花とゆめ2016年18号の暁のヨナ128話のあらすじと感想です♪
128話はおそらくコミック22巻に収録。22巻の発売日は12月20日です。
暁のヨナ22巻128話のあらすじ【ネタバレ注意】
タオ姫の私邸
真国が高華国の属国になることを望むというタオ姫。唖然とするヨナ達に、タオ姫がその真意を語ります。
「・・・高華国のスウォン王は・・・」
「先日の斉国との戦いに勝利し」
「その前には南戎の金州を制圧し」
「北戎のリ・ハザラ軍をも破っています」
「スウォン王が次に狙うのは」
「どこだと思いますか?」
「・・・真国だな」
タオ姫の問いに答えるハク。
これはヨナ達も薄々感じていたこと。スウォンは斉国と真国のどちらも抑え、どこからも侵略されることのない強い高華国を作ろうとしているように思われます。
タオ姫の姉・コウレン姫は真国に強い誇りを持っていて、他国に蹂躙されるぐらいなら、たとえ死んでも先に総攻撃をかけると言うタオ姫。しかし、軍事力では明らかに高華国には敵わず、タオ姫は多くの民が犠牲になるのを見ていられません。
タオ姫は、ヨナ達にスウォンの人柄について訊ねますが・・・
「あの王が何を考えてるかなんて」
「知らねえよ」
ハクが投げやりな態度で答で、その場に気まずい雰囲気が漂います。
食事
ここで一旦タオ姫がヨナ達に食事を振る舞ってくれることに。並べられたご馳走に四龍たちはかぶりつきますが、ヨナだけはなぜか手をつけようとしません。
昨日から体が重く、お腹が痛いヨナ。トイレに行こうと立ち上がりますが・・・
足をつたって、ツーッと血が流れて落ちてきます。
(うそ・・・っ)
ヨナは真っ青になって、またすぐにその場に座り込みます。
「顔色悪いですよ?」
ヨナを心配し、顔を覗き込むハク。
「近寄らないでっ!!」
真っ赤になったヨナは、思わずハクの顔を突き飛ばしてしまいます。
みな、どうしたのか訳が分かりませんが、タオ姫だけが事情を察します。
「ヨナさんはお眠のお時間なのでお休みします!」
「皆さんはお食事続けてください!」
個室
代えの服を用意し、ベッドに寝せてくれるタオ姫。これまで男ばかりに囲まれ、誰にもそういう相談をできたなかったヨナは、何も言わなくても察してくれるタオ姫に心が安らぎます。
しかし、見ず知らずの自分達を、なぜタオ姫が信用して親切にしてくれるのか不思議がるヨナ。すると、タオ姫がその理由を説明し始めます。
クシビの砦では、自分の女官も誘拐され奴隷にされていたというタオ姫。女官が砦の劣悪な環境で、人としての心も折れかかった時、白いバケモノが現れ彼女を助けてくれます。
「その方はすぐに立ち去ったらしいのですが」
「見たこともないような白くて美しい姿で」
「天の使いではないかと思ったそうなんです」
嬉しそうに語るタオ姫。ヨナは、キジャの姿が思い浮かびます。タオ姫もキジャを一目見て、すぐに分かったようです。
「だから」
「あなた方にお会いしたと思った一番の理由は」
「彼女に変わってお礼を言う事だったのです」
夜
夜、少し落ち着いてきたヨナは、夜風に当たろうと部屋の外へ出ます。ヨナが真国の美しい景色を眺めていると、突然その目の前に黒い人影が。
「死ねっ」
「タオ姫!!」
ヨナに斬りかかってくる男。しかし、サッとハクが現れ、ヨナを抱きかかえ、その男を斬り捨てます。
ジッと目を合わせるハクとヨナ。しかし、何かを思い出したようにハクが後ずさりしていきます。
「近寄ってすみませんでした」
昼間のことを思い出し、イジケるハク。ヨナは誤解を解こうとしますが、そのヒマもなくまた別の男が襲ってきます。
しかし、今度は四龍達が現れ、サッと始末。
最初の男がタオ姫の名を叫んでいたのを聞いたヨナは、タオ姫が狙われているのを察します。
「タオ姫はどこ・・・!?」
「タオ姫が危ない・・・!!」
コメント