マーガレット2017年17号の椿町ロンリープラネット47話のあらすじです♪
47話はおそらくコミック9巻に収録されると思います。
椿町ロンリープラネット9巻47話のあらすじ【ネタバレ注意】
ふみ
(この焦る気持ちは何だろう)
あれからドラマ化の打ち合わせのために、毎日のようにやって来るようになった畝田さん。この日もやって来た畝田さんに、ふみがお茶を出そうとしていると、畝田さんはスッとペットボトルを取り出します。
「大丈夫です」
「今回は持参しました」
「こちらのことはお気になさらず」
「大野さんも勉強などでお忙しいでしょうし!」
畝田さんは、ニッコリと微笑みます。
(そこまで忙しくはないんですよ)
(なんて言えないなあ)
(畝田さん)
(いい人だもんなあ)
そこへシャワーから出てきた暁が、何と上半身裸でやってきます。
「せせせ先生!!」
「何て格好してるんですか!!」
大声を張り上げるふみ。そしてその隣では、畝田さんが真っ赤になってプルプルと震えています。
「わーーー!!」
「畝田さーーーん!!」
「だ」
「大丈夫ですか!?」
ふみが心配していると、畝田さんは少し落ち着いた様子。
「すいません」
「ちょっとびっくりしちゃって」
「ホント」
「大丈夫ですので」
「ごめんなさい」
頬を紅くし、恥ずかしそうに顔を俯ける畝田さんがとても色っぽく、ふみはドキッとしてしまいます。
翌日
学食で、昨日のことを鞍月と洋ちゃんに相談するふみ。
「それ」
「非常に危ないと思う」
「あぶないですな~」
2人とも、やはりふみと同じように感じたようです。
「てかさ」
「2人が付き合ってんの言やあいいじゃん」
「そんなのできませんよ~!!」
「ドラマ化も決まってる新進気鋭の小説家と」
「何の特技もないただの家政婦の年下娘とじゃ」
「釣り合いがとれてないじゃないですか」
寂しそうに答えるふみ。そして、初めて会った時、暁に向かって堂々と自分の意見をぶつけていた畝田さんの姿を思い出します。
(畝田さんはきっと)
(先生と対等に立ててる人で)
(2人でいると)
(少し)
(疎外感を感じる)
家
学校から帰って来たふみ。
「あ」
「どうもお邪魔してます」
「あ・・・」
「どうも」
この日は、すでに畝田さんが来ていて、暁を打ち合わせをしています。
(今日は早いんだな)
(いつから来たんだろう)
(ずっと2人っきりだったのかな・・・)
ふみが沈んだ気分で着替えていると、取材旅行に行くという2人の話し声が聞こえてきます。
「りょ」
「旅行・・・って」
ふみは思わず、2人が打ち合わせしている部屋へと駆け込んでしまいます。
「2人で・・・」
「ですよね・・・」
とても寂しそうな表情を浮かべるふみ。そんなふみの顔を、暁がじっと見つめます。
「娘」
「何ならお前も来るか?」
「冬休みはいつからだ」
(え・・・)
(いいの?)
暁の問いかけに、ふみが戸惑いながら答えようとしていると・・・
「ダメですよ先生」
畝田さんがキッパリとそれを拒否します。
「大野さんは未成年なんですから」
「連れ回すのは良くないです」
「それにいくら休みにはいるからって女子校生ですし」
「こういう時ぐらい家事から解放してあげた方が」
「いやこいつは・・・」
暁は反論しようとしますが、いつか悟郎から言われたことを思い出します。
「いいか暁」
「ふみちゃんとの関係は軽々しく口にするなよ」
いくら2人にやましいことがなくても、世間は何と言うか分からないもの。ふみが批判にさらされる可能性もあることを、悟郎は言って聞かせます。
結局、2人の関係を打ち明けることはできず、旅行は最初の予定通り、暁と畝田さんの2人で行くことになります。
旅行当日
「じゃあ俺は行くが」
「戸締まりしっかりな」
「じゃあ・・・」
「はい」
「お気をつけて」
旅行に行く暁を寂しそうに見送るふみ。ふみは、前も同じようなことがあったのを思い出します。
(変だな)
(あの頃より先生との距離は近くなったはずなのに)
(どうしてこんなに不安なんだろう)
その時、ガラッと玄関が開きます。入って来たのは、今 出ていったばかりの暁。
「ど」
「どうしたんですか!?」
戸惑うふみのほっぺたを、暁がぎゅ~っとひねります。
「すぐ帰る」
「泣くなよ」
「じゃあな」
そう言って軽く微笑む暁。ふみは、真っ赤に。
そして、暁はまたすぐに出ていってしまいます。
(それだけ言いにわざわざ)
(うん)
(きっと大丈夫)
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