マーガレット2017年18号の椿町ロンリープラネット48話のあらすじです♪
48話はおそらくコミック9巻に収録されると思います。
椿町ロンリープラネット9巻48話のあらすじ【ネタバレ注意】
ふみ
「いただきます」
ひとり家で食事をとるふみ。家の中に、自分がごはんを噛む男が響きます。
(この家って)
(こんなに静かだったっけ)
(先生)
(今頃 京都で何してるだろ)
1人でいるのは慣れていたはずなのに、どうやって過ごしていたのかもう思い出せません。
(恋ってホント)
(人を弱くもするんだな・・・)
ふみが沈んでいると、突然どこから「ジリリリリリリン!」という音が鳴り出します。どうやら音は居間の棚の中から鳴っているようです。
ふみがソッと棚を開けてみると、中にはなんと黒電話が。
(こんな所に電話・・・?)
(まさか・・・)
ふみはドキドキしながら電話に出ます。
「も」
「もしもし・・・」
悟郎の家
「いやー」
「いきなり呼びつけてごめんね」
「色々整理してたら収集つかなくなっちゃって」
「にしても暁がスマホ落とした時用に買っといた電話が」
「こんな形で役に立つなんてー」
電話をかけてきたは悟郎。部屋が散らかりすぎてどうにもできず、ふみへヘルプを頼んだようです。
「私でよければいつでもおっしゃってください」
ふみは快く部屋の片付けを手伝い始めます。
(わ)
部屋を片付けていると、1枚の写真が目に止まります。
「これって」
「もしかして・・・」
「ん?」
「暁だよ」
「中学の時の」
まだ幼い暁の写真を見て、ふみは目を輝かせます。
「その時からすでにモテててさ~」
当時のことを楽しそうに話し始める悟郎。しかし、ふみは微妙な気分になってしまいます。
「あの」
「先生って」
「今までどんな女性と付き合ってきたんですか」
「うーん」
「そうだなあ・・・」
悟郎によると、これまで暁は派手な子やお年上の子、純情な子や大人しい子と色んな女性と付き合ってきたようです。
「ま」
「今まで見た子の中で」
「ふみちゃんが一番若くて一番しっかりしてるかな」
悟郎の言葉に、ふみは表情を曇らせます。
「私は」
「全然しっかりなんか・・・」
夜
それから2人は片付けに励み、部屋はすっかり綺麗に。片付けが終わった時にはすでに夜になっていて、悟郎が外で食事をおごってくれることになります。
悟郎が連れてきてくれたのはインドカレーのお店。
「おいしい!!」
初めて食べたインドカレーの美味しさにふみは感激します。
「知ってた?」
「インドカレーのスパイスって」
「人を幸せにする成分が沢山含まれてるんだって」
「どう?」
「元気出た?」
そう言って微笑む悟郎。しかし、またふみの顔が曇ります。
ふみはうつむき、最近悩んでいることをポツポツと話し始めます。
「もし」
「私よりもしっかりして」
「私よりも先生にふさわしい人が現れたら」
「それでも先生は私を選んでくれるでしょうか」
「もしその人が先に先生に合っていたら」
「先生はきっとその人とうまくいっていたんじゃないでしょうか」
「・・・なんて」
「つまらない事ばかり考えてしまうんです」
ふみは、なぜ暁が自分を選んでくれたのか分からなくなってしまいます。
「例えば飴玉1つあげたとしても」
「ふみちゃんはきっととても喜んでくれるじゃん」
その時の状況を想像しながら、悟郎が楽しそうに語りだします。
「そのうちあげたこっちが嬉しくなるんだ」
「チープな言い方だけど」
「一緒にいて」
「たくさん幸せを感じることができるんだよね」
「ふみちゃんは」
悟郎は横目でジッとふみを見つめます。
「自信持ちな?」
「そ」
「うなんデスカネ・・・」
悟郎の言葉に、ふみは真っ赤になってモジモジ。あまりに真剣に言う悟郎を見て、ふみはドキドキしてしまいます。
帰り道
食事を終えて一緒に帰っていくふみと悟郎。ふみはもうすっかり元気を取り戻したようです。
「カレーとても美味しかったです」
「何だか悟郎さんとはカレーに縁がありますね」
「これからカレー食べるたび」
「悟郎さんのこと思い出しそうです」
「ふふ」
「何だかもう元気が出てきました」
「やーさすがにそれは早すぎ・・・」
「と」
「まつ毛」
悟郎はふみのほっぺたにまつ毛がついていることに気づき、そっと取り除きます。
「あ・・・」
「ありがとうございます」
ふみは、また真っ赤な子でキョドりまくります。
そんなふみのほっぺたに、再びが手をやる悟郎。ふみの正面から悟郎の顔が近づいてきます。
「悟郎さ・・・」
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