が自分を疑っていると思い、花宮は狼狽します。
「うん・・・そうだね」
「花宮さんはそんなことをする人じゃない」
「だって君はいつだって僕の味方をしてくれていたもんね」
しかし、四部へのイジメや天智への風評など全て花宮が先導していることになっているという天智。若干、思い当たることもある花宮は青ざめます。
そんな先生たちからの信頼を取り戻すために、自分たち二人で修学旅行費を集め直すことを提案する天智。それで信頼を回復でき、大好きな天智からも頼られた花宮は快く承諾。
そんな花宮を見て、天智はホッと安心したような表情に。こんなことになり、誰に相談していいか分からなかったという天智。
「俺のことをちゃんと理解してくれて・・・」
「信じてくれて・・・」
「・・・助けてくれる人」
「・・・そしたらさ・・・」
「君だけだったんだ・・・」
「結局オレが頼れるのは・・・」
そう言って、花宮をギュッと抱きしめます。
事務局
天智たちの様子をモニター越しに、トモダチゲーム事務局の女性たちが見つめています。
花宮は天智に抱きしめられ、ウットリとした表情。相手を追い詰めてから逃げ道に誘導する友一の策が見事にハマッっていること感じます。
しかし、そこへ別の女性がやってきます。
「わかってないわね・・・」
「他人を騙す時に一番難しいのは」
「相手の心を操作することじゃないわ」
「一番難しいのは自分の心をコントロールすることよ」
そう言いながら、モニターを見つめる女性。その時、モニターの先にいる天智の様子が急変します。
「ごめん・・・本当にごめん」
「俺は・・・」
「君に嘘をついてる」
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