別冊少年マガジン2016年11月号のトモダチゲーム36話のあらすじと感想です♪
36話はおそらくコミック7巻に収録。8巻の発売日は2016年12月ごろだと思います。
トモダチゲーム8巻36話のあらすじ【ネタバレ注意】
監獄
相手の顔を見て、顔色を曇らせる友一と四部。かつての敵・柴宮京やクロキ、四部家の家政婦だった宮部紗央莉などの顔が見えます。
全員が揃ったところで、マナブ君が今回のゲームの説明を始めます。
「今回の『友情の檻ゲーム』なんだけどぉ・・・」
「君たち囚人がこの檻の中で”刑期”を全うすればクリアだよ」
「以上!」
あまりの簡単さに拍子抜けするメンバー達。そして、マナブ君に肝心の刑期を訊ねます。
「まぁ・・・だいたい20年くらいかな」
「に・・・20年・・・?」
「ふざけるな!」
「なんだ その訳の分からない期間は!?」
あまりにフザケたことを言い出すマナブ君に怒り出す参加者達。さらに暴れだそうとしますが、看守役の女性が取り押さえます。
そんな中、全く動揺した様子のない柴宮京。
「ま・・・御託はもういいからさ」
「ルールをちゃんと最後まで説明してよ」
「あるんでしょ刑期を短くする方法が」
「さすが・・・京君察しがいいね」
本当のルール
京に突っ込まれ、マナブ君が本当のルールを説明し始めます。
「ここにいる間」
「君たちにはある刑務作業をしてもらう」
「なんと・・・それさえ終えてしまえば・・・」
「すぐさま刑務終了」
「ゲームクリアだよ」
そう言って、メンバー達を建物の中へと連れていくマナブ君。そこには大量の積み木のようなものが置いてあります。
「ドミノだよ『ドミノ倒し』」
「12万個のドミノの完成」
みな12万個という数に一瞬どよめくものの、ちゃんと計算してみると全員でやればそう時間がかかるようにも思えません。
「あ」
「あとね・・・」
「補足なんだけど」
「この刑務所は脱獄できるんだ」
この刑務所のどこかに”裏門のカギ”が隠されていて、それを手に入れた者は脱獄できるというマナブ君。しかし、誰かが脱獄すると、残された者たちには”とんでもない罰”が与えられるとのこと。
「もし」
「どうしてもこいつ怪しいな」
「明日にでも脱走しそうだなってヤツがいたら・・・」
「『密告』っていう」
「制度もあるから・・・」
毎晩みんなで無記名投票を行い、選ばれたものは”脱獄の疑いあり”ということで、その瞬間にゲームオーバー。
しかし、それはあまりに無慈悲なため、『密告』が成立するためには過半数、つまり今回は12人中7人の票を集めないといけないようです。
「それじゃあ」
「最後はお待ちかね」
「賞金の説明だよ」
このゲームをクリアした人 全員には一億が与えられることに。逆に、密告により追放者になった場合は、罰として借金1億円が加算されます。
そして、脱獄が成功した場合は、なんとボーナスとして2億円をプレゼント。逆に脱獄者を出してしまった場合は、残された者達には借金4億が加算されるとのこと。
質問
「マナブ看守長・・・」
「一つ質問していいか?」
それまで黙っていた友一がマナブ君に質問します。友一の質問内容は、カギ一つで何人も脱獄できるかどうか。
しかし、やはりそれは無理で、カギ1つにつき一人までしか脱獄できないようです。
「じゃあ僕からも一つ質問していいかな?」
今度は京が、6人ずつのグループに分けられているのに何か意味があるのか訊ねます。
「あ~それは寝泊まりする場所が2箇所に別れてるからそのために分けてるだけだよ」
「希望するなら今のグループをシャッフルしても構わないけど?」
マナブ君によると特に意味はないようで、このままのグループでゲームに臨むことになります。
作業
ルールの説明が済んだところで、早速作業をスタートすることに。参加者の手錠が外され、全員でドミノ作りに励みます。
「刑務作業終了~~~」
あっという間に夕方になり、その日の作業は終了。
「・・・なんか思ったより」
「結構進んだんじゃないか?」
思ったよりも順調で、みな表情が明るくなります。その後は牢屋に戻り、風呂にも入れ、美味しい食事も用意されています。
あまりに簡単で快適なゲームに、みな拍子抜け。全員でいい関係を築き協力すれば、余裕でクリアできるように感じます。
「私たちはこれから友達だ」
「協力して私ら全員でここから出よう」
友一のグループは、そう誓い合います。
そして、翌日。再び作業に向かう友一たち。
「な・・・なんだよ これ」
しかし、建物へ入ると、昨日立てたほとんどのドミノが倒れています。
「おいおい・・・マジかよ」
「誰だこんな酷いことしたヤツは・・・」
そこへ少し遅れて、もう一方のグループがやってきます。
「オレらが全員・・・今ここに来たばっかってことは・・・」
「犯人はそっちのグループの中にいるってことだよな?」
そう言ってイヤらしい笑みを浮かべるクロキ。
そして、友一の表情が曇ります。
(この瞬間・・・俺はなぜこれが「友情の檻ゲーム」という名前なのかを理解した)
(そして・・・このゲームが)
(俺にとってとてつもなく不利ということも・・・)
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